【GW映画レビュー その3】『ゴジラキングオブモンスターズ』ー家ついていってイイですか?
【GW映画レビュー その3】『ゴジラキングオブモンスターズ』ー家ついていってイイですか?
モンスターバースシリーズの現時点での最新作である今作。
今後日本でも公開予定の『ゴジラvsコング』へとつながる三部作をここ3日で見ました。
最低限、最新作をみる準備が整いました。いやあ迫力あってよかったです。疲れましたけどね。
でもまだやはり、ヒーロー映画とか、ザ・ハリウッドな映画は苦手かもしれないです。
このシリーズは、ゴジラやキングコング、キングギドラなどなど知ってる怪獣が出てくるからやっぱり見れるんですよね。
今作もキングギドラが出るということで、序盤の匂わせもドキドキしましたし、子供の頃なぜかキングギドラのでっかいソフビだけは持っていました。
ウルトラマンやウルトラ怪獣のソフビはたくさん持っていましたが、唯一キングギドラだけはしらんけど買いました。
三ツ首の竜って誰でも好きですからね。
どうしても、アクションが一番のみどころなんですよね。ストーリーはシンプルだったり、予定調和に感じてしまいます。だからこそ、知っていたり好きなキャラクターが持つ力が大きくなってきます。
私がマーベル映画を見れない理由はそれだと思います。アメコミはあんまり好きじゃないので、馴染みがないんだよなあ…
好みの問題です。
どんな映画??
上でも散々言いましたが、「彼奴等が、新しい映像で動く!」
ってのを楽しむ映画です。
地球を破壊した人間が悪いとか、親子の関係とかああいうのは一切無視でOK。
そういう映画じゃないでしょう正直に言って。
あんなもんはスパイスみたいなもんですよ。そこ見てほしくて作ってるわけ無いですからね。
環境問題について考えたいなら、『もののけ姫』見りゃいいし家族の話見たけりゃ『東京物語』見りゃいいんですよ。
とにかくかっこいいゴジラを見れば良いんじゃないかと思います。
好きなところ
キングギドラがまじでかっこ良かった。
南極で氷漬けにされてるのも良いですよね。
そして復活してゴジラと相まみえる!伊福部音楽も聞けて、ゴジラの鳴き声もより身近なやつでしたし良かったですねー。
キャラクターとしては、今回も軍の大佐が良かった。アイシャ・ハインズ氏が演じる女性坊主大佐なんですよ。あれがめちゃくちゃかっこいい。
今回はモナークの機内でのごちゃごちゃ多く描かれていて、いわゆる船モノみたいな要素もあり、ひとりひとりのキャラクターが割と立っててよかったんですよ。
その中でも軍を抜いてかっこよかったのは彼女です。
あとは、「モスラとゴジラは良い仲なん?」っていう台詞も好きだし、モスラの力を借り、バーニングゴジラっぽくなったゴジラもかっこよかったです。
気づいてる方いると思うんですが、かっこいいしか無いです。感想は。
まとめ
渡辺謙がゴジラの家に行っちゃいました。ラストシーンでテレ東のADみたいになった渡辺謙が可愛くて好きでした。あとあの時限式爆弾のアナログ感が最高ですね。
あの形のアラーム時計がほしい。
明日は多分「機龍」を観ると思います。
【GW映画レビュー その2】『キングコング 髑髏島の巨神』ー優しい人でした。
【GW映画レビュー その2】『キングコング 髑髏島の巨神』ー優しい人でした。
2日目はモンスターバースの「キングコング」です。
久しぶりに蔦屋に行ってDVDを借りました。午前中授業だったので、お昼に行ったんですが、素晴らしかった。
平日のお昼ということで、色んな人がいました。
蔦屋をカフェだと思っているのか、小さいソファで漫画を読んでいる若者。
階段の手すりに体重の全てを掛けている高齢者の方。
もはやつま先だけに擦り切れたクロックスを履いたおじさん。
世界はこんなにも美しいのだと実感。
そして春といえば、銀杏なのかわかりませんが、本当に精子の臭いがします。
みんな精子ではないって言いますが、見栄張ってるだけですよね??
