ヒモ夫の日常

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大学生と名画その97「理由なき反抗」(1955年)

「理由なき反抗」(1955年)

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ジェームズ・ディーンすごい

こんにちは。久しぶりに、U-NEXTを使って映画を見ました。懐かしのサムネイルが取れましたね。今日も2本書くことにしましたね。そして明日もののけ姫を映画館で二度目の観賞しにいこうとしている最中、DVDが届きました。いやどんだけやねんという感じですが、私の本能が二度見よ。と言っているんですね。とことん見てやりますよ。この100本見る作業も、誰にも矯正されてないのに1日一本見ていて、ここ4日は1日2本見てますからね。なんと欲深い生き物なんでしょうか。

今日はそんな映画の「理由なき反抗」です。まさにタイトル通りな作品。そしてジェームズ・ディーンを久しぶりに見ました。エデンの東以来でしょうか。やっぱりかっこいいです。あの上目遣いと鼻がいいですね。

私も思春期にあんなビジュアルしてれば、もっと違う人生を歩めていたかもしれません。

リストによると

ジャンル:問題作

監督:ニコラス・レイ

主演:ジェームズ・ディーン ナタリー・ウッド

コメント: 事故死して偶像となったジェームズ・ディーンの遺作。

思春期に独特のシャイで反抗的な横顔は一見の価値あり

リストより

 だそうです。ジェームズ・ディーンのなんとも言えないあの横顔やっぱりいいですよね。ツィゴイネルワイゼンとこの作品が同じジャンルってのが腑に落ちませんが、なんだかんだハッピーエンド?な作品だとは思います。

24歳で早世した永遠のスター、ジェームズ・ディーンの代表作

不運続きとなる反抗期の青年をディーンがクールに演じるさまが鮮烈。また、配役とディーンの素のキャラが見事に重なっている。見せ場となるチキンレースは手に汗握る。

両親とともに街に引っ越してきた17歳の少年・ジムは、集団暴行事件の容疑者として警察に連行された。彼はそこで少女・ジュディと少年・プレイトウと出会う。学校へ転入したジムは不良集団のボス・バズに目をつけられ決闘を申し込まれる。

 字幕ではプレイトーと言っていたんですがね。こっちの編集画面では改行の関係でイトウくんみたいになっていますが。

不良と言うかやんちゃというか、制御不能というか、やっぱり思春期なので、チキンレースやらナイフゲームやら、銃撃戦やらいろいろあるんですが、比較するとチープではありますが、ジェームズ・ディーンが迫真の演技なので、一緒にドキドキするし、悲しいです。

あと個人的な意見ですが、アメリカ人がティーンの役をやるとぜんっぜんティーン感がなくてなんか昼ドラみたいで笑えるんですよね。あとナタリー・ウッドめっちゃ見てる気がします。今回はいやらしいカッコの少女役でムンムンしちゃいました。

どんな映画?

出ました青春映画です。もはやアメリカ人ってそんなに情緒不安な思春期を送る生き物なのか?という気持ちでいっぱいです。高校生の時交換留学で来たアメリカ人のゲーマーな男の子も、ホームステイ先の同級生の家で泣き出したらしいし。やっぱりみんな車がダサいとか、親がセックスに不寛容とかで乱れに乱れまくっているのでしょうか。もののけ姫を見なさいよ!!あの不動のアシタカを!昼間命削って村守ったら、死ぬって言われた挙げ句、村を追放されるんだぞ。それにも関わらずあの曇のない眼で生きていくんだぞ!!!もし息子が出来たらもののけ姫を一年に一回見せて、苦しいときこそ礼節を重んじる男に育てますよ。

臆病者!と呼ばれて、暴行事件を起こしてしまった、ジムが転向してきて、仲間外れにされてる被ネグレクト男子と友だちになり、不良のボスとチキンレースしてそいつが死に、そいつのタレ(結構気があった最初から)といい感じになります。一難去ってまた一難。いっつも嫌なことばっかり怒ってなんだかイライラしちゃう、親も求めた行動はしてくれないし。もう!!!って感じ。

もちろん分かります。でもまたあの頃とは違う気持ちが渦巻いていて、少し共感できないところもあります。何かがわからなくなる感覚って気持ちが悪いですね。こうやって本当の名前も忘れちゃうのかな。

好きなところ

ジェームズ・ディーンの顔が大好きです。

後は、なんか仲良くなった3人で空家の豪邸に忍び込んでつかの間の楽園を楽しむシーンです。3人で不動産屋と新婚夫婦ごっこをしたり走り回ったり、ちょっとナイーブな話をしたりと、あそこの3人の高揚感、一瞬だけの思春期のハイなグルーブが良いですね。

でそのシークエンスでナイーブなお話をする男の子がいるんですが、そいつもいいですね。身体が小さくてコンプレックスがあってたまに、異常になってしまう。その子の依存してしまう性質が、可愛らしくもあり、重くもあって非常にリアルでした。

まとめ

さすが青春映画でした。今回も全然気持ちよさがなかったです。私はやっぱり気持ちのいい映画が好きです。マイナス方向だとしてもカタルシスがある方が良いですね。こうやって自分の好き嫌い、その奥にある思想まで固めていくことに意味があると思いました。しっかりとした根拠があれば、嫌いといっても良いんです。