ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その77「スウィングガールズ」(2004年)

スウィングガールズ」(2004年)

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上野樹里と雪合戦したい人生だった

こんにちは。そろそろ大学の春学期が終わります。長いようで短い半年間でしたね。引っ越しをしてこれから大学の近くで住むぞいって感じだったのから一転して、実家に戻り、5ヶ月間に渡ってお世話になっています。こんなに長い間実家にいるのは中学校三年生以来ですからね。いろいろありましたが、楽しかったです。

こんなにも毒にも薬にもならない文を書いてしまっているのはわけがありまして、私がTwitterでラジオ番組を持つようなことがありえない人の名前を出して、その人に番組を持たすくらいしてくれたらその局見直すなあみたいなつぶやきをしたら、始めてのクソリプが来ました。こういうのには反応しないのが良いので無視していますが、ガチで文脈を読めない人間っていますよね。今回は特に悪口とかじゃなく一方的にクソリプを送ってきたので、笑ってましたが、芸能人は大変です。これのせいで集中できなくて内容がないこと書いていました。

上野樹里さんも今日なんどもTwitterで私に名前を連呼されてさぞ辛かったでしょう。

今日はそんな映画の「スウィングガールズ」です。

みなさんウォーターボーイズは知ってますよね。あれも面白い映画です。男子高校生たちがシンクロナイズドスイミングをする話し。あの作品の監督である矢口史靖監督です。

これでしのぶって読むんですね。

正直、ウォーターボーイズスウィングガールズしか私は見たことないですが人気な監督ですね!DVDって良いです。やっぱり。

リストによると

ジャンル:(スウィングガールズの写真が貼ってあります)

監督:矢口史靖

主演:上野樹里 竹中直人

コメント: サボりの口実で始めたジャズバンド。

その魅力にハマる女子高生軍団を描いてフレッシュ。

リストより

 だそうです。だそうですって書くほどもないくらい淡白ですが。女子高生軍団っていう言い方がなんかおじさんっぽくていいですよね。気づけば私も女子高生よりも年が上になってしまいました。

そして女子高生の素晴らしさを改めて知りましたね。そのなんか犯罪者的な感じではなくてですね。一種のなんか生き物として成立する良さがあるというか。

図書館でとなりにJKが座ってきて焦って席変えたみたいなことをキャッキャと書くブログだったのに、今では書けば書くほど気持ちが悪くなっていく。悲しい。

どんな映画?

青春映画で、かつ音楽もの、そして落ちこぼれのアホ女子高生たちが好きなことを見つけていく・・・みたいなど鉄板で面白くないはずがない映画な反面、かなりフェチズムを感じる映画でしたね。

矢口史靖監督、やるなああああ!って思うくらい、その、高校生の男女を結晶化したみたいな。フェチ映画でした。痺れました。

あまりにもストーリーが書いてないので書きますが、舞台は山形の夏、甲子園に向けて野球部と吹奏楽部が活発になる時期です。そんな中主人公はあっつい教室で数学の補習を受けている。

主人公は、そんなキラキラしている人たちではなくて、補修に出ているようなジメッとした夏を送っている人なんですよね。そこでアクシデントが起きて吹奏楽部が活動できなくなってしまう。野球部は試合があるのでブラスバンドが必要です。そこでアクシデントの原因である補講履修者達が、吹奏楽部に駆り出される。

というのが大きなあらすじ。最初はいやいや練習をさせられます。吹奏楽部で楽なようで、ちゃんとしたとこは走り込みしたり筋トレしたりとかしてるじゃないですか、それをさせられるんですね。でなんだかんだ楽しくなってきたとこで、吹奏楽部が復活、主人公たちは別にやんなくて良くなるんですよ。それでや「やっぱこれ楽しくね?」ってなってどんどんハマっていくって感じです。

まずウォーターボーイズとかもそうですが、非常にコメディとしておもしろいです。セリフもテンポもいいし、若い子たちを使う分難しいところがあったと思うんですけど「山形弁」がある意味、いいカモフラージュにもなってて楽しく見れます。

そして音楽もいい。私はジャズの映画は「グレン・ミラー物語」を見たので、知っている曲も何曲かありました。やっぱ楽器を使って音楽が流れている、BGMであることには変わりないんですが、一応”てい”があるような映画は見ていて飽きないです。しかもスウィングガールズに関してはガチで演奏も自分たちでやったそうで、すごいなあと思います。

好きなところ

最初にこの人の女子高生の映し方上手!!って思ったところ、趣を感じたところを2点書きます。

主に補修の女子高生軍団が弁当を渡しに行くシークエンス。この1つだけでも伝わります。

吹奏楽部の顧問の先生がいい加減なので、野球の試合を応援しに行くのに弁当を発注だけして「どうにかなるか」って言って持ってかないんですよ。

それに気づいた上野樹里たちが電車で球場まで届けに行くんですけど、その辺が好きです。電車の中でデジカメで写真撮ったりとか、つまみ食いしたりとか2004年の夢の女子高生って感じで良い。

そして駅を乗り過ごして、歩いて球場まで向かうとこで、この女子高生の集団を後ろから撮るんですけど、ちょうど、ともこ(主人公、上野樹里)が一番うしろ歩いてるんです。絶妙な制服の丈なんですよ。背中がちらっと見えるくらいの丈。そこにフェチを感じました。現実ではセーラー服もう少し長く着ると思うので、矢口史靖監督があのショットで意図的に上野樹里さんの背中をちらっと見せているとしたらそうとうすごいし、ただの偶然だったらそこに気づいた俺はそうとうキモいです。テクニックであってくれ頼む。

あとはなんだかんだ泥だらけになったから、川でみんなで遊ぶんですけど、異常に長い靴下を濡らしてそれを振り回し、水を掛け合って遊ぶんですよね。そんなルーズソックスの映し方があるとは!!!と痺れました。すごい。

そういう細かいところに監督が思う女子高生を詰め込んでいる気がしてすげえ映画だなと思いました。

あとは出てる人がすごい。みんなこの人若い!!!みたいな感じ。高橋一生さんのキャラも抜群に良かったです!ジャズは裏拍でノることを知ってるシーンとかたまらなく好きですね。これはシンコペーションっていうんですよ。拍の移動です。

まとめ

これは発見ですが、細かいものが好きだという事がわかりました。細部までこだわって作ったり撮ったりしてると、なんか熱を感じてこっちも熱くなってしまいますね。この前のウォーリーの小物とか名作のオマージュとかもそうですし、今回の上野樹里の背中もそうです。そういうこだわりになんかリスペクトを感じて好きになります。

なんか変なことばかり書いたブログになりました。明日も変な映画見ます。