ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その89「チャップリンの独裁者」(1940年)

チャップリンの独裁者」(1940年)

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総統閣下シリーズ

こんにちは。この映画1940年のやつなんですが、それを2020年に20代の色白い男が見てるってすごいことですよね。チャップリン想像できたかしら。あったらあまりの色白さに白目向いて倒れる演技しますよね。元から色が白い方ではありますし、日焼けしてもすぐに戻るという赤ちゃんなみの新陳代謝でもあります。でもあまりにも外出しなさすぎて手足まで白くなってます。こんなに毛むくじゃらで白いのはあまりにも気持ちが悪いので、外出したいです。もちろん気をつけつつですがね。

今日はそんな映画の「チャップリンの独裁者」です。バスター・キートンと並ぶ喜劇役者のスーパーなスターの映画です。チャップリンって言えば無声映画のイメージが強いですが、これはチャップリンにとって初のトーキーだったそうですよ。チャップリンってこんな声だったの?!!みたいになったんですかね。しかもコメディ映画って90分が相場な感じしませんか??この映画しっかり2時間あってビビりましたね。

でもすごかったです。こんなおもしろくヒトラー馬鹿にできるんだなあって思いました。しかも40年代ってちょうどピリピリしててヒトラーが戦い起こす前だし。世間ではこういった現状もこれから起きることも現実感がなかったそうです。そしてあのラストシーン。天才!!!!

リストによると

ジャンル:ワッハハ

監督:チャップリン

主演:チャールズ・チャップリン

コメント: チャップリンの3大名作のひとつ。あのちょびヒゲとヒットラー。(黄金狂時代)(街の灯)

リストより

 だそうです。このリストには街の灯もありました。次DVD借りたいと思います。若干めんどくさいし良いかなとか思ってたんですが、また見たい。このリストが終わったら黄金狂時代もみたいと思います。だいぶ先の話になりそうですがね。

どんな映画?

これも有名なのであんまりいらないと思いますが・・・。独裁者であるヒトラーを風刺しつつも、超面白いコメディです。あらためて笑いって面白いと思いましたね。というのもお笑い芸人でもそうなんですが、この2時間ちょっとの映像で笑わせるっていう形式に無限のパターンがあることです。しかもちゃんと監督によって性質が違って「あー!っぽい!」ってなるのもすごい。コメディとか笑いみたいな感情的なジャンルでも歴史も技術も積み重なったものがあって、毎日新しいのが生まれているんですよね。温故知新ですよ。

あらすじ

架空の国トメニアで、ユダヤ人の床屋さんであるチャーリーと国の総統閣下・ヒンケルの2人を主軸に、トメニアが独裁国家として進んでいく様子を笑いたっぷり(余計なくらい)に描いていきます。

冒頭の字幕で床屋のチャーリーとヒンケルがめちゃくちゃ似ているけど、単なる偶然である。って出るんですよね。そう一人二役してます。チャップリンが正反対な二人の人物を演じ分けています。ヒンケルはどんどんユダヤ人を迫害していって、チャーリーはどんどん肩身が狭くなっていき逮捕されてしまう。ヒンケルはその後もどんどん勢力を伸ばしていき、って感じです。

めっちゃ真面目な内容なんですが、終始ふざけているし風刺っていうか小馬鹿にしてます。そしてこういう映画って文字で表記しても全然面白くないんですよね。僕が好きなのは、チャップリンと揉み合った兵隊が女の子にフライパンで頭を叩かれるところなんですが、くすりともしないでしょう。

好きなところ

もちろんチャップリンです。普通に小太りのちっちゃいオジサンじゃないですか、それがなんか逆に個性っていうかイケメンがホストやるみたいな物事の道理をよく理解してるんですよ。だからこそ面白いですね。

私が好きなシークエンスは、他国の侵攻をする時に同じ国を狙ってるっていうかトメニアを阻止しようとしてる国と協議するところです。またバカエンペラーが来て2人で小競り合いをし、最終的に立食会議室で暴れるっていうやつです。ヒンケルの愚かさが十分に出ているシーンで好きです。

もう一つは、人違いされたチャーリーが総統閣下としてスピーチをさせられるところです。一人二役をしてるんだからどっかでそういう入れ替わりがあると思っていたんですけど、まさかラストまでしっかり取っておいて、ここぞで持ってくるとは思いませんでした。逮捕されてしまったチャーリーですがラスト直前に脱獄します。おなじみの看守の服を着て紛れて出るやつですね。一方で本物の総統閣下は割と危ない情勢なので隠れてるんですけどそれが逆に怪しくて間違って逮捕されます。

で攻め落とした国の首都でスピーチみたいな会見的なやつをしに、チャーリーが連れて行かれてしまうんですね。右腕のカッビラみたいな名前のやつが「民主主義終わり!!無駄!!ユダヤと黒人はいらない!!」みたいな事を言って総統にふる。そこでのスピーチがめちゃくちゃにかっこいいです。このカッビラみたい名前のやつと正反対な素晴らしいスピーチをぶちかますんですね。最初はキャラクター通りなチャーリー節なんですが、もう途中から普通にチャップリンがでっけえ声で文句言ってるだけなんですよね。かっこいい。ただ文句行ってこのために作ってやったぜ!!ってだけで終わらなかったのもすごい。エンタメとして最後まで楽しませてくれました。

まとめ

恥ずかしながらチャップリンの映画を初めて見ましたが、やっぱりすごいです。みんなが良いっていうものはいいて言われるだけのなにかが絶対ありますよね。この生活してて、刑務所は入らないほうがいい、の次に思うことでもありますね。

明日はジョニー・デップが見れます。

大学生と名画その88「HERO 英雄」(2002年)

「HERO 英雄」(2002年)

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おもしろい!!!

