THE BATMAN(ザ・バットマン)感想
『さがす』ぶりに映画館に行きました。
TOHOのポイントを貯めるために日本橋の映画館まで行ったのに、財布を忘れて結局ポイントなしで映画を見ました。あとから登録とかできないのか?
今日は『ザ・バットマン』を見ました。TwitterのTL評価がそこそこ良かったので3月の中旬から見たいと思っていたんですが、忙しくて見れず。
友人のススメがあったのでこれは今日しかないということで見に行きました。生憎の雨かと思いきや鑑賞後は傘をささずに濡れて帰ってきましたよ。
(今思い出したけど、『ハウスオブグッチ』も映画館でみたや!)
バットマン事態は初代をうんと前に見た記憶があって(母がちょっとだけ思い入れがあるとのことで一緒にテレビで見た)、スーパーパワー的なものが登場せず地味だなと思った印象でした。結果的にそれが良かったです。
良い雨映画
でしたよね。ゴッサムシティって確かイギリスでしたっけ?調べるのも面倒なのでそういう事にしておきますが、映画のテーマとあっていて毎日が暗鬱としているのがすごく良かったです。
帰り道に濡れて帰ったのもそのせいですね。
黒い衣装が水滴で濡れているのがすごくかっこよかったです。キャット・レディも含めて。でも革製品のようだったのでダメにならないか心配ですね。ウェイン家はお金持ちなので大丈夫か……。
私も前に頂いた革ジャンが結構お値段するヤツって知った瞬間に愛着がわきました。
ギリギリまでリアルにしてくれている
私がヒーロー映画イップスになっている理由として、自分の中でリアリティコントロールができないということです。
普段アニメでたくさん非現実のかっこよさを味わっています。それが関係しているのかわかりませんが、実写映画を見ると「現実に起きているものだ」というフィルターがかかってしまうんですよね。
CGとかでどんどんリアルになればなるほど、なんだか乗り切れない。
決して子供だましだ!って思うわけじゃないです。もっと子供だましのもので泣いたりしているので。
でも本作はテーマも相まって比較的ギリギリまで現実に近いものになっていてすごく楽しめました。結局のところ慣れるしか無いと思うんですよねこういうのは。
なのでしばらくはバットマンシリーズを視聴してそこからゆるやかにマーベルシリーズに流れていければいいな~なんて思います。
しかし所々で「そうはならんやろ」って思う自分が出てきてました。すかさず頭の中のポプ子が「なっとるやろがい!」と突っ込んでくれたので理性を保つことができました。
カーチェイスシーンが最高
バットマン様に惚れたシーンがあります。カーチェイスシーンですね。
ペンギンちゃんを車で追いかけるんですけど、さすがに私でも知ってるバットマン号が暗闇から出てくるシーンは鳥肌が立ちました。
そこから高速道路っぽいところで追いかけっこしている一連のシークエンスがかっこよすぎて……。
スピルバーグ監督の煽り運転映画を思い出しました。しかも今回は煽る側なので爽快。
途中は激しすぎて何が何だか知ったこっちゃなかったですが、そのラストシーンにいたるまで完璧でした。手を組んで目がハートになっていました。
バットマン様……☆
先導するバットマン様
ラストシーンの車が急に止まった時に夜間でも見えやすくするためのアレを振りかざしながら人を助けるバットマン様が美しすぎましたね。
知らず知らずのうちに自分の行動が大きな事件を起こすきっかけになっていたバットマン様。これまで誰かを助けることなんてしなかったんですが、灯火とともに市民を救い出すというシーン。
本作の大事なシーンだけに、バッ様(バットマン様の略称です)表情のアップや逆に上からの引きの画を使っていたり印象に残すのが上手だなと思いました。
思えばバッ様の登場シーンなり、カーチェイスシーンなりカメラの構図がすごくかっこよかったですね。ど派手なカメラワークも醍醐味だなとつくづく思いました。
今日からしばらくバッ様を見ようと思います。まずはノーラン監督のものから手を付けます。