本当に不快です。
キングコングに全部引き抜いてほしい。
『キングコング 髑髏島の巨神』
あらすじ
1973年、アメリカがベトナム戦争から撤退した直後。特務研究機関・モナーク(MONARCH)の研究者であるウィリアム・“ビル”・ランダ(ジョン・グッドマン)は、南太平洋に位置する謎めいた島「髑髏島」の調査を政府に要請していた。調査遠征隊として島に派遣されたのは、ランダらを護衛するベトナム帰還兵のプレストン・パッカード中佐(サミュエル・L・ジャクソン)ら軍人たち、島の案内役として雇われた元英軍の傭兵ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)、そして戦場カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)らだった。
一同は激しい嵐を切り抜け、ヘリコプターで髑髏島にやってきた。調査隊は地質調査の名目で、島への空爆を開始。ところが、そこに怒り狂ったコングが現れるやヘリ部隊に襲いかかり、たちまちチームはバラバラになってしまう。仲間と合流して島を脱出するべく、島の各地でそれぞれに移動を開始するメンバーだったが、この島には見たこともないモンスターたちが生息。この島は、決して人間が足を踏み入れてはならない場所だったのだ。そんな中、かつて太平洋戦争のさなか髑髏島に不時着し、以来この地で生きてきたハンク・マーロウ中尉(ジョン・C・ライリー)が姿を見せる。
『キングコング:髑髏島の巨神』徹底解説 ─ 怪獣&キャスト紹介、あらすじ、小ネタ&オマージュの数々も | THE RIVER
やっぱり怪獣モノをどのように見れば良いのか、なれていないことを痛感。
マーベルなどのヒーローもの、メジャーなSF大作などを観るときもそうですが、気持ちを作らないと全力で楽しめないですよね。
岡田斗司夫さんは、「知能レベルを下げないと見れない」と言いますが、私はそうは思いません。
まだ言葉にできないものの、アニメを観るときと同じ気持ちになれればいいのにな~と思いますね。どうしても生身の人間、ホンモノの建物が出てきてしまうとリアリティレベルがグッとやっぱり上がりますよね。
そうなると、「おおきなゴリラ??」
ってなっちゃうんですよね。でも昨日から大きな恐竜や大きなカマキリを見ていたので、今日は全然だいじょうぶでした。
自分の映画筋が衰えている、もとい、こういった映画を観るための筋肉は鍛えられてないのかもしれません。STAR WARSですら、下準備が必要になるかもしれません。
その分には、「ゴリラ」っていう点がいいかもしれません。ギリギリありえるんちゃうか?っていうライン上です。すこ~しだけ大きいだけですからね。
そんなキングコングが守る秘密の島を大冒険します。
どんな映画???
人型ってええなぁ~っていう映画です。
ロボットやウルトラマン、エヴァ、ガンダムがかっこいいのは「人型」だからだと思います。
大きくて力強いものが、我々と同じ挙動をする。走って殴って、飛んで、っていうあのなんとも言えない迫力はなんなんでしょうか。
自分を投影しているというわけでもない気がするんですよね。人間に不可能なことをしているから、というわけでもない。
でも人類からすると異形な(形は似ていても)ものが躍動しているとドキドキします。
潜在的に下に見ていると思うんですよ、自然と。動物や機械が人間を超えることなんて無いと思っている。だから人間と同じ様な動きをするロボットやフィクションの世界のキングコングに、「こいつ、人間みたいに動くぞ。」
という感想を持つんじゃないでしょうか。だから感心するし、興奮するのでは。
というところに今回はしておきましょうか。
好きなところ
今回はアクションが非常に良かった。
GODZILLAはどちらかというと、パニック映画的側面が強いので、今回のジュラシックパーク的な構成での戦闘アクションシーンはどれもかっこよかったですね。
「捜索だけ。島の捜索だけだから。お願い。」
と実際は、でっかい生き物がいっぱいいるって知っているにも関わらず連れていきます。
みんな大好きサミュエルエルジャクソン率いる、軍隊と巨大生物のバトルは良かったですね。
ベトナム戦争帰りで、穴掘り爆弾をヘリから投下するとこも”アポカリプス・ナウ”みがあって非常に良かったです。ワーグナーはかかりませんでしたが。