こんにちは。マットレスって生き物みたいじゃありませんか?今パイプベッドに布団を敷いて寝ています。もろ鉄板に寝てるんですよね。なので安めで薄めの布団にプラスするマットレスを買いました。忘れていたんですが、ああいうマットレスって圧縮梱包されて来るので膨らます時間が存在するんですよ。そして説明書見るとたどたどしい日本語で「ニサンニチオイテタラ、イガイトフクラムヨ」って書いててレビューを確認すると案の定って感じでした。

だからワンルームの部屋にベッドとマットレスが2つ敷かれている状態で生活することを余儀なくされています。少し触っただけでもこれで膨らまなくなったらどうしよう・・・とか考えちゃって厄介でした。毛もいっぱい付く体質らしく、ブラッシングも何度もしなければならないし。

今日はそんな映画の「HERO」です。いやあおもしろい。今回は中国映画です。中国といえば派手なアクションとベッタベタな展開、そして意味わからないほど幻想的な映像ですよね。いやあ面白い映画でした。

やっぱり最初が肝心ですよね。ここ2日まじで映画に飽きててなんなら何度も止めてゲームしたりとかしてたんですよね。戦争映画、脱出映画ってこのリストでたくさん見たからっていうのもありますが、新鮮でシンプルで見やすかったです。

リストによると

ジャンル:時代劇

監督:チャン・イーモウ

主演:ジェット・リー

コメント: 北京五輪開会式を演出したチャン・イーモウ監督が、壮大なスケールで描く歴史超大作。宙吊りワイヤーアクションに歓声を上げるのもいいが、それは素人だ。細部もしっかり見よう。踊る雲・風邪に舞う落ち葉・華麗な衣装・・・。中国映画恐るべし。

リストより

 もう迫害しないでくださいよ。ワイヤーアクションも新鮮でドキドキしたんだからこっちは。でも若干やりすぎてるとこもありましたけどね。回りすぎですし。

たしかにどこをとっても厳かで神秘的で迫力のある映像なんですよね。CG技術もさることながら、中国ってロケ地半端ないですよね。どこでロケしてもあの中国四千年の雰囲気たっぷりで息を呑む映像ばかり。これで素人に毛が生えたコメントできましたかね。。。

アジア映画の新たなステージ、世界を制した超絶アクション大作

監督は、中国が世界に誇る巨匠チャン・イーモウ。アクション監督には、「スパイダーマン」「少林サッカー」を手掛けたトニーチン・シウトンウォン・カーウァイ監督作品で知られるクリストファー・ドイル。(中略)中国でも「タイタニック」を超える観客動員数、中国映画史上最高の興行収入を記録!第75回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、第53回ベルリン映画最特別賞受賞のアクション超大作。

紀元前200年、戦乱さなかの中国。のちの始皇帝、秦王のもとに一人の男が現れる。男の名は無名。秦の小官使である無名は、十年書けて磨いた独自の剣術で、中国最強の刺客3人を討ち取った。秦王に促され、彼は刺客討伐の経緯を話し始める。一人目の刺客、長空との一騎討ち。侍女・如月の恋心と、二人の刺客・残剣、飛雪の愛と嫉妬と市の物語。ところがその時、秦王が叫んだ「お前は嘘をついている」その言葉を聞いた無名が顔色ひとつ変えずに語り始めたのは、秦王をも驚愕させるまったく別の物語だった。

DVDのうらより

 久しぶりにしっかりあらすじを書いてくれていてうれぴっぴです。なんかツタヤに珍しいタイプのDVDがあってそれを借りたので、パッケージが見えるようになってます。説明は出来ません。難しいです。

根強い人気のある漫画キングダムにも出てきそうなお話でした。日本人の男子って中国の歴史とか戦いが大好きなんですよね。学校の図書館で「三国志」ばっか毎回読んでるやついませんでしたか?受験もはやばやと終えて図書室で、太宰とか三国志とかシェイクスピアとかの漫画版ばっか読んでるやついますよね。まあ私なんですが。

魏とか始皇帝とか、呂布とかやっぱ男子好きなんですよね。この秦王に関してはたっくさん伝説や小話が残っていてこの作品もその一部だそうです。

展開的には、秦王を暗殺するやつらを倒した無名が呼び出されてお話してその回想が流れていくって感じ。2人でずっとお話してるって感じですね。はなから主人公の自分語りではじまり、すぐ本題、すぐ回想。細かい説明は限界まで削ぎ落としていて、見やすいし、何よりあの独特な建物や衣装の雰囲気。あれがぐっとひきつけてきて見るのがやめられなくなりました。いやあ面白い。

どんな映画??

