ヒモ夫の日常

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【感想・レビュー】『one last kiss』 無限に代入できる歌詞の魅力

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最高すぎる

まずはこちらをお聞きください

 

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宇多田ヒカル『One Last Kiss』

 

配信して数時間で300万再生という、YouTuberの方々もびっくりの再生回数とそのスピード。凄まじい。

 

それもそのはず、この曲先日公開された『シン・エヴァ』の主題歌となっております。

ある宇多田ヒカルさんのプレイボーイかなんかのインタビューをきっかけに、エヴァンゲリオン新劇場版は、宇多田ヒカルさんが曲を書いてくれるのがもう恒例になりました。

 

超波に乗っているときですよ。当時。ファーストラブとか、日清のCMとかやっていた時代です。その時からちっとも変わっていないどころか、このMVを見てくださいよ。

 

近いのに

 

かわいいんですよ??

 

人間を舐めるなよと。

しかもこのMV最新作&最終作だからっていって庵野秀明監督が、監督したっていうじゃないですか。

 

そしたらなんだこの芸大のカップルが撮った見てえなビデオはよお!

 

「こんなかわいい彼女と付き合ってまーす♫」

 

じゃあねーんだよ。庵野がよ。

 

しかも普段着の中でも、てめえ好みの着せやがって。

 

なんならお前が伊勢丹のメンズ館で買ったんだろ?オーバーサイズでよお。

 

ストリート系でよお。

 

最近ラジオエヴァとか言って

RADIO EVA Online Store |

こんなのとか着せてたのは、キャラだけじゃねえぞー?ってか??

 

しかも何だちょっと照れくさそうに、ハミング風にしやがってよ!!!宇多田もよお!!

 

ちょっとロンドンの路地裏で、

庵野「ラッパーみたいなノリやってよ(照れ)」

 

宇多田「え~、ハズ(笑)(やるけどさっ!)」

 

じゃあねえんだよ。

 

 

てかお前ら最高すぎ!!!!!!!!!!!

 

普通にプレミアム公開で泣きました。号泣。宇多田ヒカルさんをあんなにナチュラルに動かせる人が一体何人いる?日本に。

 

さすがシン・ゴジラ石原さとみをエセアメリカ女にしただけはありますよ。とにかくあのういういしさと、フレッシュさが凄まじい。(30代女性と60代男性が)

まさにあの映画にふさわしいMVで脱帽。

 

毎回ですが、歌詞もすごくて劇場でも家でも電車でもボロボロ泣きました。

 

これだけでも書いていてすごく楽しいけど、今回は歌詞にフォーカスして、素敵な曲である『one last kiss』の感想をあげようかなと。

 

その中でも、「視点」という視点で、曲の解説をしていきたいと思います。

 

 

今回は一曲のみ紹介です。ネタバレは嫌なのでまたいつか解説します。

 

 

色んな顔をもつ『One Last Kiss』

 

もちろん普通の、お別れの曲としても最高の曲です。

イントロも過去に出した曲である、『道』のオマージュになっていて、あの曲もかなりお母様(藤圭子)のとの別れと向き合い方を直接的に書いた曲だったので、やはりエヴァとしても、完結の曲ですから序盤から意図をビンビンに感じましたね。

 

正しい歌詞が、パンフレットに乗っているのでそこから多少引用します。

 

初めてのルーブル

なんてことはなかったわ

私だけのモナリザ

もうとっくに出会ってたから

初めてあなたを見た

あの日動き出した歯車

止められない喪失の予感

 

もういっぱいあるけど

もう一つ増やしましょう

(Can you give me one last kiss?)

