【GW映画レビュー その2】『キングコング 髑髏島の巨神』ー優しい人でした。
【GW映画レビュー その2】『キングコング 髑髏島の巨神』ー優しい人でした。
2日目はモンスターバースの「キングコング」です。
久しぶりに蔦屋に行ってDVDを借りました。午前中授業だったので、お昼に行ったんですが、素晴らしかった。
平日のお昼ということで、色んな人がいました。
蔦屋をカフェだと思っているのか、小さいソファで漫画を読んでいる若者。
階段の手すりに体重の全てを掛けている高齢者の方。
もはやつま先だけに擦り切れたクロックスを履いたおじさん。
世界はこんなにも美しいのだと実感。
そして春といえば、銀杏なのかわかりませんが、本当に精子の臭いがします。
みんな精子ではないって言いますが、見栄張ってるだけですよね??
本当に不快です。
キングコングに全部引き抜いてほしい。
『キングコング 髑髏島の巨神』
あらすじ
1973年、アメリカがベトナム戦争から撤退した直後。特務研究機関・モナーク(MONARCH)の研究者であるウィリアム・“ビル”・ランダ(ジョン・グッドマン)は、南太平洋に位置する謎めいた島「髑髏島」の調査を政府に要請していた。調査遠征隊として島に派遣されたのは、ランダらを護衛するベトナム帰還兵のプレストン・パッカード中佐(サミュエル・L・ジャクソン)ら軍人たち、島の案内役として雇われた元英軍の傭兵ジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)、そして戦場カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)らだった。
一同は激しい嵐を切り抜け、ヘリコプターで髑髏島にやってきた。調査隊は地質調査の名目で、島への空爆を開始。ところが、そこに怒り狂ったコングが現れるやヘリ部隊に襲いかかり、たちまちチームはバラバラになってしまう。仲間と合流して島を脱出するべく、島の各地でそれぞれに移動を開始するメンバーだったが、この島には見たこともないモンスターたちが生息。この島は、決して人間が足を踏み入れてはならない場所だったのだ。そんな中、かつて太平洋戦争のさなか髑髏島に不時着し、以来この地で生きてきたハンク・マーロウ中尉(ジョン・C・ライリー)が姿を見せる。
『キングコング:髑髏島の巨神』徹底解説 ─ 怪獣&キャスト紹介、あらすじ、小ネタ&オマージュの数々も | THE RIVER
やっぱり怪獣モノをどのように見れば良いのか、なれていないことを痛感。
マーベルなどのヒーローもの、メジャーなSF大作などを観るときもそうですが、気持ちを作らないと全力で楽しめないですよね。
岡田斗司夫さんは、「知能レベルを下げないと見れない」と言いますが、私はそうは思いません。
まだ言葉にできないものの、アニメを観るときと同じ気持ちになれればいいのにな~と思いますね。どうしても生身の人間、ホンモノの建物が出てきてしまうとリアリティレベルがグッとやっぱり上がりますよね。
そうなると、「おおきなゴリラ??」
ってなっちゃうんですよね。でも昨日から大きな恐竜や大きなカマキリを見ていたので、今日は全然だいじょうぶでした。
自分の映画筋が衰えている、もとい、こういった映画を観るための筋肉は鍛えられてないのかもしれません。STAR WARSですら、下準備が必要になるかもしれません。
その分には、「ゴリラ」っていう点がいいかもしれません。ギリギリありえるんちゃうか?っていうライン上です。すこ~しだけ大きいだけですからね。
そんなキングコングが守る秘密の島を大冒険します。
どんな映画???
人型ってええなぁ~っていう映画です。
ロボットやウルトラマン、エヴァ、ガンダムがかっこいいのは「人型」だからだと思います。
大きくて力強いものが、我々と同じ挙動をする。走って殴って、飛んで、っていうあのなんとも言えない迫力はなんなんでしょうか。
自分を投影しているというわけでもない気がするんですよね。人間に不可能なことをしているから、というわけでもない。
でも人類からすると異形な(形は似ていても)ものが躍動しているとドキドキします。
潜在的に下に見ていると思うんですよ、自然と。動物や機械が人間を超えることなんて無いと思っている。だから人間と同じ様な動きをするロボットやフィクションの世界のキングコングに、「こいつ、人間みたいに動くぞ。」
という感想を持つんじゃないでしょうか。だから感心するし、興奮するのでは。
というところに今回はしておきましょうか。
好きなところ
今回はアクションが非常に良かった。
GODZILLAはどちらかというと、パニック映画的側面が強いので、今回のジュラシックパーク的な構成での戦闘アクションシーンはどれもかっこよかったですね。
「捜索だけ。島の捜索だけだから。お願い。」
と実際は、でっかい生き物がいっぱいいるって知っているにも関わらず連れていきます。
みんな大好きサミュエルエルジャクソン率いる、軍隊と巨大生物のバトルは良かったですね。
ベトナム戦争帰りで、穴掘り爆弾をヘリから投下するとこも”アポカリプス・ナウ”みがあって非常に良かったです。ワーグナーはかかりませんでしたが。
あとやっぱり、「ヘリ」って良いなあ、と思いました。男のロマンと言うか、人生で一度は乗りたい。ヘリで空爆する漢の顔はやっぱり良いですよね。どの戦争映画でも見どころになる事が多いですが、あの表情がやはり良い。一番狂っているのは、安全圏から攻撃するときの表情ですからね。あの恍惚とした顔はたまりません。
キングコング初登場時の、ヘリ目線カメラもめちゃくちゃ怖くてよかった。
サミュエルエルジャクソンとキングコングの、因縁を決定づける炎の中での睨み合いもしびれましたね。
あとは、冒頭死んでいったグンペイの刀関連のシーンめちゃくちゃいいです。
毒ガスの中を、ガスマスクと刀で疾走し、鳥を真っ二つにするところも好き。毒ガスが緑なのも大味で盛り上がりました。
もちろんキングコングが大暴れするところもめちゃくちゃ好き。
どうです?文芸的な映画ばかり見て、腐ってる場合じゃないですよみなさん。
セックス・スポーツ・スクリーン!!術中にとことんハマってやろうじゃあ、あーりませんか。追悼ギャグで、この章を締めます。
まとめ
シンプルにアクションや、見え見えの伏線などを楽しめました。こういう映画もたまには良いですね。明日はもっと凄いことになる『キングオブモンスターズ』です。
楽しみ~。