とびひざげり

駄文、愚文

【映画レビュー】『映画大好きポンポさん』 ジーンにケツを叩かれた

『映画大好きポンポさん』

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コレ自室じゃなくて、写真撮ってくださいスペースです

 

 

 


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『映画大好きポンポさん』の公開日は私の誕生日。

運命を感じて、朝早いチケットを買いましたが、上映時刻に目が覚めて萎えました。

3000円を投資した『映画大好きポンポさん』、めちゃくちゃ面白かった。全然想像と違いました。

 

最近ちょっと忙しく今までの映画ブログのように、グダグダムダなこと書けないのでサクッとメモっておきます。

 

主な感想

ハリウッドが舞台なだけあって、大味というか、オーバーと言うか味付けが濃いというか。洋画コメディを見ているような感覚もありました。

 

アバン至上主義な私ですが、本作のOPテーマ風のアバンはあんまり好きじゃないテイストです。でもまあ良しです。ワクワクしたのはありますが、原作も読んでおらず前情報も何も見てなかったので面食らいましたね。

カットのつなぎ方も斬新というか劇場アニメらしくないというか。これも洋画っぽさもありつつ、TVアニメのようなつなぎもあって、ちょっと困惑しました。

 

最近は同じ映画ばっかり繰り返し見ていたので、未鑑賞の作品を見る感覚にぶらんくがあったりもして乗り切れない感じがありましたが、順応してからは尻上がりに面白く、ジーンよろしくのめり込むようになりましたね。

その要因としては、バトル少年漫画みたいな演出です。かっこいいところをしっかりとかっこよく見せるんですね。主人公の能力を魅せるシーンもそう。いいシーンが取れた時に、主人公に電流が走ったりとか。

少年漫画みたいな、というより少年漫画を見ている我々オタクが、かっこよすぎて体に電流は走ったりするじゃないですか、あれです。いいシーンや、俳優の最高の演技を見た主人公が、「うおおおお」と震えたり。けれん味のある演出が刺さるお年頃なのでそこで気持ちがノリました。

 

主人公の映画撮影が驚くほどスムーズに、そして才能をいかんなく発揮し良いものがとれるんですよ。キャストやスタッフとの関係も良好。まさに理想の映画撮影。

この時点で、この作品は映画を撮影するところを1番のメインにしたいわけじゃないんだな、と理解。

そして本番である、「エディット」作業が始まります。この映画はあくまでジーンが主人公なので、映画監督の大事なお仕事である「編集」にフォーカスするんですね。

多分実際には、編集スタッフや監督がいたり、アニメなんかだと脚本の他に絵コンテがあるのである程度は流れがありますが、撮った素材を切り貼りするのも監督の仕事であり、めちゃくちゃ重要な仕事です。

 

なんせ何百時間もの素材があるから(劇中映画は72時間)、それを「切る」作業が1番手間がかかるし、切り方、つなぎ方でテンポも、印象も全て変わります。そこがこの映画の本番で、「取捨選択」がテーマなのかな?と。

 

映画のバイブスとテーマを掴んでからはもう夢中になって最後まで楽しめましたね。かっこいいもの、自分がこれだ! と思うものを見た時の主人公の反応がやっぱり良い。なぜなら凄く共感できるし、本気度が良い。フィルム外でのジーンが映画にかけてきた時間や思いが、コミカルに伝わってくるのが良いです。

 

そしてあのヒロインの底抜けた明るさが今っぽくなくて良い。

序盤にジーンが、水たまりを元気よく掛けていくヒロインを見て「いい画だ」と言いますが、確かにいい画ではあります。しかしその後に、ヒロインのエピソードになり、オーディション30連敗、女優の夢をみんなにバカにされたけど、私は諦めない! 雨もやんでこんなにいい天気なんだもん! 水たまりに飛び込んじゃえ!

 

っていう境遇やキャラクターをみせてからもう一度、そのシーンに戻るんですが、それで「ほんまにいい画やなあ!」ってなるんですよね。良いエディットでした。時間軸も自由に入れ替えていたのでそこも映画っぽかったですね。アニメではSFものいがいは時系列あんまりくずれないですからね。

 

最近は暗い映画やシリアスなSFなどをよく見ていたので、この単純なヒロインの設定が気持ちよくて胸がスッキリしました。元気で明るくて素直でめげない! しかも宮崎ヒロインとはまたちがう方向の、今っぽい清廉さがあるというか。素敵でした。

 

言いたいこと

パンフレットまだ全部読んでないんですけど、監督もちらっと言ってましたね。

マイノリティがマジョリティに一矢報いることをテーマに作ってみたかった。マイノリティの肯定、そういう選択をした人、選択できずに一歩踏み出せない人を応援するようなモノみたいな感じでしょうか。

 

劇中でも、敏腕プロデューサーであるポンポさんが割と冴えないジーンを助手として受け入れています。そこでジーンは「どうしてもっと学歴があって、仕事ができるやつをえらばなかったんですか?」と尋ねると、

 

ポンポさんは

 

ダントツで、ジーンが目が死んでいた。目が輝いているやつは学生時代や今までの人生が充実しており、満たされている。満たされているやつは、感受性がどうしても浅くなる傾向にあり、物事を深く追求したりしない。ものを作るやつっていうのはネガティブなパワーがあるからこそもがくし、面白いものを生みだせる。だから映画しか見てこなかったてめえを選んだ!

 

と言います。ようするに、そこそこ頭も顔も世間体も良くてスルスルッと人生やってこれた人たちよりも、多少は陰鬱さがあったほうがものづくり向いてるよ、みたいなことなんだと思います。陰キャ肯定ですよ。

 

これはありがたいことですよね。私もダラダラこんな文章を書く日々です。もちろん幸せですし、なんの文句もありません。でも世の大学生や、大人の方々は女遊びや友人との旅行、お酒を飲んで暴れたり、みたいなエピソードの方がやはり楽しそうだと思ってしまうし、なんだかんだ「そういうことができない人の楽しみ方」だと捉えてしまう。

 

例えば親戚の男の子とか、バイト先の大学生に最近何してるの~?って聞いて、友達と飲みにばっかいって~! と聞くと学生っぽいね~と盛り上がる。反して、友人との誘いよりも自分の好きな映画や本を読み漁っています。そもそも友人っていう定義があやふやで、大学で声を掛け合うくらいの間柄を果たして友人と呼んで良いのかどうか~