あとやっぱり、「ヘリ」って良いなあ、と思いました。男のロマンと言うか、人生で一度は乗りたい。ヘリで空爆する漢の顔はやっぱり良いですよね。どの戦争映画でも見どころになる事が多いですが、あの表情がやはり良い。一番狂っているのは、安全圏から攻撃するときの表情ですからね。あの恍惚とした顔はたまりません。
キングコング初登場時の、ヘリ目線カメラもめちゃくちゃ怖くてよかった。
サミュエルエルジャクソンとキングコングの、因縁を決定づける炎の中での睨み合いもしびれましたね。
あとは、冒頭死んでいったグンペイの刀関連のシーンめちゃくちゃいいです。
毒ガスの中を、ガスマスクと刀で疾走し、鳥を真っ二つにするところも好き。毒ガスが緑なのも大味で盛り上がりました。
もちろんキングコングが大暴れするところもめちゃくちゃ好き。
どうです?文芸的な映画ばかり見て、腐ってる場合じゃないですよみなさん。
セックス・スポーツ・スクリーン!!術中にとことんハマってやろうじゃあ、あーりませんか。追悼ギャグで、この章を締めます。
まとめ
シンプルにアクションや、見え見えの伏線などを楽しめました。こういう映画もたまには良いですね。明日はもっと凄いことになる『キングオブモンスターズ』です。
楽しみ~。
【GW映画レビュー その1】『GODZILLA』(2014) ドラえもん・ザ・ムービー
『GODZILLA』(2014) ドラえもん・ザ・ムービー
皆さんお久しぶりです。毎日映画ブログGW編開始です。
緊急事態宣言が発令され、GWに映画を見まくろうと思っていた気持ちを打ち砕かれてしまったため、バチ切れてまたあの地獄生活を始めます。
去年の夏に100日間映画を見てレビューをするという煉獄を味わってから、大げさでなく人生変わりました。人格も変わりました。まじで。なんか落ち着きました。
今回はGW編ということで、「ゴジラウィーク」にしようと思っております。
『ゴジラvsコング』の公開もちょっと怪しいですが、近づいてきたし。
『ゴジラSP』もめちゃくちゃ面白いということで、書籍やニコニコ大百科でゴジラのことを勉強している真っ最中です。
今回は、<モンスターバース>シリーズを中心に見たいと思っています。明日はキングコングの髑髏のやつ、明後日はキングオブモンスターズを見ますよ!機龍二部作、旧キングコング対ゴジラなど
俺が、あー、アレだな。GWは今日で終わりだな(納言風)
と思うまで、毎日続けます。
同時並行で、みたいアニメや読みたい本があるので、それについてもビビッときたものからブログ書いていこうと思います。
『GODZILLA』(2014)
悲劇的な原発事故により、家族が引き裂かれてから15年。父と息子が再開を果たすなか、地球の平和を脅かす巨大生命体を倒すため、ゴジラが再び地上に姿を表す。
(Netflixより)
54年に公開された初代ゴジラでは、アメリカの水爆実験で突然変異が起こり現れた破壊の神様ゴジラですが、今回は、水爆実験ではなく、ゴジラを殺すためにアメリカとロシアが色んなとこでボカスカ爆破しまくってたという設定。ゴジラは地球を調律する神であり、劇中99年に起きた原発事故は、ある化け物のせいだったんですよね??それともゴジラが罰当たりじゃーーってきたんでしたっけ??
多分事故の時に、電磁パルスを観測していたので、あのキモいカマキリのせいだとも思うんですけど。
あれ?ほんとにみた?俺。嘘でしょ?
たぶんホワイトカマキリのせいだと思います。ぼんやりと浮かび上がってきました。
どんな映画?
ドラえもんザ・ムービーでした。
怪獣映画って良いですよね。
「あいつ、いつでてくるんだ‥‥!!」
ってドキドキで1時間ドブにすてれるんだから。
なんか謎に日本をお仕置きしてくる破壊神から、だんだんと子供向けのヒーローになり、やっとちょっと怖いけど優しいやつにこの映画で成長しました。
たぶんドラえもんザ・ムービーでいうと、ジャイアンがこんな感じだと思うんですよ。ガキ大将から、映画ではめちゃ良いやつになって、子供人気を得て。
そして「クルエラ」とか「ジョーカー」とかヴィランブームで忙しい映画界で、国産ヴィラン映画として「ジャイアン」が公開されるんですよ。
ジャンプとかラジコンとかめっちゃ取り上げてくるけど、のび太の成績をキープするためだったんだ!
