ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その88「HERO 英雄」(2002年)

「HERO 英雄」(2002年)

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おもしろい!!!

こんにちは。マットレスって生き物みたいじゃありませんか?今パイプベッドに布団を敷いて寝ています。もろ鉄板に寝てるんですよね。なので安めで薄めの布団にプラスするマットレスを買いました。忘れていたんですが、ああいうマットレスって圧縮梱包されて来るので膨らます時間が存在するんですよ。そして説明書見るとたどたどしい日本語で「ニサンニチオイテタラ、イガイトフクラムヨ」って書いててレビューを確認すると案の定って感じでした。

だからワンルームの部屋にベッドとマットレスが2つ敷かれている状態で生活することを余儀なくされています。少し触っただけでもこれで膨らまなくなったらどうしよう・・・とか考えちゃって厄介でした。毛もいっぱい付く体質らしく、ブラッシングも何度もしなければならないし。

今日はそんな映画の「HERO」です。いやあおもしろい。今回は中国映画です。中国といえば派手なアクションとベッタベタな展開、そして意味わからないほど幻想的な映像ですよね。いやあ面白い映画でした。

やっぱり最初が肝心ですよね。ここ2日まじで映画に飽きててなんなら何度も止めてゲームしたりとかしてたんですよね。戦争映画、脱出映画ってこのリストでたくさん見たからっていうのもありますが、新鮮でシンプルで見やすかったです。

リストによると

ジャンル:時代劇

監督:チャン・イーモウ

主演:ジェット・リー

コメント: 北京五輪開会式を演出したチャン・イーモウ監督が、壮大なスケールで描く歴史超大作。宙吊りワイヤーアクションに歓声を上げるのもいいが、それは素人だ。細部もしっかり見よう。踊る雲・風邪に舞う落ち葉・華麗な衣装・・・。中国映画恐るべし。

リストより

 もう迫害しないでくださいよ。ワイヤーアクションも新鮮でドキドキしたんだからこっちは。でも若干やりすぎてるとこもありましたけどね。回りすぎですし。

たしかにどこをとっても厳かで神秘的で迫力のある映像なんですよね。CG技術もさることながら、中国ってロケ地半端ないですよね。どこでロケしてもあの中国四千年の雰囲気たっぷりで息を呑む映像ばかり。これで素人に毛が生えたコメントできましたかね。。。

アジア映画の新たなステージ、世界を制した超絶アクション大作

監督は、中国が世界に誇る巨匠チャン・イーモウ。アクション監督には、「スパイダーマン」「少林サッカー」を手掛けたトニーチン・シウトンウォン・カーウァイ監督作品で知られるクリストファー・ドイル。(中略)中国でも「タイタニック」を超える観客動員数、中国映画史上最高の興行収入を記録!第75回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、第53回ベルリン映画最特別賞受賞のアクション超大作。

紀元前200年、戦乱さなかの中国。のちの始皇帝、秦王のもとに一人の男が現れる。男の名は無名。秦の小官使である無名は、十年書けて磨いた独自の剣術で、中国最強の刺客3人を討ち取った。秦王に促され、彼は刺客討伐の経緯を話し始める。一人目の刺客、長空との一騎討ち。侍女・如月の恋心と、二人の刺客・残剣、飛雪の愛と嫉妬と市の物語。ところがその時、秦王が叫んだ「お前は嘘をついている」その言葉を聞いた無名が顔色ひとつ変えずに語り始めたのは、秦王をも驚愕させるまったく別の物語だった。

DVDのうらより

 久しぶりにしっかりあらすじを書いてくれていてうれぴっぴです。なんかツタヤに珍しいタイプのDVDがあってそれを借りたので、パッケージが見えるようになってます。説明は出来ません。難しいです。

根強い人気のある漫画キングダムにも出てきそうなお話でした。日本人の男子って中国の歴史とか戦いが大好きなんですよね。学校の図書館で「三国志」ばっか毎回読んでるやついませんでしたか?受験もはやばやと終えて図書室で、太宰とか三国志とかシェイクスピアとかの漫画版ばっか読んでるやついますよね。まあ私なんですが。

魏とか始皇帝とか、呂布とかやっぱ男子好きなんですよね。この秦王に関してはたっくさん伝説や小話が残っていてこの作品もその一部だそうです。

展開的には、秦王を暗殺するやつらを倒した無名が呼び出されてお話してその回想が流れていくって感じ。2人でずっとお話してるって感じですね。はなから主人公の自分語りではじまり、すぐ本題、すぐ回想。細かい説明は限界まで削ぎ落としていて、見やすいし、何よりあの独特な建物や衣装の雰囲気。あれがぐっとひきつけてきて見るのがやめられなくなりました。いやあ面白い。

どんな映画??

漢文みたいな話です。いやそらそうなんですが、教科書とかセンター試験とかに使われるようなエピソードでしたね。タイトルは英雄なんですけど、DVDのキャッチコピーに「この国はまだ本島のヒーローを知らない」って書いてあって、なんか教訓的な感じですね。これが正義よ!みたいな。

構成は、まず無名の話し、それを疑われて秦王の予想を話す、そして無名が真実を話す。という感じ。話しっていうのは回想でそれぞれにエピソードやアクションシーンが含まれています。昨日も話題に上げた「羅生門」の構成と少し似ていますね。

あとはバッチバチにワイヤーアクションです。飛んではねて回って突いての大暴れ。もはややりすぎなアレまであるんですよ。というか過剰に回転するんですよね。縦に横にグルグル回るんですよ。もうなんか書くことが無いくらいな感じです。そこは愛嬌って感じですね。とにかくアクションはすごい。

そして映像もめちゃくちゃキレイなんですよ。特に水と色。多分なんか意図があってのものなのかな~と思いましたが、特典見た感じだとあんま言ってなかったですね。衣装は日本人の女性が担当していて色にはめちゃくちゃこだわってましたね。若干黒澤明監督チックな水のシーンもありやっぱすごいなあと思いました。

好きなところ

私は素人なのでアクションがすごく好きでした。久しぶりになんか少林サッカーとかカンフー映画みたいなワイヤーアクションが見れてバカバカしさもありつつ良かったですね。上でも書いたんですが、回ります。

そしてその回りシーンで一番良かったのは、最強の刺客の一人、飛雪vsその召使いの如月の戦いですかね。これは無名の最初の回想なんですが、コメントにもあった通り、「紅葉の山の中」で戦うんですよ。そこの色鮮やかさ、回転に合わせての落ち葉の動き、凄まじいものがありました。そして残剣をかけた女同士の戦いでドキドキしました。設定も凄く良くてこの飛雪と残剣の関係も良い。2人で剣と書を極めていて・・・。とか好きです。

でラストシーンがやっぱりかっこいいですね。真実を知った秦王と無名は一体どういう選択をするのか。城をさる無名とそれを見る秦王。セリフは殆ど無いですが、これがHEROかーーーーーーー!!!!!ってなりました。必見です。

まとめ

マジで水曜日のダウンタウンを見ながら書いてるのでシッチャカメッチャカなブログになってしまっていますが、この映画マジで面白いし見やすいのでオススメです。

やっぱりなんか飽きたなあとか、マンネリ化している時にドン!!!ってくる感じが良いリストだなと思います。明日はチャップリンを見るぜい!!