などと言い出したら「(苦笑い)」でしょ?そのなんか、陰と陽の種類分けみたいことを取り上げているわけであり、何か作るっていうことに関してはそういう気質のほうが向いていることもあるよということです。

 

でもこのセリフ結構苦しいというか、違和感を感じました。陰キャの手放しの肯定になってしまうと、そこにあぐらをかく人もいるよなあと。

 

私のような卑屈な人間は、そうやって太陽燦々照りつけている中を、やれサークルだ、合宿だ、部活だ、セックスだなんて言ってなんだかんだ社会に出て働いて、みたいな人を羨望すると同時に少なからず敵意なんかも持っているわけです。ポンポさんのあのセリフを、やっぱり陽キャは浅い人間、何も考えてない奴らだ!みたいに受け取ってしまうマイノリティもやはりいるんですよね。

 

ジーンは、たとえ人から羨ましがられるような性格や生活をしていないかもしれないけれど、自分が命をかけて、孤独になってまでできるものを持っていて実際に、好きとか抜きに、これでしか生きられないから続けているし、時間も掛けているし努力もしているんですが、

 

オレにはなにもない! ってなるか、オレはこのままで良いんだ! 

ってなっちゃうと危険だなと思ったんですよ。

 

でも後半パートの「エディット」の部分に、その回答が描かれていたかと思います。

主人公が膨大な映画の素材から、切って切って切りまくるんですよ。初めての監督作品でみんなで楽しく撮った思い出を、客観視していらないものは即刻切り捨てていく。

それがお仕事であり、モノを作ることだし、監督であって、生活していくことなんですよ。

 

主人公が撮影している映画も、孤独な指揮者の話。音楽と色んなものを天秤にかけ、音楽以外を全て切り捨ててきた男の話。そのせいで、家族も友人も、音楽までも一度は失うけれど、少女と出会って感情を取り戻す。

それでも最終的には音楽と孤独を選択する、という結末です。そしてその映画を作っているジーンも、いろんなものを切り捨てて映画以外何も残ってないわけです。それに気づいたジーンは、自分も指揮者の男のように友達も楽しいことも全部切って生きてきた、生きることって選択するだけじゃなくて、何かを捨ててるんだな、ということに気づく。そして映画と孤独をやっぱり選択するんですね。

 

なのでテーマは、選択とその結果の孤独、それでも何を得たいかということでした。

そして単純なオタク肯定、陰キャ応援ではなかったです。

 

めちゃくちゃ厳しい教えですよ。お前ら陰キャが選んだのは、茨の道だぞと。結局オタクたちも自分の苦手なものをから逃げて、楽な選択をしているかもしれない。辛いことを捨てて生きてきたかもしれない。その代わり、孤独を選択したからにはネガティブや苦しみを何かに昇華させないと行けないぞ、しかもその作業ってこんなに過酷なんだっていうのをジーンと指揮者の男で表現されていました。

 

そのネガティブを棚に上げて、他人にあたってるようじゃお前ら終わるよ? 本気でやらないとただ人として腐っていくぞ? と全然そんなこと言ってないんですけど、ネガティブ陰キャマイノリティな私はそう捉えてしまうという。

 

なので応援というか強めの叱咤激励。一般的と言われるメジャーな生き方ができないならできないなりの楽しみと、マイナーにしかできないことはあるが、楽な選択なんて元からないよ。とケツを叩かれた感じです。

 

なので想像していた、映画のパロディなどをふんだんにいれながら、制作の苦楽を描くという方向とずれていたわけですね。ハウツーではなく、「モノづくり論」として1意見を投じる、というか。

 

もちろん登場人物の名前や壁に貼ってあるポスターなど、映画好きにアピールするところもあったし、ギャグやユーモアもアニメと実写をミックスさせたような感じで面白かったです。

ポンポさんが、夢と狂気の世界へようこそ!的な事を言ってましたが、あの映画のパロディセリフでしょうか。最後銀行がアニメ会社に融資する時に、すごい駆け引きをするんですが、鈴木敏夫さんのお話を聞くとほんと配給とか宣伝の話は面白い。ああいうレベルの小話がたくさんありますよね。

普通に長文になってしまいましたが、ブログくらいはだらだら書かせていただきたいと思っております。

5月の振り返り

今週のお題「わたしのプレイリスト」

 

BiSH

  • ロック

 

私のプレイリストって、言う割にはちょっと貼り付ける方法が曖昧なのでiTunesを貼って見ました。

 

今はiTunesでいうには、「ロック」アーティストのBiSHを聞いています。数曲お気に入りがありましてですね。きっかけは令和最強アニメの『ゴジラSP』のOP曲を歌っているからです。ここからまた他の自分のオキニをほっていく作業に入ります。

 

これがまた楽しいですよね。今はほんとにいい時代。最高です。

CDやMDをお小遣いで買って好きなアーティストを見つけていく、みたいな世代とは1世代違かったので、初めて音楽にハマったときは、ツタヤに通いCDをレンタル、ソニーの音楽聞くやーつにDLの繰り返しでした。

その後はスマートフォンに取って代わったんですが。

 

BiSH中学時代に聞きたかったです。なんだかんだ国内外のロックや青春パンク的なものを中心に聞いていたので、既聴感がどうしてもあるんですよね。BiSHの曲はどれも私好みですし、かっこいいですが、あの時聞いてたあのバンドの曲に似てるなあとも少し思う、みたいな。もし中学生の頃にBiSHがいたら、理性崩壊するほど好きになっていたと思います。今でも好きなので。

 

とはいえ、アイドルっていうカテゴリに彼女たちが存在しているのが良いですよね。ほんとに音楽好きな方は、一応流行っている曲やアーティストには敏感なはずなので、自然とBiSHはチェックすると思うんですけど、Jポップやアイドル系の曲を好む人達はロックやパンク手を出しにくいじゃないですか。

 

メディアで特殊なアイドルっていう扱われ方をするとアイドル好きの何割か、一聴してみよう!という気にるはず。そこに割と王道なロックチューンや、アイドル感のある詩を残したアップテンポな曲、コアなメタルチックな曲がガツンとくるので、最高の音楽体験だろうな~と思います。BiSHはビジュアルもみんな良いんですよね。私はアユニDとリンリンが好きです。

 

みなさんもいい曲やアーティストが見つかったら良いですね。

 

 