漢文みたいな話です。いやそらそうなんですが、教科書とかセンター試験とかに使われるようなエピソードでしたね。タイトルは英雄なんですけど、DVDのキャッチコピーに「この国はまだ本島のヒーローを知らない」って書いてあって、なんか教訓的な感じですね。これが正義よ!みたいな。

構成は、まず無名の話し、それを疑われて秦王の予想を話す、そして無名が真実を話す。という感じ。話しっていうのは回想でそれぞれにエピソードやアクションシーンが含まれています。昨日も話題に上げた「羅生門」の構成と少し似ていますね。

あとはバッチバチにワイヤーアクションです。飛んではねて回って突いての大暴れ。もはややりすぎなアレまであるんですよ。というか過剰に回転するんですよね。縦に横にグルグル回るんですよ。もうなんか書くことが無いくらいな感じです。そこは愛嬌って感じですね。とにかくアクションはすごい。

そして映像もめちゃくちゃキレイなんですよ。特に水と色。多分なんか意図があってのものなのかな~と思いましたが、特典見た感じだとあんま言ってなかったですね。衣装は日本人の女性が担当していて色にはめちゃくちゃこだわってましたね。若干黒澤明監督チックな水のシーンもありやっぱすごいなあと思いました。

好きなところ

私は素人なのでアクションがすごく好きでした。久しぶりになんか少林サッカーとかカンフー映画みたいなワイヤーアクションが見れてバカバカしさもありつつ良かったですね。上でも書いたんですが、回ります。

そしてその回りシーンで一番良かったのは、最強の刺客の一人、飛雪vsその召使いの如月の戦いですかね。これは無名の最初の回想なんですが、コメントにもあった通り、「紅葉の山の中」で戦うんですよ。そこの色鮮やかさ、回転に合わせての落ち葉の動き、凄まじいものがありました。そして残剣をかけた女同士の戦いでドキドキしました。設定も凄く良くてこの飛雪と残剣の関係も良い。2人で剣と書を極めていて・・・。とか好きです。

でラストシーンがやっぱりかっこいいですね。真実を知った秦王と無名は一体どういう選択をするのか。城をさる無名とそれを見る秦王。セリフは殆ど無いですが、これがHEROかーーーーーーー!!!!!ってなりました。必見です。

まとめ

マジで水曜日のダウンタウンを見ながら書いてるのでシッチャカメッチャカなブログになってしまっていますが、この映画マジで面白いし見やすいのでオススメです。

やっぱりなんか飽きたなあとか、マンネリ化している時にドン!!!ってくる感じが良いリストだなと思います。明日はチャップリンを見るぜい!!

大学生と名画その87「ミッドナイト・エクスプレス」(1978年)

ミッドナイト・エクスプレス」(1978年)

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なんかおもろい男の話だった結果的に

こんにちは。現在東京は猛暑に見舞われているようです。でも体感的には実家のほうが暑かったと思います。日当たりが微妙な部屋なんですよ。そのせいで冬は引くほど寒かったです。霜降り明星さんのせいやさんの家族は冬になるとウルトラライトダウンを来て家で生活してる、って言ってました。「まさかwwww」と思いましたが、私もライトダウンを来て生活していました。でも身体は順応するもので部屋では半袖半ズボンでしたけどね。

日当たり事情なんて知らないじゃないですか、学生なんだもの。だからちょっと暗めの部屋なので大丈夫かなと思っていましたが、カビだらけになることは一切なく、でも実家のような灼熱地獄になることも今の所無いですね。絶妙なのか微妙なのか。今年の梅雨はこの部屋無人で、オワオワリだなと思ってましたが全然そんなこともなかったらしく、私が部屋に入ったときも、ひんやりしててあたおかですやん!と思いましたね。

しばらく一人でいることが多いため、時代に追いつけるように”スラング”を使っていこうと思います。

今日はそんな映画の「ミッドナイト・エクスプレス」です。

深夜の列車をイメージすると思いますが、これは刑務所用語で「脱獄」という意味だそう。親切なおじいちゃんが教えてくれました。ありがたい。これまた脱出系のスリリングな映画です。実は実話なんですよしかも。プププ。

リストによると

ジャンル:ドキドキ

監督:A・パーカー

主演:無名俳優

コメント: 突然異国で投獄された男。言葉は通じない。助ける者もない。

実話を元に、淡々と、しかもグイグイと描く。オスカー賞受賞。

CGという魔法をまだ知らなかった映画人は、脚本・演出・カメラ・演技・で《人間》を語ろうと武骨に模索を続けた。

そこから生まれ落ちた一粒の結晶が、下の欄の作品だ。

リストより

 いやミッドナイト・エクスプレスちゃうんかい。下の作品かい。下の欄で書かんかい。ちなみにこれの下は「羅生門」です。たしかにどちらも人間を武骨に表現した映画でした。私は羅生門の方が好きですけど。

 

ofsp0604-oto363.hatenablog.com

 とてつもないくらい面白そうなコメントだったので、DVD借りましたね。まあ面白かったです。というかこの映画生活を初めてわかったことのひとつなんですが、みなさん刑務所には絶対に入らないほうが良いです。特にアメリカや外国のね。

犯罪はダメ!!刑務所はNG!これだけでもちゃんと覚えていてください。

どんな映画?

実話を元にした武骨脱走サスペンスです。これ以上でもこれ以下でもない。かなりリアルに淡々としていました。あのコメントが秀逸すぎてまじで書くことがないので、さっさとあらすじをメモります。

主人公ビリーは、トルコをガールフレンドと旅行中にお金欲しさに麻薬の密輸のアルバイトをします。それがバレて豚箱(トルコは宗教上豚肉を食べられないので、ここは笑うところ)でひどい目に合わされます。

 

                終
              制作・著作
              ━━━━━
               ⓃⒽⓀ

 マジでこんだけ。「ショーシャンクの空に」とは違うのが、どんなにひどい仕打ちにあっても、「おとなしく女の子と帰れば良かったじゃん」という正論が頭から離れないからです。私はこういう物事を根本から壊滅させるようなスタンスは嫌いなんですが、今回ばかりはビリーが可哀想になればなるほど、頭の中でチーズ牛丼食ってそうなやつが、「いや、自業自得でしょ・・・」とか言ってくるんですよね。マジでそいつのせいで面白さ半減だった気がします。

