ヒモ夫の日常

駄文、愚文

【GW映画レビュー その11】キッズステーションからの付き合い、新山千春 『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』

 

f:id:ofsp0604-oto363:20210507190102p:plain

ゴジラめちゃくちゃに面白い

 

いやあ、昨日のゴジラSP観ましたか??

 

私は地上波とNetflixどちらも観ています。

 

Netflixで先行配信なので、地上波を復習にして、立て続けにNetflixで新作エピソードを観ています。

 

なんと贅沢なんでしょうか。最高ですよね。

 

昨日は、『ゴジラSP』のOPテーマがオンラインリリースされました。冗談抜きで、一曲リピートにして無限に繰り返しています。

 

今日はジェットジャガーのソフビを買いに、街に繰り出したんですが、ずっと同じ曲を聞いてました。飽きません。それは僕の正確と曲の良さどちらも作用してますよ。

 

皆さん是非是非、ぜひとも聞いてください。間違いなく令和で最もおもしろいTVアニメだと言えるでしょう。

 

あらすじ

 

ゴジラ、それは度々日本を恐怖の渦に叩き込む、恐るべき怪獣である。そして、最後にゴジラが日本に現れてから、早くも半世紀の時が経過しようとしていた。そんな頃、とある場所で不可解な出来事が起きていた。グアム島の近くの海で、原子力潜水艦が突如として姿を消したのである。その潜水艦を探すため、海軍は『さつま』という特殊潜航艇を派遣した。そして、さつまは目撃してしまう。無残にも沈没した潜水艦と、その周りを泳ぐ巨大な何者かの背びれを。そして、その背びれはあのゴジラのもののように思われた。

不可解な出来事はそれだけではなかった。新潟県では、近くを荒らしていた暴走族が、突如出現した赤い怪獣に襲われてしまう。そして、鹿児島県では、若者が巨大な繭に包まれるという事件が立て続けに起こったのだ。この事件の共通点に気がついたのは、BS放送でオカルト番組を担当している、由里という人物だった。日本には『護国聖獣伝記』という伝記があり、今回の事件が起きた場所は、いずれもその護国聖獣伝記に記されていたのだった。

 

(MIHOシネマ)

 

映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は? | MIHOシネマ

 

以前記事も書いたMIHOシネマさんを使うことにしましょう。詳しく知りたい人は是非。

 

 

どんな映画

 

主人公が、オカルト番組の制作会社の社員ということで終盤までのストーリーや構成は、ミステリ風味なオカルトSFの様相。

 

新山千春演じる、立花由里の大雑把な正確と(茶髪ショートヘアという漢の性癖の権化でもある)コミカルな台詞回で飽きること無く、また次々に語られる「護国聖獣伝説」や、文字通り水面下で動き始める怪獣たちの登場により物語のサスペンスを演出。

 

ほぼ満点に近い怪獣映画の序盤だと思います。いやあ良かった。

主人公の設定が良いですね。今までは真っ向から戦う自衛隊員、博士、その娘、ジャーナリストなどなどでしたが、今回はちょっと変わって、オカルト報道番組を作る一人の女性でした。

 

彼女がジャーナリストになりたかったのか、オカルト好きだったのか明言されているシーンは見受けられませんでしたが、最初は番組の数字や自身の好奇心によって単独で動いていた彼女が、次第に真実や社会をそのまま切り取りたいという健全なジャーナリズムに突き動かされていく流れが良かった。

 

それによって業界でも馬鹿にされていたり、やる気のなかった同会社の社員たちも熱くなりラスト間際では、安牌企画をほっぽって、立花レポーターによる怪獣たちの戦いを生放送することに乗り切る。

 

やる気のないプロデューサーや同僚たちも彼女の熱が伝染して、熱く応援する姿に不覚にも感動しました。

 

たぶんこれ好きなところのパートで書くことだな??

 

そして新山千春が可愛い!!!今回は受けうちではないものの、あの時代の茶髪ショートの女性ってなんで可愛いんですか??

 

 

今回はゴジラが、太平洋戦争で無くなった者たちの「無念」さが宿った怪物という設定に。2000年に入り戦争が半世紀以上前になった時代。「平和ボケ感」がテーマの1つ。反戦意識が強く、ゴジラによって死ぬ登場人物がたくさんいました。

 

東宝の悪ふざけもいっぱいありましたが、明確に死ぬ描写が多いです。サクッと死んでいく。このへんは、シン・ゴジラでもそうです。明日見ます。ドキドキです。

 

そういう部分もあって「死」もテーマの1つ。平和とか生命の尊さではないですね。

 

 

 

好きなところ

 

なんか上に、設定の妙を書いてしまったのでこちらは完結にします。

 

まず、ミニチュアとロケの区別がどんどんつかなくなってくる。

 

この作品ではCGも使っていますが、まだバリバリのミニチュア撮影です。怪獣が奥から出現し、手前を民間人が逃げていく、というお決まりの描写がかなりリアルになってどこからがミニチュアか区別がつきにくくなっていました。

 

技術の進化もありますが、よりリアリティがでる構図や演出に。そういった人の進化も垣間見える。

 

好きなシーンはやっぱり爆発。途中の怪獣が街を破壊するシーンなどでの火災は、CGが多めでしたが、大怪獣バトルになるとそこは意地があるのか、ホンモノの爆発です。

 

特に、キングギドラが電気の玉を放出しゴジラに命中。街も巻き添えで大爆発するところなんかすごかったですね。特にミニチュアの海がリアルすぎてびっくりしました。

 

ちょっと前後しますが、かっこよかったシーン。

 

防衛軍が実戦準備をしている時に、「一度も使ったことがない、というのが誇りだったが…」という言葉に、中将准将が「さきもりの気持ちはいつも同じ」みたいなこと言うんですよ。それがかっこよかったですね。

 

守る側の切なさ、いつものお侍の弱音と同じです。

 

あとはちはるーとお父さんの会話が可愛くて好きです。

 

 

まとめ

 

私からすると毎日ゴジラはビル壊してるし、ミサイル打ち込まれてます。

 

またある時は、火山に放り込まれ、ある時は骨にされ、糸でぐるぐる巻きにされ、ヘドまみれにされたり、だんだん疲れてきたのもありますが、明日は『シン・ゴジラ』。

 

今の自分が観たら一体どうなるんでしょうか。庵野さんと樋口のしんちゃんさん、対戦よろしくおねがいします。