5月の振り返り

たぶん4月の振り返りでだいたい5月のお話しちゃったと思うんですよね。見てみます。

 

 

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まああいも変わらずダラダラと書いてありましたね。良いと思います。

たっぷり吸収の5月でした。

 

やっと大学の図書館の偉大さを知った月でもありましたね。月ー土、朝九時から夜10時まで開館なので、日曜以外は毎日図書館行ってましたね。

オンライン授業も受けられるし、本も大量にあるし、涼しいし。割と仕事もはかどりました。

 

図書館にいると、ほんとに無知なのを実感できますね。本のタイトル1つとっても理解できないこともしばしば。残り少ない時間をすべて図書館での勉強に回したいと思いました。とか言いつつ、図書館にいくきっかけは都内の映画館が全部しまってたからなんですけどね。まさに不幸中の幸い。

 

図書館ではおもに、興味がある本を片っ端から借りて読んでます。便利な時代なもんで、貸出期間の延長なんかもインターネットでささっとできちゃうんですよ。宮崎駿本を約一ヶ月延長している始末。誰も図書館で本借りたりしないのか、無限延長できるのがまた良いです。

 

あとはアニメや映画の歴史だったり、物理や化学系(SFにドハマリしています)の本だったり、物書き要請の本だったりを読んでは返し、読んでは返しの繰り返しの5月でした。もっと早くから、なんて言う前に、宮さんの本を読み終わらなければ。

 

 

 

そして私が毎日通っていると、パツキンのデカ細男も毎日のようにいるんですよ。GWも毎日いましたね。どうやら会計士的なものの資格取得のために昼夜勉強してました。あいつパツキンなのに偉いなあ、なんて思いながら、心のなかでおっつーなんて挨拶しながらそいつの前を通ってましたね(僕の定位置に行くには通らないといけない)。

 

他にも図書館って意外と色んな人がいるんですよ。1番疑問を抱いているのは、工事現場の黄色い蛍光テープがついたベストを羽織っている夫婦です。

 

現場夫妻とでも名付けましょうか。とにかく現場仕事に向かうベストと、高齢の女性特有の小さいキャリーケースみたいなのを持って、図書館内を闊歩してるんですよ。割とでかくて歴史ある図書館で、現役生以外ではOBや学内関係者なら入れるようなんですが、現場夫妻は一体何関係者なんでしょうか。彼らも校友なのか??

 

「図書館だから静かにしないと」などとつぶやきながら2人でずっと歩いている。たまに大きな窓とソファでゆったり読書できるスペースで鎮座していることもあります。開放厳禁なデカ窓を開けて、豪華客船クルーズ旅行よろしく風になびかれていることもしばしば。

 

図書館、いい場所です。

 

 

あとはアベマプライムっていうニュース番組にハマりましたね。You Tubeでダイジェスト版を放送していたりするのであなたもぜひご覧ください。

 

平石アナがかっこよくて好きです。あと若新さん。ひろゆきさんも痛快ですが、たまに理論的すぎて柔軟に話せないところもありますよね。

 

ニュース見ながら、ブツブツつぶやいたりしてます。面白い。

 

 

お仕事も、一生懸命がんばりました。記事執筆から、インタビューの文字起こしなどなど、現在自分のライターとしての価値が「基本的に暇である」っていうところしか無いんですよ。

文章がうまいわけでもなければ、突出して詳しい分野もない。ただ時間だけはあるので、柔軟に急な仕事でも、できるだけ早い時間でこなす、というところしかセールスポイントがない。

 

なので編集の方々にたくさんお仕事を頂いて、ピャッと提出。むこうも割と手のかかる作業系の業務を片付けられますし、私も集中してやるので勉強になったりする、ギリ仕事として成り立っているんじゃないかなとは思います。とにかく今は時間だけがあるので、業務をこなして糧にしつつ、空いた時間は図書館で知識のインデックスを増やしていくほかありません。大海原に出る前にできる限りのことはやりたいタイプ。絶対にボスに負けない装備を作ってから、勝負に行くタイプです。

 

6月も引き続き楽しく、コツコツとおもしろいことを勉強していけたらなあと思います。映画館も、再開したので映画もいっぱい見たい!!!!

 

【随時更新】お仕事で書かせていただいた記事のまとめ!

僕たち世代で日常的に使っているSNSはインスタグラムなんですよね。私が書かせていただいた記事を友人らに読んでもらうには、Twitterよりもインスタグラムのほうが手っ取り早いんですよ。

 

複数URLを載せれるツールがあるので、インスタでも記事を読んでいただけるように「集」を書こうと思います。

 

未経験だった私に、企画記事を書かせていただいて、育成していただいて、企業さんや編集者の方には大変感謝をしております。まだまだ駆け出しではありますが、今後も色んな場所で勉強できたらと思っています。

 

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アイキャッチ画像用に人生で1番幸せだった写真を載せます。

 

 

 企画記事一覧

 

・映画『SLAM DUNK』内容を予想してみた!

 

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記念すべき初の記事です。無謀にも『SLAM DUNK』を選んで書いてしまうという、なんとも無責任な私。若さ故の過ちというものでした。ファンの多い作品や、注目されている作品について語る時、(どの作品でも大事ですが)はより表現や情報に注意して書かなければなりません。

とはいえ、ノリで楽しく書くのは楽しいものですが……

 

・『シン・エヴァンゲリオン劇場版』シンジになれなかった僕たち

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大きな媒体で、大好きなエヴァンゲリオンのことを書かせていただいて、そして多くの方に読んでいただけで中には感想をつぶやいてくださる方もいて大変うれしかったです。

映画でも音楽でも古典的なモノを楽しむ時に必ず陥るジレンマについてです。当時、中学生で『エヴァンゲリオン』に触れ合った人たちは、主人公に自分を重ねてぶじ物語を終えることができたのですが、私達若者はどうだったのか。

この気持は、これからも抱いていくもだと思います。

 

 

 

 

・『チェンソーマン』アニメ化楽しみ記事

 

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話題の漫画である藤本タツキ氏の『チェンソーマン』がアニメ化決定しましたね。それを記念して、どういう漫画であるか、登場人物や設定の紹介などをさせていただいた記事です。

続編の連載もとても楽しみですね。

 

 

・『花咲くいろは』堂々完結! 四十万の女の人生論

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僕のバイブルの様な作品である『花咲くいろは』について長年の気持ちを綴らせていただきました。ストレートに作品の魅力であったり、テーマについて書きました。

 

主人公の一生懸命さと、主人公一族の女性が気高くて美しくてかっこいいんです。ナノライプさんの楽曲も最高。人生で一度は見てほしい作品となっています。

 

藤本透氏が書いた、『花咲くいろは いつか咲く場所』も最高の作品です。

 

 

 

・前代未聞の衝撃作『JUNKHEAD』

 

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巷で話題のストップモーションアニメ映画『JUNKHEAD』についての記事です。カルトムービー的な雰囲気や前評判ながら、アニメファンも満足の娯楽アニメ映画でした。

 

とにかくこだわり抜かれた、SF設定やアクションが痺れます!!