名誉挽回していきますよ。この当時はアメリカとトルコの外交関係が最悪で、アメリカ人のびりーをアメリカの法で裁くことが出来なかったんですよ。だから最初は5年の判決だったんだけど、途中でもっと国同士の中が悪くなり、そのあてつけにビリーは終身刑になるんですよ。頭おかしくないですか?とんだスケープゴートなんですよね。裁判長も「さすがにアカンのちゃう?」的な感じで30年に減刑しますが、ちょっと魔が差しただけなのに35年も拘束されそうになるなんて気が狂いそうですよね。

この問題って日本も胸を張っておかしいとは言えない話題なので、なんとも言えないんですが、そういう国同士の生贄になった男が奇跡的に脱走するまでの物語になっています。こういう脱出系の映画ではお約束の、クソ看守、レイパー囚人、めんどうなルールと盛りだくさん。

だから言ってるんですけど、絶対にみなさん刑務所には入らないほうが良いです。よく考えるとマイナスなことしか無いですよ、刑務所には。

 

好きなところ

なんか序盤の音楽とビリーのシンクロ感が印象的でした。ビリーただのアホな若者なので、全然罪の意識もなければ、まあ最悪1,2年くらい入って終わりやろ。みたいな感じでした。しかも覚悟もなにもない。ほんと軽い気持ちで悪い子としたんだなって感じです。

それにともない音楽も独特で聞いたことない感じでしたね。

ビリーの浅はかさを印象づけるシークエンスとして、父親との面会のとこがありましたね。留置所的なところにいて、いよいよ裁判だぜみたいな時にお父さんが来て、まじで悪い子とした少年と父親なんですよね。父さんごめんよ・・・ワシが変わってやりたい、絶対にここから出すからな!!!みたいな。まあアメリカに連れて帰れないっていうのが大きいんですが、悪い事したのは息子さんですよ・・・。

好きなセリフは「30年間保険の仕事をしてきて、息子一人も助けることが出来ないのか!!」です。いや、助けるも何も、悪い事したのは息子さんですよ・・・。

あとはずーっとあとの方の彼女との面会が許されるところです。不当な刑罰に涙を流す2人ですが、ビリーは彼女のおっぱいに夢中になり、たまらず「脱いでくれ・・・」と号泣。彼女も涙ながらに服を脱ぎ、ビリーは自慰行為をはじめます。

こんな湿っぽいオナニーしたやつビリー以外にいないでしょうね。それほど2人は愛し合っているんです。そして絶対にここから出ることを誓う悲しい2人。でも悪いことをしたのは彼氏さんですよ・・・。止めなかったのはあなたですよ・・・。

ここでようやくやべえ映画だなってエンジンが掛かりました。

まとめ

終始、悪いことをしたのは・・・みたいなのがつきまとっていしまいましたがこれまた熱量のすごい映画でしたね。特典映像にはエリン・ブロコビッチよろしくご本人登場で当時の恐ろしさを語っていました。

まあ言いたいことは分かりますよね。

 

大学生と名画その86「史上最大の作戦」(1962年)

史上最大の作戦」(1962年)

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ド級

こんにちは。レモンサワー、隣人から貰ったチョコ、深夜の馬鹿力!最高な週明けを過ごしています。こんなに幸せでいいのでしょうか。なんか一日だらけてちんちんばっかりいじっていても、「まあ映画見てブログ書くし」みたいな気持ちのおかげでなんとか生きています。この活動をなぜ続けられるのか聞いてくれた友達がいましたが、免罪符なんですよね。これさえしていれば一日になんかい股間に手が伸びたって許されるんですよ。いわば達成感があるんですよね。だからもはや終わるのが怖いんですよ。一体これから毎日何をすれば良いのやら。

ところで中華料理って凄くないですか?なんであんなに上手いんでしょうか。餃子然り、麻婆豆腐しかりですが。今日は中華ばっかり食べていたんですが、伊集院さんも餃子の話をしていてなんかいい気持ちになれました。

今日はそんな映画の「史上最大の作戦」です。とにかく史上最大の長くて、リスキーで暑い作戦である、ノルマンディー上陸作戦が行われた一部始終を描いた作品です。この手の戦争ものはゲーム化もされたりしていて、割と有名ですよね。

ジョン・ウェインヘンリー・フォンダはわかりましたが、その他にもたっぷり名優たちが出ているらしいです。というか上の画像ではカラーですが、実際は白黒映画で3時間弱あるのでとにかく体力がいる映画でしたね。

リストによると

ジャンル:ポスターが貼ってあります

監督:K・アナキン ほか

主演:ジョン・ウェイン ほか オールスター出演

コメント: 第二次世界大戦の勝利を決めた上陸作戦の長い、長ァ~い1日。この映画に費やされたエネルギーの膨大さに感嘆する。

カジノ占領シーンは、空からワンカットだ。何回も見よう。

怠けてる役者は一人もいない。爆発のタイミングも完璧。

助監督は何十人いて、何十回ミーティングしたのだろう??

リストより

 ってな感じです。男のレモンサワーのせいで見ながらタイプするのが非常に厄介でした。まず原題が直訳で長ァ~い1日なんですよね。ロンゲストデーってやつです。

まじで相当な時間、金、人、頭脳ともちうるもの全て駆使して作ってる映画です。とにかく圧倒される映像が多かったですね。

そしてカジノ占領シーンは、一瞬でピンと来ましたね。カジノって文字が攻撃してる途中で出るんですけど「ここだな」って思いました。すごいです。

どんな映画?

