ヒモ夫の日常

駄文、愚文

【刑務作業】毎日1映画1ブログをしてみて思ったこと

人間何でもやれる

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こんなにも早く2回目見るとは

 こんにちは。早速結論が出ています。一体何を学び、どんな気持ちでやってきたんだろうって気になる方・・・・いませんよね。そんなことわかってますよ。別に誰にやれと言われたわけでもなくこのブログ書いてますから。ええ。

 やりっぱなしじゃ勿体ないかなーなんて思って、書いてるだけですよ。とにかく家族と飯を食ったり友達と遊ぶこともせず一心不乱に画面を見続けたわけですから、なにか無いと可哀想でしょう。この前の鬼のようなまとめブログでこりたので簡潔にまとめておきたいと思います。アレまじで辛かったですよ。

 

毎日1映画、1ブログをすれば映画に詳しくなれる説

 そもそも私がこの生活をヤり始めたのはなぜだったんでしょうか。8割はノリだったのですが、”良いと言われているものを知っている”っていうのはでかいことだと思ったのが一番ですかね。映画って見て思ったんですが、映画って集合知なんですよ。すっごい楽しい2時間の中に様々な情報がパンパンに入っているわけです。

 例えば上に貼った「アラビアのロレンス」では戦争がテーマになっていて、どんな闘いが行われていて、どのような情勢だったのかが描かれています。ロレンス氏の自伝を元にしていますので、彼の心情がピーター・オトゥールの演技を通して描かれているし、それを監督したデビットリーンの思想も色濃く入っている。その他、カメラの技法や、音楽の出典、出てくる動物や人や武器の種類など沢山の情報が詰め込まれているんですよね。宮さん(宮崎駿のあだ名、カッコつけて俺も使っている)なんて作品作った後のインタビューで自分の思想ばっか話してますからね。見りゃわかることなんか答えねえよって感じで。

 だから映画を一本じっくり見るだけでも、勉強できることってたくさんあります。そして優れている作品っていうのはその「集合知」の質が高かったり、わかりやすいから多く支持されているわけですね。誰かの人生や技術、歴史も思想もなんでも学べるのが映画。質が高ければ高いほど、その果実は旨いわけです。

 ご存知の通り、私は中身スカスカ人間なので、幸い容量だけは空いている。そこにいろんな人生と知識を詰め込むために見始めたわけです。そして一番の目的は古い映画を知っている人ってモテそうだからです。インテリ感出ますでしょ?

 でブログを書く、感想を言葉にして保存しておく意味なんですが、これは簡単ですよね。シンプルに自分が思ったことを言葉にして形にしておくことって大事だからです。日常生活でも学生生活でも必要ですからね。それに関してはこのブログも2年目くらいなのでなかなかできてはいたのですが、文体があまりにも気持ち悪いことを危惧してましたので、ここで言葉の扱い方を定めたい。とも思ってました。さっきから戦争に例えてばかりで申し訳ないんですが、みなが持つことができる武器から自分にあった種類(文体)を選定し、使いこなす(意見を伝える)練習をしたかったということです。

 私が好きな漫画家に福満しげゆき先生がいますが、彼のエッセイ漫画にも「これからの若い人はすごい気がする」という事を書いてました。先生の時代は自力で「活字」を使うことが難しくて、パソコンやスマホで文章かけるのを羨んでいました。(質じゃなくて量が大事です!若い時から自然にこなしてきた量が!!って言っててなんか認められた気がして嬉しかったです。)とりあえず文字を扱う量を増やしておきたいってことですね!

 なにかもっともなことを書いているようですが、これはやり終えてからの後付でしかありません。こういうのって過信しちゃだめですよね。話したり書いたりすることって、基本盛ってるんですよ。良いカッコしようとしちゃうのが人間です。新進気鋭のベンチャー社長だってカップ麺とか食うだろうし、心を整える長谷部もオ◯ニーするじゃないですか絶対。そんなもんですよね。神格化しちゃだめです!!!立花隆さんが言ってました。

 

結果どうだったのか

 さらなる深淵を覗くことになりました。映画の知識という分には、そりゃあ増えましたよ?人並みにはね。だって量みましたから。見た映画のストーリーはもちろん覚えていますし、監督や俳優さん、音楽とかそういう知識は増えました。同時並行で映像の授業も受けてたので撮影技法とかも勉強しましたし。ですが

圧倒的に教養が足りないです。

 映画を見る、楽しむ、知る能力は十分についたと思います。ですが噛み砕いて吸収したり、批評することができませんでした。もちろん映画の作り方自体も全然知らないんですけど、それ以上に集合知である映画のバックボーンをなんにも知らないんですよね。例えばベトナム戦争を舞台にした地獄の黙示録だと、戦争の知識がないので、シーンに圧倒されるだけになっちゃう。ラストシーン等も、なにやら深いことを言っておりゃる!ってなっちゃう。

 つまり、知っているからこそ伝わる楽しさや、発信できる意見があるということです。世界陸上の100mって誰が見ても迫力あって面白いじゃないですか。

でも出場選手の境遇とか、ライバル同士の因果関係、履いているシューズ、サポートしている企業とか、競技場との相性とかそういう知識があるともっと楽しめますよね!