 

 

・『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』平成オタクのバイブル

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花いろと並び私を、立派なアニメオタクへと導いてくれた作品のレビューになっています。10周年の今だからこそ、振り返るべきオタクの歴史的名作!

 

現在でも、小説やコミカライズ派生作品が多く登場しており、今も昔もこれからも楽しめる作品になっています。

 

 

 

・『ゴジラSP』今最も熱い「ゴジラ」アニメ

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絶賛放送中のゴジラSPに登場する、数々の小ネタをまとめた記事です。

 

創りての遊び心に溢れた演出や作画の数々を紹介しております。

 

アニメ自体もめちゃくちゃ面白いのでぜひ。

 

※企画記事はこれからも随時こちらに載せていきます。よろしくおねがいします。

4月の振り返り

今週のお題「やる気が出ない」

 

人間やる気が出たり出なかったり、そういう繰り返しですよね。

昔このブログでも書いたことがありますが、私の場合体力的な話でなく、精神的なHPが(ヒットポイント)あるんですよね。

 

敵からの攻撃を受けたら減ったり、回復アイテムで増えたりするやつです。というよりはMP(マジックポイント)って言ったほうが良いかも知れないです。あれですね、敵に吸い取られたり、魔法を使ったら減るやつです。

 

とにかく、人に会う、しゃべる、朝起きる、とか全ての行動で、そういうなんらかのゲージを消費するんですよ。それが空になるとやる気が出な~い状態になるんですね。

 

で、厄介なのがゲームと違って、別に寝ても回復しないじゃないですか。何なら寝ることにもゲージを使いますよね。寝過ぎたら、一日無駄にした感覚があって、余計に体力減っちゃうし。

 

もちろん好きなことをしても疲れます。どんだけ楽しいことをしても、行動にはゲージ消費が伴うんですね。

 

でも好きなことって最強の魔法なんですよ。もちろんいくらかMPは消費しますけども、好きなことしたあとにゲージ回復するんですよね。

好きな映画見に言ったり、本屋に行って面白い本をゲットしたり、ゲージを使うが増やせる行動が、「好きなもの」なんですよね。

 

体力ゲージや魔法ゲージはほっといたらスグに空になります。なので、やらなければならないことにばかり囚われてゲージ管理がおろそかになっているとすぐガス欠になって、機数がだんだん減っていくんですよね。いかにゲージを絶やすこと無く、楽しいことをしていくかが大事です。

 

宿題してから遊びに行けって言われても、宿題する気力が無いんだからできないですよね。そういう時は、たっぷり遊んでからゲージを回復して、宿題したほうが絶対に良い!

 

暑くなってきてまたやる気が下がりぎみですが、ゲージ管理大切に!

 


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日本で1番ゲージ管理がうまい人達の動画を置いておきますね。

 

 

4月の振り返り

 

どうですか。はてなブロガーらしく、お題に投稿してみました。たまにはこういうのもいいですね。一週間に一回これやろうと思います。

 

さて今回は4月の振り返り。もう忘れましたよ。一瞬すぎて。前の記事を振り返ります。

 

 

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どうやら3月や4月頭の僕は、ゲージ回復真っ最中だった模様。

 

アニメとゲームの話しかしておりません。

 

一転ですね、4月はかなり頑張りました。大学生活も最後ということで、授業も始まり、久しぶりにあう外界の人にビクビクしながら過ごしておりました。今は慣れちゃったんですけどね。

 

ライター業も結構頑張りましたね。5月頭に4記事くらい掲載されたかな。貼っときますね。

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だいぶ慣れてきましたね。なんか方向性も見えてきまして、そういうのに気づけた4月でもありました。

 

 

自分の長所をやっとこさ理解する

やっと長所らしい長所を発見。

 

それは「愚直さ」でした。

 

最近までこのブログで毎日ゴジラを見るっていう謎のSMプレイをしていたんですが、あれって『ゴジラSP』という作品に感化されゴジラ東宝特撮を学びたいと思ったのがきっかけで始めたんですよね。

 

前々からゴジラに興味はあったものの、ホント一部しか見たことがなかったので、書籍を読んだりしている内に、東宝特撮みたくない、自粛GWだからということでやりました。

 

この前のコロナ自粛では、100日間映画見てレビュー書きましたし、ブログ自体も長い間運営してますし、思い返してみれば、これやりたいなあ、とかやってたほうがいいなあって思ったことやり続けるのは割と得意なんですよね。

 

受験勉強も、付き合ってくれてた先生を過労死させるつもり?って他の教師に言われるくらいやり込みました。

 

やり込むと言えばゲームもそう。小さい頃からゲーム好きだったんですけど、やりこみゲームの登竜門である、『ロックマン』シリーズだったり『モンハン』シリーズ、そしてやり込んだだけ、勝ちの快感が味わえる格闘ゲーム(鉄拳、スト、スマブラ)などやりこみましたよ。

 

友達やインターネット対戦で勝つために、一日中コンボ練習をしたり、グーグルで「ドラグノフ 立ち回り」とか検索しまくってたり。

 

もともと、できる限りは突き詰めたいっていう変態気質が自分にはあって、それにうまくハマったコンテンツ、ゲーム、勉強、書くという行為で真価を発揮したと言うような感じでした。

 

 

私は小さい頃から運動をする習慣がなく、小学生時代は本当に運動が苦手で嫌になりました。中学生でやっと基礎的な運動ができる体力や体の使い方みたいなものをなんとなく掴み、そこからは体育とかでそこそこ活躍できるように、色々工夫しましたね。

 

小さい頃から運動している人とはやっぱり体の構造がどうしても違うので、インターネットでコツを調べたり、とにかく知識や体の使い方みたいなものを見て、運動神経が悪いなりに、運動を常にしてきた人たちと渡り合えるようにしたいなって思ってました。

