ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その95「ハスラー」(1961年)

ハスラー」(1961年)

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長過ぎる

こんにちは。書くことがなさすぎて驚いている俺です。みなさん暑い中いかがお過ごしでしょうか。私は絶賛映画飽き中です。というかDVDで見ることに逆に飽きてきましたね。配信されていない作品って、相当人気作で権利を譲られていないからorクソのどっちかなんですよね。スターウォーズジブリは前者なんですが、もしかしたら私が今回DVDで借りた作品たちは後者なのかもしれません。個人的にいい意味で”クソ”って感じなんですよ。決して悪口ではないです。しかも見たい作品はどれも貸出中でしたしね。ということは、配信されるされないの網目をくぐり抜け、「これ借りたい!!」っていうツタヤユーザーの網目をもくぐり抜けた作品なんですよね。いい意味で。

今日はそんな映画の「ハスラー」です。なんかストレートなそんな映画・・・になってしまいましたが、比較的アレっていうだけでとても良く作られた映画でした。今日はこれからナウシカを見に行くので、とっととブログ書いて出たいと思います。

リストによると

ジャンル:ドキドキ

監督:R・ロッセン

主演:P・ニューマン J・グリーソン

コメント: 大金を賭ける玉突きのプロ。若きポール・ニューマンと静かで上品な敵役J・グリーソンの対決に息をのむ

リストより

 私はガキなのでちょっと難しかったですね。こういう競技ものって大分盛った表現をすることが多いじゃないですか。松本大洋さんのピンポンとかその他スポーツ漫画や映画もそうです。あとそういう競技の描写をガッツリ描いたりしますよね。この映画は割とあっさりなんですよ。確かに対決シーンももちろんあるんですが、なんていうか地味なんですよね。淡々と番号言って打って、みたいななんていうんでしょう。難しいんですが。ダイジェストなんですよ。打ち始めたらちょっと透けて何回も打ち続けましたーみたいな演出して、打ち終わって、ふう・・・ってなって会話してみたいな。

ビリヤードも素人なので、よくわからないですしね。あんなプロたちがナインボールするわけないじゃないですか。なんか一人で全部落としてそれの美しさを競ってるんですかね?まじわかんないっす。迫力のない空手の型の試合見てるみたいな感じですね。しかもフィクションってわかってますので、上手い!!みたいな驚きも少ないし。超悪口言ってるみたいですが、これは個人的意見です。

このリストの最初にも楽しめないやつはガキって書いていたので私はまだ良さがわからないだけです。その他の人間ドラマや主人公の葛藤は面白かったですけどね。それがメインの映画ではあるんですが、ビリヤードが熱いんだろうなあっていう先入観にやられました。

どんな映画

だいぶビターな大人映画ですね。仕事と女と金とみたいな。静かで渋い映画でした。あと切ないです。なんか主人公はビリヤードの才能しかなかったので15歳からハスラーとして生きるしかなかったんですよね。で超有名なやつと戦って全てを失います。そこで出会った女性と親しくなり、こうなんか狭間に居るわけです。そこでやっぱり自分の能力を試したくなる生粋のハスラーなんですよ。でもやっぱりうまく行かなくて、大事な人を選ぶのか、金や快感を選ぶのか、なんかそんな苦しい選択ばかりを強いられる悲しい若者の話でした。人間ドラマって言ってくれればよかったのに。

ビリヤードにすべてを賭けたエディを見る映画です。

好きなところ

エディは勝負に負けて自暴自棄になります。しかも自分の弱いところもしっかりわかっていて自己嫌悪がすーごいです。ステキな彼女と出会って現実逃避をしている最中に、やってきたビジネスパートナーであり、親子のような関係の人物とも絶縁してしまう。加えて遊びでやったビリヤードで素人から金を巻き上げてしまい、両腕を骨折させられたりと散々なんですよ。

そんな時、彼女とピクニック的なことをするシーンがあります。そこがすきです。

彼女と話すことによって、自分の弱さを受け入れて、ビリヤードをしているときの楽しさや己が生きる道をもう一度考え直すんですよ。それでやはり只者ではないことが、彼女にも私達にも分かります。

そこからもう一度、立ち上がるんですが、やっぱり大人の世界は甘くない。切ないです。

まとめ

やはり先入観を持つとろくなことがありません。これからは事前知識をあまり入れないことを徹底したい。バランス良く情報を入手しないとやっぱだめですね。勉強になりました。

これでDVDゾーンは終了です。後は配信レンタルと配信で魂の5本を見ていきます。楽しみですね。この経験をどう活かすか、アイデア募集中です。