ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その76「十戒」(1956年)

十戒」(1956年)

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チューズンワン

こんにちは。私も神はいると思います。なぜならこのアホみたいに長い映画が伊集院さんのラジオの時間の3分前にエンドロールを迎えたからです。そして終曲を含めてDVDの選択メニューみたいなとこに戻ったら「今週気づいたこと!」に入りました。

これが神の御力、神意です。モーゼ様、または有って有る者である神のおかげです。

マジであんまり書くこと無いのでこういうことを捻出しているのです。

今日も神の啓示(伊集院のラジオ)を受けながらブログを書きます。

リストより

ジャンル:(モーゼの絵が書いてあります)

監督:C・B・デミル 

主演:C・ヘストン Y・ブリンナー

コメント: モーゼのパワーで紅海が割れる。当時の特撮も捨てたもんじゃない。「ベン・ハー」とこれで、聖書ものは完璧。

リストより

 だそうです。チャールトン・ヘストンが出てきたので、「これ長いな」って思いました。というか、映画の冒頭におじさんが出てきて「えー、これはモーゼのお話でですね、3時間29分ほどあるんですけども~」っていうんですよね。ツタヤのDVDが二枚組だった時点でお察しだったんですけどね!

でもでかいテレビ画面で、ハイスペックデバイスであるプレイステーション3で見ているので、飽きません。スマホもいじれるし、合間にポケモンだってできちゃう。ポケモンに関してはそっちに集中しすぎて巻き戻して見ていたので、効率が悪すぎてやめました。

それにしてもベン・ハーもモーゼも水も飲まずに大変ですよね。今回もエンタメ感満載の特撮でした。中盤までのリアリティ溢れた、モーゼの境遇や使命を壮大に描いた感じから一転、ハリー・ポッターみたいになってました。後半は。そして聖書ってすげえと思いましたね。

伊集院さん、元ZOZOの前澤社長の話題になって、「お金・配るさん」という本名だと言っていました。そして文春に攻撃されるのを心配しています。

聖書ものはこれで完璧。映画とは言え、すこし世界史の勉強になりましたかね??

どんな映画?

旧約聖書に乗っている、モーゼ君こと本名「髭・生えるさん」の生涯のお話。彼が生まれて神に出会い、同胞であるヘブライ人をエジプトから開放するお話です。

旧約聖書にのってるとか書きましたが、詳しくは知りません!多分です!ワンちゃんです。

この前のベン・ハーと一緒で、最初から最後まで、スペクタクル感満載の映画です。重厚な音楽と、展開、過酷な環境、とにかくすっごい大変な髭・生えるさんの人生をたっぷりと描いた映画です。全然飽きません。とにかくいろんなことが起こるのでおもしろい。そして前半のどことなく神秘的だけども、無骨な感じと、後半の怒涛の神の御力が面白かったです。そこも好きなところで書きたいと思います。

とてつもなく長い映画なのであらすじだけでもポケット聖書くらいの分量になってしまいがちなので、モーゼの説明だけ忘れないように。

運命の子供なんですよね。セカンドチルドレンですかね。キリストとどっちがさきなのかわからないんですけど。

エジプトの呪術師がファラオに言うんですよ。「エジプトを脅かす子が生まれた気がするよ?」そしたらファラオが「よし、ヘブライ人の最近生まれた子供全部殺します。電話帳でちゃんとチェックするように」っていうんです。それでみんな次々に殺されていく。それを知った一人の母親が、ナイル川に自分の子を捨てる。流れ着いた先は、ファラオの宮殿。そして拾ったのは子供を授かる前に旦那が死んでしまった、ファラオの娘なんですよねー。王子として育てられた子供が、後に神の使いとなり奴隷たちを開放する存在なんですよね。

いや~おもしろい。全て神が仕組んだものなんですけど、やっぱこういうの好きですよね。中二病と言うかなんというかわからないですが、壮大で「はえ~」って思いながら見れますよね。そんな王族であるとされている彼が、自分のルーツに気付き、同胞を助けるために生涯をかけていくお話。

さすがに原作が聖書なので、脚本が良いとか展開が良いとか言えないんですが、ストーリーがもう魅力的。これが宗教というか思想なんですよね。おもしろいです。

好きなところ

まあ先程も言ったように、モーゼの容姿とか、境遇含め魅力的で、面白いですよね。

特筆すべきはディスク2からですかね。モーゼが神の啓示を受けて、髭と髪が猛烈に伸びて帰ってくるくらいから、アレな感じになり笑えます。面白いです。

この神様とあって、髭がいきなり生えるのもだし、いきなり炎の渦が出たり、黒い霧がでたり、川の水が血になったり、ポケモン対戦してるみたいなんですよね。

そしてそれを頑張って再現していくんですよ。たぶんCGとかもないと思うんですが、どうやってたんでしょうか。これはリメイク映画では味わえない味です。おもしろい。

そして私が一番好きなハリー・ポッターシーンなんですが、神の使いとなったモーゼが、義理の兄に「ヘブライ人、出ていきます」って宣言しに行くところです。割と最初のハリー・ポッターシーンなんですけど、モーゼが神の力を信用させるために、杖ををコブラにするヤーツをやります。

階段に投げた杖が(神様に貰った杖を投げるのもどうかと思いますが)、ウニャウニャ~ってなって蛇になるんですよ。そこまでは「おー」って感じなんですけど、義理の兄(現ファラオ)が「手品を見せに来たのか?おい!」って召使いに言う。召使いが槍を階段に投げると、それも蛇になるんですよね。

「いやお前らもできるんかい」ってなりました。流行ってるの?この手品。エジプトで?そしたらモーゼは「ぐぬぬ・・・」ってなるんですよ。

ぐぬぬじゃねえよ。しかもその事実についてはとくに触れません。どうやって蛇にしたのかよくわからない。そこが好きです。

まとめ

とても長い映画ですが、おもしろかったです。リメイク映画ではもっとSFチックに、そして短く編集されていて親しみやすくなっています。

これ見てると、宗教の凄みを感じますね。私はエジプトやシナイ山から遠く離れた場所で、20超えてから見ているので、モーゼにぐぬぬとか言わせてますけど、これが地元で言い伝えられていて、小さな頃から話して聞かせたりしてるとすれば絶対に信心深くなりますよね。こんな私でもモーゼとかキリスト教ってすげえなと思ったので。

救いを受けて、唯一の神だ!他の神にも優る!みたいに言っててこっちも「ぐぬぬ・・」ってなりもしましたね。

とにかく楽しめた映画でした。6本借りてきた中ではやめにやっつけたかった映画だったので取り敢えず安心です。