 

とくにバスケットなんかは好きだったので、よく練習しましたね。昔は、もし自分が小さい頃から運動していたらとんでもない人になったのかも、なんてうぬぼれてた時期がアリましたが、もしそうだとしたらここまで工夫したり、調べたりしなかったと思います。

 

 

そして現在に戻りますが、アニメや映画、いろんな創作を知りたい、語りたいという思いに突き動かされ孤独な日々を過ごしたりしてるわけです。

 

そう言えば嬉しいことがありまして、最近友人が家に来てもいいか?と言ってくれました、友だちが少ない私は嬉しいんですが、ゴジラ映画を見なければいけない(勝手に決めた)ので渋々断ることに。

 

どうしても、自分の突き詰め活動を最優先してしまうんですよね。こっちのほうが特なんじゃあないかって思ってしまう。

 

それで、その子には素直に行ったんですよ。自分の趣味を優先したい~みたいなことをね。こんなんだから友達できないんだけど、みたいな自虐をいれつつ。

 

割とすっと受け入れてくれて、おっけーみたいな、それは良いことやろ、ほな、またーみたいに言ってくれて。

 

彼の気持ちはわかりませんよ。「そりゃそうじゃw」って距離をとったかも知れないんですが、久しぶりに、たしかにおれは友達少ないけど、こうやって突き詰めてても別にいいんだよな~と。

 

僕自身がそれで満足してるなら、他人はなんとも思ってないか、って感じましたね。もはやこれ5月の振り返りですけどね。

 

そんなこんなで、今もゲームをプレイしたり、アニメ見たり、文章書いたりしてますが、「確実に為になる」この経験が活きる方向に人生の舵を切ればいい話か、と思っての行動です。

 

単純に好きだけでは、続かないですよ。これが役に立つな、役に立つようなことすればいいかっていう計算の元動いている。

 

昔は自分の性質に気づいてなかったんですが、かなり計算高くて、損得勘定で動く人間です。言い方を変えれば、そうやって冷たく割り切れる人間ということでもある。でもその反面、未だにアニメや漫画で感動できたり、好奇心に脳みその計算が追いつかずに行動しちゃうこともある、そういう人間です。

 

そういうところは好きですね。ほら、機械と人間のハーフみたいでかっこいいじゃないですか。第六感持ちのAIみたいなね(笑)

 

 

そのうえ、自分に利益があるなって思った方向になら、惜しまずに努力することができる、しているというのが新しい長所です。

損得で動いてしまう自分が嫌ではあります、そういう人は嫌われる。見抜かれればですけど。幸い私は外面が良いので、アレですが高校の時の恩師には、「お前は無駄なこと、献身的なバカっぽい行動も混ぜるべきだ」って言われました。その時は、「なんだそれ?」ってわかんなかったんですけど、彼にはバレていたんだと思います。

 

生きる上でのそういう賢さが、下品に、狡猾に見えてしまうと。素でそういう部分を観せてしまったんだと思います。反省。これからは多分隠していくのかな(笑)

 

わかんないですが、私の長所はその愚直さ、素直さです。これは武器にできますね。

 

 

当面の方向性も決まる

これは、今いるとこでの記事の書き方とか、もそうですけど。

アニメ等のエンタメを、フレームで捉える練習をしようと思います。

おもしろい、可愛い、だけじゃない理解や踏み込み方を肌で理解してきたと思います。なのでこれから私がやるべきは、

「こういう目線で見ると面白い」

を深く、面白く表現することです。

作品の面白がり方を広げるということですね。ストーリーや絵に囚われず、いろんな方面から触れて、それによってどんな楽しみが、どんな得があるのか、

これをすっと表現できるようにすることが目標です。

 

これも自分の人生にとって、役に立ちそうだし、何よりそうやったほうが良いんですよ。

 

わざわざ二十歳超えてアニメーションみてるんだから、高尚な楽しみ方しましょうよ!!みたいなね。

 

また来月自由にダラダラ書くのが楽しみです。

【GW映画レビュー ラスト】きらめきを探せ!! 『ソウルフルワールド』

【GW映画レビュー ラスト】きらめきを探せ!! 『ソウルフルワールド』

 

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ピクサー

 

今回の自粛大型連休を「ゴジラウィーク」と称し、12のゴジラ作品を毎日鑑賞してきました。ゴジラの書籍なんかもかじりながら、解説の動画なんかも観ながら、ゴジラに肉薄してきた2週間。

いやあ楽しかったですね。

そんなゴジラウィークを締めくくる作品が、ディズニー・ピクサーの『ソウルフル・ワールド』です。

 

東宝の「と」の字も、特撮の「と」の字もありません。

実はこの作品、去年の12月頃でしたかね??コロナによって延期されて、個人的には影が薄い印象でした。

 

インサイド・ヘッドはなぜか母親とデートで観たんですが、似たような感じかと思ってました。ですが割とSNS上で私が尊敬している方々からの評判が良く、「オールタイム・ベスト」級との声も見かけたので、これは観るしか無いと思ってから半年以上。

 

どうしても観たい作品だったので、このGWに無理やりねじ込むことにしました。

 

いやあ、よかったです。ピクサーのストレートなメッセージって説教臭さがまったくないんですよね。

 

めちゃくちゃ面白かったです。詳細はまた後で。

 

 

あらすじ

生まれる前の世界・・・そこは新しいソウル<魂>が地上へと行く前、どんな個性や才能、興味を持つのか、決める場所。何百年もクラス”こじらせ”ソウル・22番。彼女は自分のやりたいことや好きなことを見つけられず、「人間に生まれたくない」とずっと思っていた。そんなある日、ニューヨークでジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師・ジョーがソウルの世界に迷い込む。元の世界に戻り夢を叶えたいジョーと、彼に協力することになった22番。奇跡の大冒険を繰り広げる二人が 、最後に見つけた<人生のきらめき>とは…?

 

(ディズニー+)

 

 

どんな映画?

生きろ。でも生きねば。でもない

生きるってなんだろうね~?