駅伝なんて何も面白くないですが、特集組まれた大学駅伝部にインタビュー!みたいなやつ見た後の箱根駅伝ってとってもエキサイティングになるじゃないですか!そういうことなんですよ。

これは映画を見るのも同じで、創り手や映像と同じ情報を共有できていれば居るほど楽しめて、かつクリティカルで的(まと)を得た意見を言うことができるんですよ。少なくとも表面的な要素や直感で、「つまらない」とは絶対に言えないです。一番ラクなんですが、それは自分が無知であり、歩み寄る努力ができない人間だ!と宣言しているようなもんなんです。というかどの作品もそうやって簡単に言い切られてしまうほど、楽して作ってないんですよね。つまらない!と言える立場に立ってないことさえ多いと思います。なんでかわからないんですけど、ただ見て楽しかった!では終わりたくないな、って気持ちがわきました。自分で勝手に初めたことで、自分で勝手に凹んでるんですよね。マゾな生き方してますよ。

 

文章に関しては割と望み通りになったと思いますね。今でも余分なものが多い駄文なのは変わりないですし、語尾もなんか繰り返していて自分の才能の無さに辟易しますが、以前のブログよりはだいぶマシになっていると思います。ひどい文章でした。これからもどんどん書いていきたいです。量が質を凌駕する時がかならず来ると信じて、言葉を整えていこうと思います。

 

その他!

 運とタイミングって大事なんだなーって思いましたね。あと貪欲さ。映画って正直なんでもありです。古いわけのわからん邦画をたくさん見ましたが、執念深く作ってあることと、「時代」が影響してヒットしてるなって作品が少なからずありました。岡田斗司夫さんは「七人の侍」でさえそうおっしゃってましたね。貪欲にこだわって作れば、そこを理解してくれる人間が出てくる。それは時代によって多かったり少なかったりするよ~ってことです。

 見方によってどんなものも楽しめるし、学べることもわかりました。私は「レオン」という映画が正直好きじゃなかったんですよ。リアルなサスペンス・アクションものだと思っていたら自分が見た感じだと全然違かった。そこで一回立ち止まって、どの方向性で見ていくか決めることが、こっち側にはできるんですよね。

音楽に注目して見るもよし、セリフや翻訳、カメラなどの表現にフォーカスするもよし。主人公に感情移入できなければサブキャラの視点で見るもよし。私はレオンを”大人ぶった女の子が主人公のコメディ”だと思ったら楽しむことができました。こんなの創り手の意に反していても全然いいんですよ。むしろこう思ったほうが腑に落ちるんじゃね?面白いんじゃね?ってどんどん自由に物語自体の捉え方を変化させていくのも観賞術だと思います。

 

 しまった書きすぎてます。

エンタメに触れることと、表現することへのハードルがグン!と低くなりました。

実際、いま映画を見なくてもいい(元からそうではあるが)のに映画館には毎週行ってますし、なんなら最近もツタヤで借りてきたり、本も大量に仕入れてます。なんか感覚が馬鹿になってるんですよ。

 普通だったら、「映画見たいけど、時間とお金を考えると我慢するか」ってなるところを、「見たい!見る!」っていうカラダになっちまってるんですよね。実際時間とか言い訳でしか無いです。大学のオンライン授業があったって、父と弟と一日中遊んだって、映画を見て4000字かけたわけですから。ほんとできないことなんかないですよ。そして何かあったらすぐブログに書こう!!!って思えるようになりました。ブログ活動は唯一私が楽しんで続けていることなので、これからもガンガン書いていきますよ。

 タイピングが異常に早くなる。これは確実にあります。今だったら30分もあれば3000字くらいは余裕でうてますからね。タイプミスも減りましたしこれは良いことです。

 その反面、見切り発車で文章を書くようになってしまいました。前までは下書きである程度内容を決めてから書き始めていたわけですが、映画ブログを始めてからというもの、全くの白紙状態から始めていくしかなかったので、散文的な内容になってしまっています。今度からいろいろ順序立てて書こうと思います。

 

まとめ

 長くなってしまいました。実は、「映画見終わったら書きたいこと」というメモ書きが存在して、そこにはまだまだ文言が連なっているんですが、いかんせんそのメモったときのテンションや感性と全く違うので、恥ずかしいから全部没です。また新しく言いたいことが出てきたら書いていきますよ。