とか言うオチでね。いやあ2024年夏、「ジャイアン」の公開が楽しみです。もしくは「GOUDA」かもしれないです。
あー楽しい。ブログってコレ許されちゃうんだよなあ。
とにかく恐くもあり、めちゃくちゃかっこよく、そして今回は結果的に人間を守ってくれたわけですが、今後どうなるかはちょっとまだわかんないですね。
好きなところ
主人公が奥さんとイチャイチャするところが好きです。
軍のお仕事から久しぶりに帰ってきて、「パパが帰ってきたから毎日ケーキだ!」とか言うんですよ。それで奥さんがめっちゃ笑う。
ぜんぜんおもんないこと言ってるんですけどね。
そのあとスピーディに子供寝かせるんですよ。 おっけ電気消すから今日はもうねな。って。
いやもうちょっとかまってやれよってね。
暴れてちゃねれないよ。(俺のムスコはこれから暴れるんだけどね~ん♫)
という具合に心の声がモレモレ。
素直な子なのですぐ眠りましたがもうちょっとごねていたら
パパはママのゴジラがものっそい好きなんだぜ~?(パパはしばらく家にいるよ…)
みたいな。ギャグ漫画で心の声とセリフが逆転しちゃうみたいな。コミカルなシーンになっていたはずです。
俺が監督ならそうするね。よく我慢したよ。
そのあと案の定可愛い奥さんと、イチャイチャするんですが可愛くて好きです。お尻がムチムチでいい!!!
その後「親父が逮捕された」っていう電話でムードがぶち壊されますが。
もう1つは、ゴジラとホワイトカマキリが戦闘している時に、ホワカマに餌として盗まれた、元気玉サイズの核爆弾を回収しに行くシーン。
ホワカマが電磁パルス攻撃をするので、精密機器である航空機で近づけないんですよ。だから攻撃の範囲外からパラシュート部隊(九州のお笑い芸人コンビじゃないよ)で降りてくんですが、そこがめっちゃ怖いんですよ。
余裕で主人公が、ゴジラの横をスカイダイビングします。
そこのカメラワークが良いっ!!!
主人公視点で、ヘルメットの狭いゴーグル状の視界でゆっくりゴジラの横を落下していきます。口の中とかめっちゃ見えて、食われそうで怖い。
あの演出はしびれましたね。
まとめ
こんなに楽しくブログを書いたのが久しぶりすぎてこれでいいのか心配ですが、モンスターバースシリーズ制覇に向けて整えていきます。
初代キングコングとリメイクキングコングも見たほうが、楽しめると思うので、それも観るぞ~~。。
ちょっとは文が愉快に上手になっていたらありがたいです。スピードはだいぶ早くなりました。
【レビュー・感想】『アンタッチャブル』ー午前10時の映画祭
『アンタッチャブル』
(上のリンクは作品紹介です)
復活しました。「午前10時の映画祭」。
去年友人に存在を教えてもらって観に行きましたがチケットが売っておらず、なんか別の映画を観た気がします。
コロナで断念されていたようですが、今年4月からスタート。
ショーン・コネリー月刊ということで、今日見た『アンタッチャブル』と未観の『ザ・ロック』がやってます。
上映作品リストをまた載せておきますのでみなさんも確認して、映画館行きましょうね。DVDやPCで見るよりも、映画館で観ることに意味があるかと思います。
なぜなら観る以外に何もできない空間だからです。それが一番大きい。音がいいとか大画面とかじゃなくて、観る以外マナー違反だったり法律違反になるのでどんなつまらなくてもちゃんと見るんですよね。画面をぼーっと観察するしかやることがなくなるので、ちょっと奥まで見れるみたいな感じです。
個人的な映画館で観る意味はこれです。クソ映画でもどっか面白いところを探さざるを得ない。
午前10時の映画祭では今後、黒澤明の作品や、キューブリック2作。グッドフェローズやファイト・クラブ、モスラの4kやスタンド・バイ・ミーなど見る予定です。
とか言いつつたくさん見ちゃうと思います。観たことのある作品も多いですが、やはり映画館で観たい!!!