 

な映画です。人生です。ディズニー映画でありがちな構造として、主人公がいて、バディもしくはメンターがいて、成長するというものがありますが(シンバとティモン達、ダンボと虫とかね、マーリンとドリーも)、今回のジョーと22番は、お互いにバディでありメンターであるパターンでした。

 

二度美味しいですよ。二人の掛け合いも、活躍も、支え合うのも楽しめる。いい映画でしたね。

 

そしてなぜ、ピクサーの映画は説教臭く無いのかという話なんですけど。

 

設定として、登場人物が作り手のテーマを、探して獲得するという構造になっているのがまず1つ。

誰かから教わるんじゃなくて、行動して自分で勝ち取っていきますよね。今回はジョーが22番と接することによって、「生きる」ということを見つめ直し、自分で答えを作りだしました。

 

なので感情移入もしやすいし、物語の中で自分で能動的にテーマを探求させる仕組みになっているので、どんなにストレートなことでもグッと来てしまいます。

 

そしてもう1つは、ユーモアやギャグです。笑わせたり、ワクワクさせるのが非常に上手いですよね。人種とか年齢を問わずに、クスっとさせたり、キャラクターが失敗したり、活躍するところでワクワクさせてくれるんですよ。

 

そういうユーモアで観客との外堀をしっかり埋めてから、核心に誘っていく。懐柔するのが上手なんです。だから、いつもより優しい気持ちになるし、柔らかい感性になる。

 

そこで、普遍的でかつタイムリーなテーマが深く刺さるわけですね。これがディズニーのやり方よ!!!!にくいね!!

 

好きなところ

 

もちろん22番役川栄李奈さんですよ。

 

あの『僕たちがやりました』のときから、エッチで演技上手いなあと思っていましたが、やっぱり凄い。声もかわいいし、顔もかわいいし、演技も上手い。私の推し女優さんの一人です。(上白石姉妹と森七菜さんと川栄李奈さんです。マジで上手)

 

生まれる前の魂は、メンターと呼ばれる、天寿を全うし、天国に行く前の魂と交流して、生きる準備をするんですけど、この22番という魂は、なかなか人間界に生きたがらない。まるでモラトリアムで進路に迷う高校生や大学生のようです。

 

彼女はマザー・テレサガンジーなど様々な偉人から人間界の話やいろんな思想を何千年とかけて教えてもらっています。なので知性に溢れていてすっごく面白いんですよね。

 

ようするに頭でっかちで行動を起こさないんですけど、割と面白いやつなんですよ。でも自分を否定ばかりして、許そうとしない。だから生きる準備ができず、生きれないと勘違いして人間界に行けない魂なんですね。

 

そんな彼女が活躍し、徐々に生きることを理解していくのが痛快で面白いんですよ。ユーモアも良い!!!最高です。

 

 

 

まとめ

劇中では「きらめき」というのがキーワードになっています。人の人生の中できらめいているものはなにか?ということです。

 

その定義を主人公たちがしていくんですよ。生きる意味なんじゃないか??とか生きがいなんじゃないか??とか。

 

なのでぜひDVDとかで借りてですね、一緒にきらめきを探してみてください。僕は彼らと一緒にきらめきを見つけました。ですがここで文章で綴ってしまうと、説教臭くなってしまうし、固定観念が出来上がってしまうかもしれません。

 

せっかくピクサーのうまいやり方があるのでぜひ、自分のきらめきを探してみてくださいませ。

 

明日も楽しく生きましょう。

【GW映画レビュー その12】 現実vs虚構  『シン・ゴジラ』

 現実vs虚構  『シン・ゴジラ

 

 

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最高峰の映画でした

 

 

 

 

ゴジラシリーズの中で一番凄い映画だと思います。好きなのはメカゴジなんですが。

 

というよりも、邦画の中での傑作と言うべきかもしれません。私はゴジラシリーズ、ド素人ですけども、ゴジラ映画と果たして呼べるんですかこれは。

 

全く毛色が違う。ゴジラが登場しているので形式的には、ゴジラシリーズと言えるんでしょうけど、ちょっとやりたいことが別物すぎるでしょうこれは。

 

とにかくすごかった。私はDVDや地上波放送含めて、今回見るのが3回目か、4回目だと思うんですけど、やっと『シン・ゴジラ』を体験する事ができたと思います。当時高校生成り立てくらいだったと思うんですけど、

 

ゴジラの熱線が今までと違ってかっこいい」

 

程度の感想しか無かった。

でもなんですかこれは。鬱映画って言葉は大嫌いなんですよ。どれだけ主人公がひどい目にあおうが、救いがなかろうがフィクションです。それで落ち込んで鬱になっていては、本末転倒でしょう。

 

でも『シン・ゴジラ』こそ鬱映画ですよ。厳しい現実をこれでもかと見せつけられる。それがよりによって、虚構と相対することで描かれるんですよ。一体現実vs現実だったらどうなるんですか。

 

そして最後はきちんと「虚構」になるのがまた酷い。残酷すぎる。

 

しかも残酷なほどに美しく、強いラストなのがまた意地悪です。ラストシーンで感動してしまう自分が愚かで仕方なかった。

ですがそれが「映画」であるし、人間でもあるんですよね。

 

『シン・エヴァンゲリオン』で碇ゲンドウが言った「現実と虚構を等しく信じる生き物」という言葉をより実感しました。それが希望的信頼であり絶望的信頼でもあるんです。

 

 

大まかな感想はこうでした。とにかく怖くて不安で、それでいて美しい虚構でありました。詳細は下記で。

 

ここまでだけでも読んでいただけたらありがたい。そして若者はもう一度『シン・ゴジラ』を見てほしいです。

 

 

 

あらすじ

東京湾・羽田沖—。
突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。

首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集されて緊急会議が開かれ、「崩落の原因は地震や海底火山」という意見が大勢を占める中、内閣官房副長官矢口蘭堂長谷川博己)だけが、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。内閣総理大臣補佐官赤坂秀樹竹野内豊)をはじめ、周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。

慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は鎌倉に上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。

政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。さらに米国国務省からは、女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン石原さとみ)が派遣されるなど、未曽有の脅威に対し、日本のみならず世界もその行方を注視し始める。

そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と、自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。
果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか?