エビチリ味のゲップをしてお得感を味わっています。やっぱり中華料理ってうまい。

数々の長編名作映画たちと同じく、娯楽的映画だと思います。とにかく映像にパワーが有る、というかそれだけの手間暇を書けて作っている当然の結果系映画、白黒なのに登場人物が無限にいてわかりにくい系映画です。もちろん面白いんですが。

そしてかなーり、リアリティのある映画。史実を元にした映画ですので、という文言はなんども書いているのでめんどいんですけどね。なんか一人主人公やキーになる人を置いて展開するのではなく、あくまで出来事とか、国にフォーカスしています。だから人物の心情描写から・・・みたいなのはなくて、淡々と、でも壮大にノルマンディーを描いています。だから超見ごたえがあるし、ガツンと来ますね。お話としてもそうですが、絵面や執念が凄く伝わってくる感じです。だからあのカジノ占領シーンもビビっと来たわけですね。

あらすじも何も教科書とか見てね、って感じなんですけど終戦間際の独軍たちと連合軍のまあ争いというか意地の張り合いですよね。もうひと押しでフランスかどっかを抑えたらもう止めだ!!!ってな戦況でそれぞれ思惑をぶつけていきます。

そこで指導者や現場で戦う戦士たちを細かくリアルに淡白にッテ感じです。淡々と、とか淡白にとか「あたしサバサバしてるんだよね」って自分でいう女子みたいな書き方していますが、そういう女ってサバサバしてないとこもありますよね。この映画もそうです。

印象的なエピソードやセリフもフックとしてあってよかったですね。

好きなところ

音楽良かったです。デデデーン!!のやつとかですね。エンディングテーマも良かったですし、こういう戦争の映画ってそういうの欠かせないですよね。っていうか軍隊とか人間の集団に音楽が欠かせないってことなのかもしれないです。

あとはやっぱりラストシーンでしょうか。ヘンリー・フォンダ(だと思うんですが)とおっちゃんが自分たちの運命や、この戦争について世間話をするシーンです。あっこはガッツリな感じでしたね。ちゃんとオチというかダラダラ見せ続けて終わらないとこもすごいです。

そして今ラジオで無事読まれました。ネタ投稿をし始めてほんの数ヶ月程度なんですが、4通採用されました。とっても嬉しい。今回はコーナーのラストで選んでいただいて、深堀りもしていただいて、ほんと脳汁が出ました。

もう書けないのでまとめいきます。

まとめ

そんなこんなで、造り手達の執念と、戦争のお勉強が出来ました。特にカジノ占領のシーンはホントすげえです。そこからノルマンディーの海岸拠点を抑えるまでの一連のシークエンスは壮観でした。まあ今回は映画の割に短いですがこんなもんじゃないですかね。お酒もはいってたし、ラジオにも読まれ浮かれ気分で寝れそうです。

明日もまた面白そうな映画です。

大学生と名画その85「アメリカン・グラフィティ」(1973年)

アメリカン・グラフィティ」(1973年)

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ジョージ・ルーカス

こんにちは。いまちびまる子ちゃんのお中元の回をみながら書いています。なんなら今日のアメリカン・グラフィティなんて見ていません。実家の環境から変わってまた一人暮らしに戻ったわけですが、やっぱり食べることの面倒くささが半端じゃないですね。

というかこの今私が座っているイスの不便さがえげつないです。もう慣れるしか無いんですけど。イケアで買ったイスなんですが、とにかく前のめりなんですよ。実際座ってから決めたんですが、イケアのシステムって商品の展示を見て気に入ったものがあったら番号をメモって最後に在庫置き場行って、その商品を買うんですよね。今買ったイスは一番気に入ったやつだったんです。たくさん試して。価格も、見た目も、座った感じも超気持ちよくて、こんな値段でいいのか???とか思ってたんですよね。それで実際組み立てていざ部屋で使ってみると、まずキャスターが全然動かなくて、思いし不便だなあって思ってたんです。そして座ったら、めっちゃ押し出されてるんですよ。普通イスって、地面と水平じゃないですか、でもこの椅子前に傾いてるんですよ。だから座ったらめっちゃ前傾姿勢になって、意地悪なやつにずっとイスの後ろ足を浮かせられるイタズラされてるみたいになってんですよね。それがうざくてたまらない。これになれるまでちょっと攻撃的になりそうです。不良品を引いたのかもしれません。

今日はそんな映画の「アメリカン・グラフィティ」です。ちょっとPCの調子も良くないんですよね。やっぱり思春期的なやつか、まじでこのサーフェスちゃんも寿命が来たのかなあって感じです。嫌ですよー。

STAR WARSで有名なジョージ・ルーカス監督の二作目?くらいの作品です。とにかく金も脚本を書く気力もなかったけど、どうしてもクルージングのことを書き残しておきたい・・・っていう気持ちで頑張って作ったらしいですね。

リストによると

ジャンル:意外な快作

監督:ジョージ・ルーカス

主演:Rドレフィス Hフォード

コメント: ロックと車と恋に、エネルギーを爆発させる若者達の一夜の物語り。「STAR WARS」のルーカス監督の若き日の作品。

リストより

 ってな感じです。クルージングっていうやつが車で夜ドライブをして回るみたいなやつなんですかね?詳しく調べてないですが、友人や恋人ととにかく車に乗って目的もなく夜道を走るんですよ。たまにレースをしたり、飯を食ったり、カーセックスしたりとまさにクルージングですね。

特典映像で当時の監督の姿が写っていたのですが、とてつもないくらいイケメンでした。あとあのコッポラも出演していたんですが、ぜんぜんイメージと違いましたね。冷徹殺人鬼みたいな人だと思っていたんですが、まったく違くて驚きました。米製宮崎駿みたいな感じでした。

どんな映画?