上映作品一覧 - 午前十時の映画祭11 デジタルで甦る永遠の名作
コテコテの刑事モノでした。
ここからは『アンタッチャブル』の話。
どうやらテレビドラマから映画になったようです。実在する捜査官の自伝をテレビドラマ化し大ヒット。それを映画にしたとか。
通りですっ飛ばした展開が多いわけですね。
さっぱり言うと、劇場版「相棒」でした。※観たことありません
王道の刑事モノで、ロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネという大物ギャングと、シカゴに出張でやってきた捜査官の戦いを描いた作品です。
ウェスタンのケレンな感じ、銃撃戦など色濃く反映されていると感じました。有名な西部劇は割と見たので、感じられることだと思います。映画ブログ様々です。
こういう系統の映画は、正義であったり仕事や人生に対する葛藤を軸に展開されます。これも私の印象でしかありませんが、カウボーイやサムライはいつもそんな事ばかり考えていますよね。ワクワクするエンタメの中に戦う男の切なさがあります。
いつもテーマは葛藤と寂しさです。最後に勝つのはやはり農民だぜ。
好きなところ
私は映画のオープニングが大好き。やっぱりドキドキさせてくれるシーンが頭にあると背筋が伸びます。
そしてそういえば最近背筋の伸ばし方がわかりました。今まで私が背筋を伸ばすだと思っていたことは、胸を張るでした。なぜみんな春日さんみたいにならずにいい姿勢を保っているのか不思議だったのですが。
最初に製作者たちの名前が続々流れて行く感じでした。タイトルの『THE UNTOUCHABLES』の演出がめちゃくちゃかっこよかったです。
そして初めのシークエンスなんですが、高級ホテルの外観が映され、中に入っていきます。お客さんの中に目立つスーツを着て女を侍らせている方たちがみえる。VIPルームの内装を写しながら、物語の説明が入ります。(禁酒法がシカゴに出て、酒の密売がめちゃ流行ってまっせ~って)
でたくさんの人間の中心に横たわり髪を切ってもらっている人物がいます。タオルを顔にかけられており誰かわかりません。
ですが観客はすでに誰か理解していますねえ。ドキドキします。
取り巻き達が、ぺちゃくちゃその人物がどれだけ街を支配しているか説明をしてくれて、理髪師の手でタオルがどけられると…
ロバート・デ・ニーロの顔がドン!!
めちゃくちゃ盛り上がりました。デニーロだあ!みたいな。
これって非常に面白い現象ですよね。特に意味のないシーンですし、盛り上がるわけでもないんですが、ロバート・デ・ニーロの人間的な魅力だけで成り立たせようとしているんですよね。
今この表現ができるかと言えば難しい。俳優の価値が下がってしまったと言うよりも、より現実とフィクションの線引がはっきりとしたような気がします。映画スターが今よりもアイコニックであり憧れや、夢があったと思います。
今は俳優たちへのスタンスが皆変わっていますよね。生活と切り離されているというか、それはそれこれはこれ、ってな感じ。娯楽、映画や映画スターがそれほど生活に密着しなくなっているというか。難しいですが、少しドライになったような気がします。
相対的に「推し」という概念が台頭し、より好みが細分化されているわけですね。民衆全員が憧れるカリスマではなく、それぞれが誰かの推しになっているというか。
たった数秒のロバート・デ・ニーロで映画館がどよめいたんだろうなあ、なんて思いながら観てました。素敵です。
好きなキャラクターはニッティというアサシンなのに目立つ白いスーツの強面ギャング。超良かったです。
鑑賞しているお客さんは少なかったんですけど、隣に同世代かちょっと上のオタクがいました。彼は一番盛り上がると言っても過言ではない、主人公とニッティの対決シーンでいきなり
「フツフツフツフツフツフツフツフツフツ…」と音を発し始め
座席に頭をガンガン叩きつけて震えだしました。ローターが床を跳ね回るような感じ。
最後ニッティは、主人公の正義と復讐の葛藤の末に、高所から突き落とされるのですが、ニッティが駐車してあった車に激突する瞬間に、ガッツポーズまでしていました。
ちょっと驚きましたが面白かったですね。午前10時の映画祭を見に来る若者なんてみんなそうですよ。