忘れたくないこと 

 これがとりあえず一番の歌詞です。素敵ですね。

 

普通に一回考えましょう。

 

ルーブル美術館で、有名なモナリザを見たけれど、どうってことない。あの日君orあなた(大切な人)を見て、ドキドキして何か運命が動き出したあの瞬間以上のときめきは見つけられなかったよ。

 

ってことですよ。正直ね。エヴァの本予告が公開されてね。この曲のたった2フレーズ聞いただけで度肝抜かれましたよ。

 

あれから数ヶ月立つけどもう何百回と聞いたんだから。

 

しかもこいつと別れたらとんでもねえんだろうな、ってビビるくらいですよ。すごいですよ。

 

この曲全体通して、そういう誰かを歌って、結局はやっぱり忘れられない人なんだ、でももう一緒に入れないんだ。って感じです。

 

これが複数の視点で見ると死ぬほど泣けるんですよ。どれだけ絡み合って掛かってるんだと。

 

宇多田ヒカル、てめえは令和のねづっちかい?

 

ってなもんですよ。見てきますよ。

 

エヴァオタク視点

将来ルーブルに行こうがミラノに行こうが、どんな有名な文化財を見ようが、

 

  (私だけのモナリザ

エヴァンゲリオン

 

にとっくに出会っちまってんのよ俺らは。あのエヴァに最初ハマる時、ドキドキした感覚。これ全話見終わったら、とんでもなく寂しくなるんじゃねえか??

でももっともっと見たい。もっともっと忘れられないエヴァを見たい!!

そして

 

シン・エヴァ(最後のキス)を庵野さん俺にしてくださいと!!

 

そういうことなんだよ。いいか??この気持がわかるか?????????

 

2番の歌詞もかなりいいですよ。

 

「あなたが焼き付いたまま 私の心のプロジェクター」

「誰かを求めることは 即ち傷つくことだった」

 

俺たちの心のプロジェクターにはエヴァが焼き付いて離れないのよ!!!

エヴァ早く作れ!!!!みたいな俺らの請求が庵野を鬱にしたのよ。そして俺らも追い込んじまって傷ついたのよ。

 

どうしてこれがわかるんだ、宇多田ヒカルと。

 

 

それは彼女もエヴァが好きだからなんですよ。

 

「もうわかっているよ この世の終わりでも 年をとっても 忘れられない人」

 

もうそうなのよ。人はエヴァなのよ。人=エヴァなのよ

 

俺らはそんくらいエヴァが好きなのよ。

すごいのよこの歌詞。ただのラブソングじゃないの。

 

宇多田ヒカル視点においても、息子さんや過去の男性のこともあるでしょう。

 

最近はTwitterで、「息子がパジャマ畳んで朝の準備して私を起こしに来た」(どうしてもミラクルひかるの声で再生される宇多田ヒカルの声)

 

って親離れを少しづつ感じていましたしね!!!

 

宇多田さんならいい男も数え切れないほどいるでしょう。

 

でもこれはエヴァのために、宇多田ヒカルが作った曲なの。

 

だからエヴァ=人なのよ!!!!!!!

 

そういう面もあるよ絶対。そして庵野監督のこともあるよ。恋愛とかじゃなくてね。

 

エヴァオタクとしては、人=庵野で泣けるやつもいるしね。

 

とにかく宇多田ヒカルにとっても、エヴァがかなり重要なのがわかるわけですよ。それが良いんです。

 

もう視点分けるのめんどいから、見出しは最初の一回だけだけど

 

庵野監督視点もたくさん見方あるわけじゃん。

 

自分の息子のような作品との別れ。

単純に奥さんとか大事な人のことを当てはめる事もできる。

 

会社でも仕事仲間でも、色んな思いを妄想できる歌詞なんですよ。この歌詞は。

 

曲とか製作者とか自分の思いだとかなんでも無限に代入できるんですよね。

 

どの曲でも自分に都合よく捉えて頑張るでしょ?

 

ザードの負けないでとかで受験頑張るようなもんよ。(坂井泉水は受験生より頑張ってるよ)

 

それがエヴァで僕の大好きな宇多田ヒカルだからあんなにガン泣きしてインスタグラムに乗せるんですよ。

 

理解できましたか?以上です。