 

シン・ゴジラ - 映画・映像|東宝WEB SITE

 

 

ゴジラシリーズのやりたいことと違う、というのは訂正します。

 

ゴジラシリーズで表現したかったことをやりすぎたんです。

 

技術も監督も、時代も、何もかもが『ゴジラ』をやるには行き過ぎていた。その結果が『シン・ゴジラ』だったのだと思います。

 

庵野監督は、行き過ぎるほどの『ゴジラ』の具現化を「恩返し」と語っていました。樋口のしんちゃんは、最高で最悪の悪夢を、と語っていました。

 

見事それに成功したわけですね。

 

私はこのブログで、初代ゴジラをリアルタイムで見た人は、どんなに怖い思いをしたか。

 

という話をしましたが、こんな気持だったんですね。

 

ゴジラはその都度時代に合わせて、様々なものを背負い、人間の前に現れた。そしてそのたびに”こんな思い”をさせてきたのだと思います。

 

そして今回は、ゴジラの背負った虚構があまりにもリアル過ぎました。それ故にいろんなものを露呈させたのだと思います。

 

いやー、まいったね。

 

どんな映画

壮大な訓練映画ですよね。

 

キャッチコピーである「現実(ニッポン)vs虚構(ゴジラ)」というのは読んで字の如く、虚構であるゴジラと現実的に戦うことで、日本の失敗や弱さ、不便さ、不条理さを見せるというもの。

 

そしてその先に、実際の災害や戦闘になった時、どうなるのかシュミレーションしましょうよ。ということでもあります。

 

日本は、安全ですか?ということです。

 

子供だった私は、そのシンプルなテーマに気づけなかったということです。

 

これまでは、怪獣に頼ったり、架空の兵器や、博士に頼ってましたね。いわば「現実らしい虚構vs虚構」だったわけですよ。というかゴジラ自体も地球に配慮した生物でした。

 

実際に地球を守ったりもしましたが、日本に倒される可能性を十分に残した存在だったわけです。もちろん、どうやって物語を終わらせるか、ゴジラを打ち破るのかをしっかり考えてから作っている。虚構ですからね。

正確に言うと

「現実らしい虚構vs慮った虚構」

 

だったのかもしれません。

 

今作シン・ゴジラ

「限りなく現実に近い虚構(ニッポン)vsかつて無いほど思慮のない虚構(ゴジラ)」

 

になると思います。

 

 

だからあんなにもやもやするんですよね見てて。

私が歳をとったこともあるし、上京してきたということも関連してると思います。

 

なんか映画を見たあとの健全な心持ちですよ。

生活してる中で常に環境問題とか、国の問題とか四六時中マジに考えてる人なんかごく少数なわけで、みんなどこか見て見ぬ振りをして生きるしかない。でも映画をスクリーンで見てる最中だけは、テーマが投げかける問に、苦悩し矛盾して傷ついて、用意された結末にどうにか励まされ、なんとも言えないような気持ちで劇場をあとにする。

 

そして少しづつ日常に帰っていくものです。でも今回はその傷が深すぎて、主人公や庵野さんの結末に「無責任なこと言ってんじゃねえぞてめえ!!」とキレそうでしたね。でもこれが正しい。これが名作ってことだと思います。

もののけ姫とか、アラビアのロレンスとか、ああいうのを見たあとの気持ちと同じ気持ちになりました。殿堂入りですよマジで。

 

本来なら、日本が以下に脆いか、シーンやセリフなどをピックして解説するんだろうけど、それは他の人が何年も前にやっていると思いますので、そちらを是非。

 

というか見ればわかります。

 

好きなところ

好きなというか、言及したいところと言いますか。

 

・破壊される虚構

 

ゴジラというフィクションによって、現実というか我々が現実だと思っていたものがボロボロ崩れていくのを感じます。

なんだかんだ日本の御上の方々は優秀だろうなとか、政府のシステムは安心できるものだろうなとか、そういうよく知らないけど大丈夫だろうというのを破壊していく。

 

総理大臣って官僚の言いなりじゃねえか、とかシステムも手間がかかる会議ばっかで迅速じゃないじゃねえか、とかね。

これが、東日本のときもこれで落とした命があるんじゃねえか??

みたいな危険思想をも持たせる可能性があるのが怖いところであり、作品の優れた部分であり、人間の虚構を信頼する部分でもありますね。

 

そして民主主義の怖さを実感。民主主義というのは、言い逃れができない責任転嫁できないものです。主権が我々に与えられている以上、政府の行いは我々の責任でもあります。政治家は選ばれたから仕事をしているに過ぎない、批判する前にもっと学ばなければ行けないですね。

 

・感情移入してはいけない主人公

こいつが一番の戦犯じゃないかと個人的には思います。

 

劇中の現実(ニッポン)の中で限りなく虚構側の人間なのが彼です。

 

物語を成立させるための人物であり、劇中での希望です。しかし現実に彼のような政治家や官僚がいるかと問われると……

 

シン・ゴジラ』では彼がいなかったら、関東に核兵器が投下されていたことでしょう。でも私達が生活するこの世界は『シン・ゴジラ』じゃないんですよ。

 

だから彼の熱い言葉や、活躍、ラストシーンでの安堵感や希望が、逆に私達の絶望でもあるんですね。

もし現実で不測の事態が起きた時、彼のように日本や国民を救ってくれる存在は無いに等しいからですよ。

 

めちゃくちゃに感動しますよ。いい映画ですから。彼の懸命な姿に心を動かされるし、日本が虚構を跳ね返した健闘ぶりに涙してしまいます。それほど良い脚本だし、救いのある展開だからです。

 

でもこれは『シン・ゴジラ』なんですよ。日本の話しじゃない。だから庵野監督と、この主人公が憎いんです。

 

現実で救われる可能性はないとわかっていても、素晴らしい映画だから感動して泣いてしまう。でもきっと私達の世界ではそんなことはありえないんです。それが悔しいやら嬉しいやら、絶望するやらで憎いんです。

 

この感情が「虚構と現実と等しく信じる」ということなんです。それが人間の面白さなんですよ。

 

そしてこの感情を呼び覚ましてくれるものこそが、名作なんですよきっと。

 

 

なんか特撮がどうのとか、石原さとみの唇が完熟した果物みたいだったとかいろいろ書こうと思ったんですが、疲れたので、やめます。

 

 

まとめ

もしかしたら庵野さんと樋口のしんちゃんの最後の希望だったのかもしれないですね。

 

こんな官僚がいてくれー!とか日本はこうなるポテンシャルあるんだから頑張ってくれーー!みたいな。

 

僕はネガティブなクソ野郎なので、誰かに任せます。すみません両監督。

 

だけど、こういう気持ちになれる映画ってすごく好きだし大事です。こういう気持ちになれたからこそ、考えたりできることがありますからね。

皆さんお願いなのでもう一度『シン・ゴジラ』を見ましょうよ。

 

観てくださいよ!めちゃくちゃいい映画なので!