私は主人公の葛藤とシンクロして、グッと苦しくなってしまう場面だと解釈しました(テーマを上記のように捉えているため)が彼は主人公が感情を爆発させたのとシンクロして思わずガッツポーズまでしてしまったんだと思います。
映画館って面白いですよね。こんなに対極な楽しみ方をし、感性がバラバラな人間たちがおんなじ場所で同じものに感動する場所なんですよ。
ほんと映画館は面白い。
【レビュー・感想】『劇場版カウボーイビバップ 天国の扉』
今日15日で、上映終了してしまう映画が沢山です。
コロナ騒動のおかげで、映画の大渋滞が起こっております。エヴァのアイマックス上映ももっと長くやるだろうと思っていましたが、明日からはじまる『コナン』、ずっと控えていた『ワンダーウーマン』、ちょっと先には『るろうに剣心』などなど大物だけでもいっぱいいっぱい。
そんな中鎮座し続ける『鬼滅』の凄さ。
そんな中ひっそりと終わっていく『カウボーイビバップ』の劇場版。みました。
『カウボーイビバップ』
渡辺信一郎監督のSFカウボーイアニメ。
こだわりを感じる音楽と、一話完結でサクッと見れる爽快アクション。
心地いいシナリオやセリフ回しを味わえます。僕は好きです。
西部劇や、ちょっと大人な昔の映画を見ているような感覚です。
「これこれー!!このベタだけど、ハードボイルドで、照れくさいけど、かっこよくて」っていう。
カウボーイビバップ独特の雰囲気というか、ビバップ空気というか。
それがしっくり来る人にはかなりいいアニメです。良いんですよ。
3人の賞金稼ぎ”カウボーイ”が、ダラダラ犯罪者をハントしながら日常を過ごしていく内容です。
アクションアニメなんですが、これといって目的とか敵がいたりしないんですよね。
特に生きる目的はないが、未練がないわけでもない。そんなキャラを少しづつ知っていくアニメです。もちろん音楽とアクションがカッコいいんですけどね!
で、劇場版はアニメの最終回よりも前に起こった出来事を書いているのですが、このアニメの核に関する話でした。
ある事情で、生きている実感を亡くして、目の前の生活が夢の様に感じてしまうヴィンセントっていう漢が現れ、生物兵器的なやつで犯罪を繰り返します。
それを主人公たちが止めるわけですが、この「生きてる実感がない」っていうのが映画のテーマであり、カウボーイ・ビバップ全体に通ずる主題だと思います。
天国でも地獄でも無い煉獄で、ダラダラと生き延びている犯人ですが、これは各キャラクターにも当てはまる。そしてなんだかんだ観てる私達にも共感できてしまう。
なんのために生きてるんだろうとか、今のこの体で生きている時間が夢や幻って言えなくもないし、そもそも現実ってなんだ?とか観た後にどうしようもなく、途方も無いことを考えてしまう映画でした。
いつものハードボイルド感、ベタでダサかっこいい感じ+ジトッとした現実を突きつけられた様な。
最後必ず、「see you space cowboy」とかそのエピソードに適した文句をテキストで写して終わるんですけど今回の映画は
「ARE YOU LIVING IN THE REAL WORLD?」
って右端にドーンって出て終わりました。このダサくて良い感じわかりますでしょうか。
「君等は現実を生きてるの??」って意味ですが、この問いかけのニュアンスもいいですよね。
精一杯生きようぜ?ではなく、おまえのその”現実”と思って生きている体や時間は果たしてリアルな世界なの??
ってこう突き放すような、でも優しい問いかけがぶっ刺さりました。そして結局この煉獄から開放される瞬間は「死」でしかないことも作中通して語っている。
朝イチの映画でなんだかハードボイルドないい朝になりましたよ。
好きなところ
音楽が暴走してて良かったです。
TVシリーズでも、セリフや効果音よりも音楽のボリュームがでかくてうるせえなあ!!みたいなことはありましたが、劇場版はかなり爆音でした。
爆音BGMで、心地いいアクションが展開されていて思わず体が動いちゃう感じ。あのこだわりには脱帽です。
とてつもなくかっこよかった。
主人公・スパイクの体術がやはり良い。
TVシリーズ後半は、重めな展開や心理描写などが多く、スパイクの近接戦闘が少し減っていましたが、劇場版は盛り盛り!!!!