これまた青春映画ですよね。高校を卒業した男女がメインで話が進んでいきます。登場人物がそれぞれキャラが立っていて、揺れ動く心を描きつつ、車と音楽を全面に押し出している。今では映画のスーパーバイザーに音楽担当の人がいてその都度、場面に合いそうな音楽をセレクトしてくれるそうですが、この作品では昔のレコードを引っ張り出してきて聞きながら脚本を書いたそう。シーンのはじめに曲もタイトルとして書いていたそうです。

監督も行っていたけどこの映画は「変化」がキーワード。私は以前青春映画って甘酸っぱさよりも「葛藤」を描くことが多いって書いたんですが、また少し違う側面もありました。

ストーリーとしては、高校卒業して進学し地元を離れる選択をした子達とそうでない人たち、そして置いていかれるガールフレンドたちが、クルージングをしながら気持ちを変化させていくというもの。あとは車と音楽ですね。その2つのポイントに対しても「変化」させていきます。

一人の主人公の葛藤にぐっとフォーカスする、というよりは一夜の物語だけあって脆弱で浅くて、疾走感のある感情とか不安を的確に表現してる感じですね。やっぱり出ていく側も残る側も、送り出す側もギリギリまでモヤモヤするじゃないですか、町をでる前夜の物語なのでそこらへんのスピード感が良いですね。

そしてルーカス監督が描きたかった、車・音楽も非常に良かったです。何より楽しい。この2つのものが出てくるとだいたい楽しくなるじゃないですか。というか今では欠かせないものになっているくらいですが、当時でのインパクトは相当なものだったんじゃないかなと思います。でもなんかプレイリスト映画みてーなやつ、テメーはダメだ。

監督は「終わってしまった一つの時代を描きたかった」といっていました。特にロックンロールの話ばっかしてましたね。無垢な時代の終わりをロックンロールの変化とともにかいてるんでしょうかね。よーわかりませんが、とにかくイギリスのロックが来てから変わったみたいなことをずっと言ってましたね。

若いルーカス監督が、俺らの恋愛、車、音楽、青春をどうにか保存しておこう!!って感じで作ったタイムカプセル的な映画なのではないでしょうかね。

 

好きなところ

なんか難しいんですね。というか私の映画の見方問題なんですよね。いまDVDでみている分、ながら観しちゃうんですよね。これって大体の流れはつかめるんですが、細かいこととか気づかないこともあるんですよね。「おお!!」ってなる映画はまあ食い入るように見ますけどもね。少し意識改革が必要な気もします。まあこの作品に関してはあんまり必要ないかもですが。

好きなのは主要メンバーの一部である、眼鏡のオタク男子が好きです。車も持っていなく顔もそこまでイケているわけでもなく、女の子の扱いもよくわからない。いじめられているわけではないけど、みんなの扱いもまあ明らかに違うわけです。

ルーカス監督は彼のモデルは私でありみんなだぜ、みたいなこと言ってました。車を運転できるようになるまではみんなおどおどした彼みたいなもんだろ?みたいなね。いやあそういう感じだったんですね。

そんな彼の夜はとってもエキサイティングです。同級生に車を貸してもらい、失恋した超絶美少女と出会い・・・みたいな夢のような展開になっていくんですよね。そこから彼が少しだけ男になるのも好きです。

あとはこれも大事でラジオのDJと若者達の関係なんですよね。ここも非常におもしろく描かれていて彼のインタビューでも言及されていました。ただの機械から出る音なのに、誰よりも親身な友のような気がする、それで声しか聞いたことのないDJが親友のような気持ちになるのさ!と言っていましたね。サザンの曲でも「切ないときはラジオからオキニの曲が流れるさ”!」みたいなのもありますし、車と音楽と、ラジオは切っても来れないアオハルな関係だったんですね。今では鬱屈した私達の掃き溜めと変化していますが。

まとめ

今までの青春映画とはまた違って、説教臭いと言ったらアレですが、追体験をするような映画でしたね。ほんと書きながら思いついたタイムカプセル映画というフレーズが、しっくり来すぎておかんも忘れへん映画なんちゃうか?と思いましたね。

ミルクボーイを嫌いっていう捻くれ方ってとてもダサいと思いませんか?なんですか?誰も傷つけない笑い批判なんでしょうか?ついつい使いたくなっていいと思うし、面白いと思うんですが。

とりあえずブログリハビリに付き合っていただいてありがとうございます。

7月の振り返り

今月気づいたこと!