【GW映画レビュー その11】キッズステーションからの付き合い、新山千春 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』

 

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ゴジラめちゃくちゃに面白い

 

いやあ、昨日のゴジラSP観ましたか??

 

私は地上波とNetflixどちらも観ています。

 

Netflixで先行配信なので、地上波を復習にして、立て続けにNetflixで新作エピソードを観ています。

 

なんと贅沢なんでしょうか。最高ですよね。

 

昨日は、『ゴジラSP』のOPテーマがオンラインリリースされました。冗談抜きで、一曲リピートにして無限に繰り返しています。

 

今日はジェットジャガーのソフビを買いに、街に繰り出したんですが、ずっと同じ曲を聞いてました。飽きません。それは僕の正確と曲の良さどちらも作用してますよ。

 

皆さん是非是非、ぜひとも聞いてください。間違いなく令和で最もおもしろいTVアニメだと言えるでしょう。

 

あらすじ

 

ゴジラ、それは度々日本を恐怖の渦に叩き込む、恐るべき怪獣である。そして、最後にゴジラが日本に現れてから、早くも半世紀の時が経過しようとしていた。そんな頃、とある場所で不可解な出来事が起きていた。グアム島の近くの海で、原子力潜水艦が突如として姿を消したのである。その潜水艦を探すため、海軍は『さつま』という特殊潜航艇を派遣した。そして、さつまは目撃してしまう。無残にも沈没した潜水艦と、その周りを泳ぐ巨大な何者かの背びれを。そして、その背びれはあのゴジラのもののように思われた。

不可解な出来事はそれだけではなかった。新潟県では、近くを荒らしていた暴走族が、突如出現した赤い怪獣に襲われてしまう。そして、鹿児島県では、若者が巨大な繭に包まれるという事件が立て続けに起こったのだ。この事件の共通点に気がついたのは、BS放送でオカルト番組を担当している、由里という人物だった。日本には『護国聖獣伝記』という伝記があり、今回の事件が起きた場所は、いずれもその護国聖獣伝記に記されていたのだった。

 

(MIHOシネマ)

 

映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は? | MIHOシネマ

 

以前記事も書いたMIHOシネマさんを使うことにしましょう。詳しく知りたい人は是非。

 

 

どんな映画

 

主人公が、オカルト番組の制作会社の社員ということで終盤までのストーリーや構成は、ミステリ風味なオカルトSFの様相。

 

新山千春演じる、立花由里の大雑把な正確と(茶髪ショートヘアという漢の性癖の権化でもある)コミカルな台詞回で飽きること無く、また次々に語られる「護国聖獣伝説」や、文字通り水面下で動き始める怪獣たちの登場により物語のサスペンスを演出。

 

ほぼ満点に近い怪獣映画の序盤だと思います。いやあ良かった。

主人公の設定が良いですね。今までは真っ向から戦う自衛隊員、博士、その娘、ジャーナリストなどなどでしたが、今回はちょっと変わって、オカルト報道番組を作る一人の女性でした。

 

彼女がジャーナリストになりたかったのか、オカルト好きだったのか明言されているシーンは見受けられませんでしたが、最初は番組の数字や自身の好奇心によって単独で動いていた彼女が、次第に真実や社会をそのまま切り取りたいという健全なジャーナリズムに突き動かされていく流れが良かった。

 

それによって業界でも馬鹿にされていたり、やる気のなかった同会社の社員たちも熱くなりラスト間際では、安牌企画をほっぽって、立花レポーターによる怪獣たちの戦いを生放送することに乗り切る。

 

やる気のないプロデューサーや同僚たちも彼女の熱が伝染して、熱く応援する姿に不覚にも感動しました。

 

たぶんこれ好きなところのパートで書くことだな??

 

そして新山千春が可愛い!!!今回は受けうちではないものの、あの時代の茶髪ショートの女性ってなんで可愛いんですか??

 

 

今回はゴジラが、太平洋戦争で無くなった者たちの「無念」さが宿った怪物という設定に。2000年に入り戦争が半世紀以上前になった時代。「平和ボケ感」がテーマの1つ。反戦意識が強く、ゴジラによって死ぬ登場人物がたくさんいました。

 

東宝の悪ふざけもいっぱいありましたが、明確に死ぬ描写が多いです。サクッと死んでいく。このへんは、シン・ゴジラでもそうです。明日見ます。ドキドキです。

 

そういう部分もあって「死」もテーマの1つ。平和とか生命の尊さではないですね。

 

 

 

好きなところ

 

なんか上に、設定の妙を書いてしまったのでこちらは完結にします。

 

まず、ミニチュアとロケの区別がどんどんつかなくなってくる。

 

この作品ではCGも使っていますが、まだバリバリのミニチュア撮影です。怪獣が奥から出現し、手前を民間人が逃げていく、というお決まりの描写がかなりリアルになってどこからがミニチュアか区別がつきにくくなっていました。

 

技術の進化もありますが、よりリアリティがでる構図や演出に。そういった人の進化も垣間見える。

 

好きなシーンはやっぱり爆発。途中の怪獣が街を破壊するシーンなどでの火災は、CGが多めでしたが、大怪獣バトルになるとそこは意地があるのか、ホンモノの爆発です。

 

特に、キングギドラが電気の玉を放出しゴジラに命中。街も巻き添えで大爆発するところなんかすごかったですね。特にミニチュアの海がリアルすぎてびっくりしました。

 

ちょっと前後しますが、かっこよかったシーン。

 

防衛軍が実戦準備をしている時に、「一度も使ったことがない、というのが誇りだったが…」という言葉に、中将准将が「さきもりの気持ちはいつも同じ」みたいなこと言うんですよ。それがかっこよかったですね。

 

守る側の切なさ、いつものお侍の弱音と同じです。

 

あとはちはるーとお父さんの会話が可愛くて好きです。

 

 

まとめ

 

私からすると毎日ゴジラはビル壊してるし、ミサイル打ち込まれてます。

 

またある時は、火山に放り込まれ、ある時は骨にされ、糸でぐるぐる巻きにされ、ヘドまみれにされたり、だんだん疲れてきたのもありますが、明日は『シン・ゴジラ』。

 

今の自分が観たら一体どうなるんでしょうか。庵野さんと樋口のしんちゃんさん、対戦よろしくおねがいします。