ブルース・リーやら伝説のアクションスターからの流用らしく足技が主体なんですが、スパイクの長身と相まってやっぱりアクション映えします。
足技と高身長はやっぱり相性がいい。それにおしゃれなBGMですからね。
しかも声優は山寺宏一だし!!
Netflixでも配信してますので、興味がある方はぜひぜひ御覧ください。
SEE YOU SPACE COWBOY ...
3月の振り返り
ofsp0604-oto363.hatenablog.com
サクッと振り返りを。
この時期は『ジョジョと奇妙な冒険』にドハマリし、100話近く一瞬で見終わりました。それでもまだ100話近く残っており、2月の時点で、途中で飽きることを危惧しておりましたが、案の定。
今再生しているのは『ウマ娘 プリティダービー』です。
流行ってますよね。ウマ娘。
去年の夏頃に、「伝説的な競走馬を女体化し、育成するゲーム」が配信されるということで衝撃が走ったのを覚えています。
戦艦の美少女化、刀のイケメン化、戦国武将の美少女化などいろんなものや人を、萌キャラにしてきた、クレイジージャパン。
今度は歴代の名馬たち。アニメ自体は2018年頃に放送。完成度を考えて、一番話題に上がるアニメ放送時期ではない、時期にリリース。
そしてバク稼ぎ。Cygamesの手腕が光ります。
私もダウンロードするやいなやハマりました。
でもソシャゲなので、飽きが来るのも早かったのですが、熱が再来しまたやっています。
なので今月の振り返り①は
「ウマ娘に二度ハマる」です。
・何も思いつかなくなる
何も思いつかなくなりました。
・現実逃避で書くようになる
いま現実逃避で書いています。
先月の初めの方に、『シン・エヴァ』についての企画記事を書かせていただきました。
これです。
こっから何も思いつきません。
というか企画は思い尽くし、通るんですけど書く気力が出てきません。
今日中に書いてしまわないと、カツカツになってしまうので書きたいんですが、かけないのでこうして振り返りを書きながら、メジロマックイーンの天皇賞に向けたレースを見ているわけです。
考えられる理由としては
◯エヴァがすごすぎてなんか変になった
◯ブレワイとモンハンライズが面白すぎる
このどちらかです。気合入れようと思います。
・ゲームが楽しすぎる
絶賛やることだけが溜まっていく中で、ゲームばかりしています。
面白すぎる。
今主に3タイトルをプレイしています。
これプラスたまにポケモンという感じ。
『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』については数年ぶりに心から面白いと思えるゲームに出会った、といっても過言ではないレベル。
実はほぼ初めてプレイする「ゼルダ」シリーズだったんですが、一新されたシステムと荒廃した世界観、なんでもできる自由度の高さ、もう良さが無限に出てくる。
発売されてから4年もたっていますが、現在でも盛り上がっているゲームです。
時間も忘れて、プレイし、頭の中が上達や攻略法ばかりになる感覚。
はスマブラしてても感じるんですけど、なんだろうあの感じ。
映画やアニメを見ているときのような、内側を知りたくなる感覚という感じ。
『モンスターハンターライズ』は約5年ぶりにプレイするモンハンシリーズです。
正直俺にはブレワイがあるからなあ・・・
という感じ。携帯会社の長期契約特典(電子マネープレゼント)で買えなければもう良いやという感じで、秋葉原のビックカメラに行ったんですが、驚きました。
ゲーム棚の一角に人だかりができ、みんなコショコショ相談してます。
(今なら、セットで買ったら安いんだって・・・)
的な話し。
自分のテンション的に、ニンテンドースイッチを持っていても買うか悩んでいるのに、ハード自体を購入させてしまうほどの実力がこのゲームにあるのか??
