大学生と名画その12「お熱いのがお好き」 (1959年)
「お熱いのがお好き」 (1959年)
こんにちは。過去イチ興奮している俺です。今回の名画は「お熱いのがお好き」
めためたいい映画っていうか好きな映画でした。その2かな?でみた「アパートの鍵貸します」の監督と主演の方が出ている映画。この作品のほうが前ですが。
ofsp0604-oto363.hatenablog.com
どうやら「ロマコメ」というらしいですが、やっぱりおもしろいと恋が一番です!なんつってもラストが良いですね。
毎日楽しすぎてやばいです。なかなかリストにある映画が配信サービスで見れなくて一気に4つくらい飛ばしていてルール違反なきがして心が勝手に痛くなっていますが。
リストによると
ジャンル:ワッハハ
監督:ビリー・ワイルダー
主演:ジャック・レモン/マリリン・モンロー/トニー・カーティス
コメント: マリリン・モンローを見る。ジャック・レモンというすごい芸人も覚える。ワイルダー監督の魔術に惚れる。ご贔屓の役者や監督を作ると、君の映画の幅が広がる。(カンカンリストより)
はい。了解しました。見ながら思ったんですが、「ビリー・ワイルダー」監督と「ジャック・レモン」が大好きです。これまで好きな映画監督や、俳優って別にいないし、割と気にもしてなかったんですが、やっとご贔屓の役者や監督ができました。このリストの映画をあらかた見たら、彼らの作品を片っ端からみたいです。それくらい大好き。大大好き。です。
これぞコメディ映画!女装した二人の男の珍道中に抱腹絶倒!
禁酒時代。二人のバンドマン・ジョーとジェリーが殺人現場を目撃した。犯人一味に追われる二人は、女装して名前を変え、女性オーケストラに紛れ込み、マイアミ演奏旅行に出発。ジョーは、オーケストラの一員・シュガーに心惹かれるのだが...。
ビリー・ワイルダーとI・A・Lダイヤモンドの黄金コンビが脚本。センスは抜群で、今でも全く色褪せない。コミカルなキャラを演じるモンローがあまりにもキュート!
はい!このようなあらすじとなってます!!!禁酒の時代もあったんですねえ。バッチバチにコメディ映画です。さすがジャンル:ワッハハ。セリフもボケも超面白くて、ずっと笑えました。ジャック・レモンはアメリカ最高峰の喜劇俳優って言われていたらしいですよ(ウィキペディア)いやあ知ることができてよかった。
もう死んでるっつーのwwとかツッコみたくたくなった人、あなたご自分のインターネット適正があるかどうか見つめ直してくださいね。むやみに人を傷つけちゃだめ!
そしてマリリン・モンローが気が狂いそうになるくらい可愛かったです!「I wanna be loved by you」もこの映画が元ネタだったんですね!もうそれおっぱいじゃんっていうドレスを着て歌ってました。えへへ。
どんな映画?
コメディってこうでなきゃ!!って思った映画です。アホな主人公と設定とエロくてちょっとバカで可愛い女!これで満ち足りています。それなのに私達は資源や領土を求め、ミサイルや戦闘機、核爆弾、ウイルステロまで、なんと欲深い生き物なんでしょう。
エロ・笑い・スリルこの3つで良いんですね。最高です。上田慎一郎監督って和製ビリー・ワイルダーなのでは?って思いました。Twitterの投稿文にこれ入れて本人に見てもらうしかねえな。とにかくそう。この3つがありゃなんでもいけます。少なくとも俺はそう。
映画見て勉強しろ。って何度か聞いたことがありまして、ある程度みるし何が勉強になるんだろうって思っていましたが、やっと理解できました。映画を見ると勉強になります。この作品もあと3度ほど見返してどこが優れているのか、語り合いたいくらいです。滝藤賢一とね。
好きなところ
全部です!なので見てください!とりあえず好きなの3つほど挙げさせていただきます!
そりゃそうですよね。ご贔屓の役者ですから。今回の主人公は二人なんですが、キャラもそれぞれたっていてステキです。そして今回のジャック・レモンの好きなところは笑う演技。っていうか笑い方ですね。神経質でマイナス思考なのに、狂気があるんです。それを完璧に演じきっていて、あの独特な笑い方なんかもう最高です。見て。俺の推しを見て。
ヨットの二人とダンスホールの二人
このシーンは大好きです。当初はジェリー(ジャック扮する)のほうがシュガー(マリリン・モンロー)を好きだったんですが、億万長者のジジイに女装姿にもかかわらず惚れられてしまいます。そのジジイに気を取られている間にもう片方の主人公ジョー(トニー・カーティス)がシュガーと急接近します。
ジェリーはなんだかんだジョーの尻に敷かれているので、シュガーを譲るんですね。ってか脅されるんですが。で、色々あって、億万長者のジジイのヨットでシュガーとジョーがデートをし、ジェリーとジジイは社交ダンスデートをすることになります。
でその2つの状況をクロスカッティングで見せます。これが超面白くて。ヨットがお熱くなれば、ダンスホールの二人もどんどん熱くなっていくんです。そして帰ってくる頃にはダンスの二人のほうが灼熱なんですよね。マジ笑いました。一つ一つのセリフやカットがほんとすごく笑えます。必見!
あとラスト!!!!!!THE・ENDって出た時、久しぶりに悶ました。のたうち回ってましたね。スマホ抱きしめて。前のたうち回ったのはナイツ塙さんの著書を読んだときです。こんな良いラストいつぶりでしょうか!イージーライダーよりは良いラストです。とにかく笑えるし、キュンキュンするし、最高のラスト!!
最後のセリフは「well,nobody perfect!」。超良かったー。こんな昔から女装というかそういうジェンダー的なものにも触れていたんですねえ。俺もいつかこのセリフで終わるもの作りてー。
まとめ
ほんとあっという間に見終わっちゃいました。結構長い映画だと、途中止めてゲーム挟んだり、本読んだり、テレビつけたりしちゃうんですが、この映画に関しては納豆トーストを作る工程以外なにも挟んでないですから。そのレベルでおもしろいんですよ。
で、駅馬車でもそうでしたが、この映画もどの登場人物も魅力的でした。オーケストラの女子たちは女子校ものギャグ漫画みたいで騒がしいし、ちっこいウエイトレスも良い、みんなステキでおもしろい。コメディだと何でもありなのでこの点に関してはやりやすいですね。
まずゴリゴリの男が列車に乗る時点でオーケストラのマネージャーが「本物のレディが来たな」とか言ってたし。それが成立する世界。そりゃなんでもアリですよ。ステキだと思いません?これがフィクションの良さですよね!!いやあ毎日が楽しいぜ!!!!