今回も憧れゆえの気持ち悪いタイトルになっていしまいました。一番大きいのは、密かな自粛中の目標である、「伊集院光 深夜の馬鹿力」でネタメールを採用されることです。なんと3通も採用してもらいました。(まあ昨日のラジオは8月にはいってるんですが)いやあ嬉しかったです。

頑張ってネタメールを送っていたときは、中学生の時と、今ですね。ケータイではネタが送りにくくって最近は送ってなかったんですが、6月くらいから投稿し始めて、ポンポン!って採用されてとってもうれしいです。月曜JUNK深夜の馬鹿力と言えば、深夜ラジオの中でも非常に人気があって、その分ハガキ職人たちもたくさんいます。

聞き始めて数年間沢山のハガキ職人さんたちに笑わせていただいて、憧れだったので、私もその人達と同じ放送でラジオネームを読んでもらえて大変光栄です。モチベーションになるなあ。

というのがデカすぎて7月のこと全部忘れました。いうてマジで代わり映えがあまりなく、オンライン授業をし、映画を見て、筋トレをして、ブログ書く、しかしてないです。あとはゲームとラジオですが、この2つはもう生活というか生命なのでここに刻む必要もないですしね。

あと、映画ブログの頭って何書いてもいいし、逆になんか振りかぶって書いていない分いい感じに書ける気がするんですよね。良いでしょう。

先月何書いていたのか振り返ってみますか。

 

ofsp0604-oto363.hatenablog.com

 まあ祖父の病気のことを書いていますね。今でも元気なので良かった。久しぶりにウイスキーを2人でのみました。美味しかったです。そしてそのときにもコロナが復活しそうで草wwwwwみたいなこと書いてますね。

草生えないんですよね普通に。まさかなんにも解決していないどころか、「検査前にイソジンで口内の菌を殺せば陽性になりません!」みたいな会見をしている始末。ワザップかよ。

目標は「継続と鈍感になること」だそうです。

継続は行けてますね、映画ブログもまあ順調ですし、ゲームもネタ投稿もなんとかやっていけています。授業もしっかりこなして普通に課題も提出し終わりました。うんうん。

鈍感になることっていうのは早い話、メンタル強くなれよってことなんですよね。神経質な性格をどうにかせい!ってことなんですが、無理でした。

まず機種変でもメンタルずたずたになりましたし、インターネット環境のことでもズタズタ、東京に戻るか否かでもズタズタですし、今思いついた不安なんですが、映画ブログ終わったらブログに書くことがなくなって吐き出す場所が無くなるんじゃないか?というものです。いや普通に書けばいいやんと思うんですが、そうは行かないのがこの俺なんですよね。とてつもないくらい敏感なままですすいません。

変更点

・アイフォン8からアイフォンSEに

機種変をしました。上でも書きましたが、メール設定に手こずって眠れぬ一夜を過ごしました。あの絶望感たるや。死です。でも乗り越えたので大丈夫ですね。

この機種変は特に意味なかったんですよね。まあスペックも多少は上がりますし、カメラもちょっとだけ良くなる。良いですね。

 

・ついに東京へ

そうなんです。明日から東京に戻ります。一応メリットは何も考えず野生の自慰行為ができるくらいでほぼ無いんですが。やっぱり私みたいなアーティストにとって一人の時間や、寂しさは良いエッセンスになるんですよね。

まあカッコつけてますが、彼女に会いたいからですね。国外から日本に一時帰国しているタイミングなので、会うしか無いですよね。とはいえかなり迷ったんですが、「お母ちんとずっといっちょに寝てたいから、わかちゃんには会えないよぉ」って言ってるとみんなに思われるんじゃないかな、と思うと居ても立っても居られなくなっちゃいました。男としてね。ですが以前危険な状況で、かつ上はアホばっかりなので、最大限に警戒しつつ、ビビリ過ぎずに自己防衛していくしか無いです。

風邪とかにもならないならラッキーですしね。

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SL広場に行ける未来が来るのか

・米津玄師のサブスク解禁

これは今日のことなんですが、正直に行って神です。筆者はドがつくほどのオタクなので、もちろん中学生の時はボーカロイドも嗜んでいました、やっぱり私達くらいの世代のボカロでは「ハチ」さんは神なんですよ。それが米津玄師という本名を公開し、ボカロ楽曲の中二病感とハチさんの世界観が両立した音楽を出し続けてももちろん好きなんですよ。そして着々と女子供を手玉に取り、レモンでバク売れしてしまいました。もちろんワンオク方式で、「ケッ・・・」と思いました。基本的に流行っている曲やメジャーが嫌いなんですよ。でもやっぱり初めての男なので好きなんですよね。湿りきった関係なんですよ、俺と米津玄師は。はっきりいって最高です。書きながら聞いています。

 

8月は?

まず目標

「健康と図に乗らないこと」です。健康は当たり前です。そして調子に乗らないことですね。いろいろと調子に乗っちゃう季節なので戒めましょう。全ての災いは調子に乗ることからはじまりますので、これはマストにしておきます。とりあえず今月はこれで行きます。

後今後のブログなんですがいくつか書きたいことが決まっていて

・コロナの話

・100本みて&100本書いての話

・おすすめの映画シリーズ

ですかね。たくさん書きたいことがあるので、早く100本見て終わりたいです。そしてリストには116本あるので残りの16本と好きなった監督や俳優さんの映画、そして今から公開される映画、アニメ、漫画等たくさんのエンタメに触れたいです。いち早く情報と触れ合える環境に戻るのでそこのアンテナを絶対に鈍らせないようにします。私にはそれくらいしかできないので。みんなも楽しく過ごしましょう!

伊集院光、米津玄師最高!

大学生と名画その84「カッコーの巣の上で」(1975年)

カッコーの巣の上で」(1975年)

 

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人間とは?