とか思いましたが、買って一週間も立たない内にプレイ時間は50時間ほど。
見事にハマりました。おもしろい。
すべての煩わしい点がほぼ解消され、サクサクプレイできる。映像もそこそこ綺麗。
やはりモンハン面白い。
この2つのせいで、何かを見たり書いたりするのがめんどくさくなっている確率が9割ぐらいだと予想されます。
・まとめ
あんなに真面目にいろいろ考えていたのに、遊び呆けておりつくづく人間はどうぶつだなあと思います。
まあ気楽に!
3月の振り返り
ofsp0604-oto363.hatenablog.com
サクッと振り返りを。
この時期は『ジョジョと奇妙な冒険』にドハマリし、100話近く一瞬で見終わりました。それでもまだ100話近く残っており、2月の時点で、途中で飽きることを危惧しておりましたが、案の定。
今再生しているのは『ウマ娘 プリティダービー』です。
流行ってますよね。ウマ娘。
去年の夏頃に、「伝説的な競走馬を女体化し、育成するゲーム」が配信されるということで衝撃が走ったのを覚えています。
戦艦の美少女化、刀のイケメン化、戦国武将の美少女化などいろんなものや人を、萌キャラにしてきた、クレイジージャパン。
今度は歴代の名馬たち。アニメ自体は2018年頃に放送。完成度を考えて、一番話題に上がるアニメ放送時期ではない、時期にリリース。
そしてバク稼ぎ。Cygamesの手腕が光ります。
私もダウンロードするやいなやハマりました。
でもソシャゲなので、飽きが来るのも早かったのですが、熱が再来しまたやっています。
なので今月の振り返り①は
「ウマ娘に二度ハマる」です。
・何も思いつかなくなる
何も思いつかなくなりました。
・現実逃避で書くようになる
いま現実逃避で書いています。
先月の初めの方に、『シン・エヴァ』についての企画記事を書かせていただきました。
これです。
こっから何も思いつきません。
というか企画は思い尽くし、通るんですけど書く気力が出てきません。
今日中に書いてしまわないと、カツカツになってしまうので書きたいんですが、かけないのでこうして振り返りを書きながら、メジロマックイーンの天皇賞に向けたレースを見ているわけです。
考えられる理由としては
◯エヴァがすごすぎてなんか変になった
◯ブレワイとモンハンライズが面白すぎる
このどちらかです。気合入れようと思います。
・ゲームが楽しすぎる
絶賛やることだけが溜まっていく中で、ゲームばかりしています。
面白すぎる。
今主に3タイトルをプレイしています。
これプラスたまにポケモンという感じ。
『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』については数年ぶりに心から面白いと思えるゲームに出会った、といっても過言ではないレベル。
実はほぼ初めてプレイする「ゼルダ」シリーズだったんですが、一新されたシステムと荒廃した世界観、なんでもできる自由度の高さ、もう良さが無限に出てくる。
発売されてから4年もたっていますが、現在でも盛り上がっているゲームです。
時間も忘れて、プレイし、頭の中が上達や攻略法ばかりになる感覚。
はスマブラしてても感じるんですけど、なんだろうあの感じ。
映画やアニメを見ているときのような、内側を知りたくなる感覚という感じ。
『モンスターハンターライズ』は約5年ぶりにプレイするモンハンシリーズです。
正直俺にはブレワイがあるからなあ・・・
という感じ。携帯会社の長期契約特典(電子マネープレゼント)で買えなければもう良いやという感じで、秋葉原のビックカメラに行ったんですが、驚きました。
ゲーム棚の一角に人だかりができ、みんなコショコショ相談してます。
(今なら、セットで買ったら安いんだって・・・)
的な話し。
自分のテンション的に、ニンテンドースイッチを持っていても買うか悩んでいるのに、ハード自体を購入させてしまうほどの実力がこのゲームにあるのか??
とか思いましたが、買って一週間も立たない内にプレイ時間は50時間ほど。
見事にハマりました。おもしろい。
すべての煩わしい点がほぼ解消され、サクサクプレイできる。映像もそこそこ綺麗。
やはりモンハン面白い。
この2つのせいで、何かを見たり書いたりするのがめんどくさくなっている確率が9割ぐらいだと予想されます。
・まとめ
あんなに真面目にいろいろ考えていたのに、遊び呆けておりつくづく人間はどうぶつだなあと思います。
まあ気楽に!