こんにちは。時間って残酷じゃないですか?時間って平等に流れていきますが、人間一人の中で進む時間って一人の時間でしか無くないですか?時間が立って変化していくのは自分の価値観とか感覚とかだけじゃないですか。他人の時間は止まっているに等しいんですよ。自分だけ進んでいるわけで、他人の変化に気づく術なんてないんですよ。心は読めませんからね。

だから人間は他人を時間が止まったあの頃のまま保存しているわけです。会ったり共に生活していれば時間も動き始めますが、やっぱり標準時間は自分自身なわけで、他人は日付変更線の後ろにいるでしょう?残酷だーーーー!醜い自分のまま他人の中で永久に時が止まっているんです。

飛躍しますよ。こっから大ジャンプカットなんですが、だからもう他人の存在などモブキャラだと捉えないとやってられないですよね。自分以外はノンプレイヤーキャラクターだと思わないとみんな死にますよ。気をつけないと。

エッセイ的なブログ書くときってなんかちゃんとしたこと言わなきゃなあみたいな、労力を使うんですけど、この映画メモブログは気にせず書けるのでいいですね。

今日はそんな映画の「カッコーの巣の上で」です。ジャック・ニコルソン主演。精神病棟での男たちの暮らしを描いた映画です。面白かったですね。時間は前後してしまいますが、ショーシャンクの空にを見た後なので、そんな感じがしてよかったです。主人公のジャック・ニコルソンももちろん、患者仲間たちのキャラクター設定が非常に良かったです。

リストによると

ジャンル:しみじみ

監督:M・フォアマン

主演:ジャック・ニコルソン

コメント: 主演男優・女優/監督/作品/の主要4部門独占。精神病棟が舞台だが、人間の尊厳と自由を描いて、ま~ぁ痛快!

リストより

 だそうです。しみじみではありますが、まあほんとに痛快でしたね。シャイニングといい、イージー・ライダーといいジャック・ニコルソンの奇演がすごい。これは怪演と書くのが照れくさいので奇演という言葉を勝手に作りました。言葉間違ってんなと思わないでください。

ショーシャンクの空にと違って、刑務所でなく病院なので、管理してる側が完全な悪ではないんですよね。もちろんひどい有様ですが・・・

どんな映画?

集団になにか異物が混ざって、変化をもたらしていく系の映画です。よくありますよね。吹奏楽部、聖歌隊、囚人、お魚ちゃんとか、野球チームとか手を変え品を変えいろんな舞台で行われてるヤーツです。

今回も婦長に飼いならされた患者たちの中に、ジャック・ニコルソンが入れられて”治療”のおかしさに気づき、破壊するっていう感じ。面白くないわけがないですね。

主人公のマクマレーンは、社会復帰の支援施設にもともとは、はいっていたんですが5回暴力事件を起こしてしまい、精神に問題があるのでは??ということで精神病棟に入所するところからはじまります。

そこに入院している人はみな自らの心に問題を抱えているため、表情、話し方、挙動、発言も個性的です。心配性すぎる人、一切喋らない&聞こえない人、どもってしまう若者、アホ、とかいろんな症状がある。そんな人達の中でマクマレーンは生活することになります。彼自身一般からは離れていますが、疾患は持っていないようで、動物のように飼われていて、衝突ばかりしている彼らを開放しようと(自分も楽しそう)いろいろやらかしていく話です。テレビがつまんないから野球見せろ運動をしたり、日課のミーティング(みんなで話してカウンセリングしようみたいなやつ)をめちゃくちゃにしたり、外にいる女友達を使って漁船をチャーターしてみんなで沖釣りしにいったり。最後のはテイストが違いますが、好き勝手やるんですよね。そこらへんにおもしろさ、爽快さがあります。

ですがやっぱりそういう、強いて言えば「異常とされ隔離された人」たちを主題にしているため、施設側の問題や、また疾患の原因など「うっ」ってなるのもそこそこあって、リアリティとエンタメのバランスが非常にいい作品です。

好きなところ

やっぱり、チーフというキャラクターですかね。ジャック・ニコルソンが入院してきた初日にロン毛のしずちゃんみたいな大男がいるんですよ。彼は耳が聞こえなくて、なんの反応もしない男です。しかもかなりでかい。山みたいです。あの一番最初の画像に写ってる人です。ジャック・ニコルソンは悪いやつでは無いので、すべての患者に平等に接しますが、そいつにだけは丁寧というか、みんなが「聞こえないから無駄」みたいな扱いをしているのを感じ取り、バスケをさせようとしたり、いろいろちょっかい出すんですよね。もしかしたら、外の世界の自分と重ねているのかも知れませんが、そんなに繊細な男でも無い気がします。

そういう無口ででかくて強くて、みたいなキャラって好きになりますよね。ボーちゃんも、しずちゃんも、チューバッカもそういう系ですよね。

彼のシークエンスはどれも良い。一番好きなのは、あの画像のシーンです。彼実は健常者なんです。耳も聞こえるし、話もできる。それがわかったのがあのシーンなんですよ。

ちょっと施設側とゴタゴタがあって、マクマレーンが手を出してしまう。それで係の男たちにボコボコにされるんですが、チーフが無言でそいつをぶん投げたりして、あのデカブツが守ってくれた!!みたいな。不器用なパワー系が本領発揮するみたいな鉄板展開があってその、取り調べで2人が呼び出され、順番を待っているとこなんです。

マクマレーンがチーフに「ガム食う?」って聞くと受け取って「ありがとう」っていうんですよ。そこが良いですね、胸アツ。

その後、仲を深めた2人は逃げ出すことを決めるんですが、チーフの心の内を聞くシークエンスがあってそこもまたいいですね。「俺は小さい男だ・・」というセリフが印象的です。

他にも沢山の良い患者たちがいます。

 

まとめ

いやーこれも面白い映画でした。それと同時に私の精神がしっかり涵養されていることも、分かりましたねー。いい体験してんなー。この後7月の振り返りブログも書くのでこれくらいにしておきます。