ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その90「ショコラ」(2000年)

「ショコラ」(2000年)

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ガチおもろじゃん

こんにちは。トトロを見ながら書いています。このリスト上でも数少ないアニメ作品で、コメントにも「何回目でもいい、また見る」ってくっさいこと書いていたので見ています。やっぱりいろいろ気になるところ出てきますね。くっさいっていってすいませんでした。でもやっぱりリスト製作者のコメントの意図がわからないです。そろそろ問題のシーンが来るので、注目してみたいと思います。

急な土砂降りってトトロがジャンプしてるのかなーって思いましたね。小学生かよ。

今日はそんな映画の「ショコラ」です。チョコレートがとても食べたくなる映画でしたね。なのでわざわざガーナチョコを溶かして別の何かを作ってもらっている始末です。魔女的な主人公がとてつもなくきれいなのと、若すぎるジョニー・デップがかっこよすぎます。面白かった。

リストによると

ジャンル:ラブラブ

監督:L・ハルストレム

主演:ジョニー・デップ

コメント: チョコレートを作る母娘(魔女?)が、閉ざされた村に倖せを呼ぶファンタジー。若きジョニー・デップ

リストより

 だそうです。ジョニー・デップ主演?一応母娘がメインの話なんですけどね。

ホント魔女っていうか、魔法っていうか漢方的なチョコなんですよね。そして「倖せ」なんなん?倖田來未でしか見たこと無いし、キーボードで表示も出来なかったので、倖田來未って打って、田來未の部分を削除してますからね。今も、倖田來未ってうって倖のところを削除しているし、今だって倖田來未の田來未のところを削除しています。無限倖田來未の法則です。今日はペペロンチーノを作って食べたのですが、あんまり納得言ってないので、今からまた作ります。おなかすいてるので。

どんな映画?

静かな映画ですが、いつも言う虚と実のバランスが良くて、いつの間にか見終わってましたね。たくさんの要素がスマートに配合されててヴィアンヌが作るチョコみたいな映画でした。恥ずかしすぎる。

あらすじ

舞台はフランスかイタリアの二択で、村か町の二択です。1960年か50年の二択でもありました。でガッチガチの宗教上の理由や、古くからのしきたりがたくさん残されている頭カチカチ人間たち、というか先祖代々村をカチカチにしてきた村長とかがいるかいないかの二択です。

そこに北風といっしょに、母娘がやってきます。赤い布かぶってくるんですよ。この親子は、先祖代々、なんかすごい効能のあるチョコレートやカカオを広めては定住せずに動き回っている人たちなんですよね。でもそこ頭カチカチ人間の村なので村八分かいじめの二択なんですよね。そんな中、チョコの力や母娘の明るい性格で色んな人の人生に甘味を与えていくというお話です。くっさ。

なんでこんな書き方になってるんでしょうか。一番キライだったはずですこういうのは。フリートークの落ちが今週流す曲のフラグになってるみたいなアレ。

まあ簡単に言うと、女性はこうしたらダメ、この仕事はアレしちゃダメ、とかいろんな縛りを変えていくお話です。セックスレスの夫婦にチョコあげたら解消したり、単純にうまくて通うお客さんが来たり、寂しい心や心の傷に効くチョコレートなんですよ。それで少しづつ街の人に受け入れられていくんですね。でも頭カチカチ村長(けっして悪い人ではない)からの反感を買ってしまいます。そこにまた定住しない民族のジョニー・デップが船でふらっとやってきて、村全体でそいつらにボイコットするんですよ。追い出すことは出来ないけど圧力かけるみたいな。主人公はそういうの嫌いなのでまたチョコレートを使って少しでも人の繋がりを作ろうとします。それでもう村長はカンカン。それを通り越して自分の信心を失いかけてしまいます。そんな中、母娘にも変化が訪れて・・・

って感じです。大きいことは起こりませんが、不思議な設定と細かい演出、で俳優のビジュアルや衣装も世界観を構築する一助になっていて入り込める映画でした。セリフもおしゃれで、ジョニー・デップも超かっこいいし。しかも誰も悪い人はいないんですよね。ラストも含めてハッピーになれるステキ映画でした。

好きなところ

この不思議な母娘の他にも魅力的なキャラクター達がたくさんいます。主人公たちはこの土地にやってきて空いている建物を借りるんですが、そこの管理人をしているおばあちゃんが好きです。ガッツリメインのキャラクターなんですけどね。この土地には会わない奔放な性格で娘とも絶縁中、孫には隠れて会うんですね。彼女のセリフや言動が面白いし、グッと来たりもして好きです。

そんな彼女の好きなシークエンスは孫に誕生日プレゼントを上げるところです。娘は正反対な性格をしていてカチカチ人間なんですよ。息子もそういう教育なんですが、ファンキーおばあちゃんの方が性に合っています。そんな2人が母親に隠れてこっそり会うのが、主人公のチョコレートショップなんですよ。そこで孫へのプレゼントの「詩集」を渡して、2人で読むシーン。あそこが大好きですね。

内容ははっきり覚えてないですが「蛆虫」とか「糞」とか下品な言葉のオンパレード。それを読み聞かせると孫は「完璧だよ。」って言って喜んで2人で笑うんですよ。私もおばあちゃん好きなので、このシーンが印象的でしたね。

あとはラストの神父さんの説教シーン。この場合の説教はあのクリスチャン的なやつです。村長は神父でもあり、転勤してきた若い神父に教育するんですがやっぱりしきたりに忠実なんですよね。それで若い神父さんが作った説教にも何度も手直し入れたり、何でも否定するような教えを教会で言うようにするんですよ。

ですがまあ色々あって、最後はこの若い神父さんが自分で作った、自分で感じて考えたことを説教するんですが、それがまあ感動的で。しっかり話のオチにもなっているし、とても響くいいこと言うんですよね。神様がどんなルールを作ったかではなくて、彼が地上にいた時どんな人間だったのか、人間性の話をしましょう。っていう文言から始まって、やさーしくお話くださるんですよ。良いラストです。これももう一回見たいシークエンスですね。

まとめ

なんかロマンス映画っていうからジョニー・デップに抱かれたいって思うために見たんですが、全然そんな事無くてなんか包括されたステキ映画でびっくりしましたね。チョコをモチーフにして展開していったのも面白いです。チョコ食べたくなりますし。登場人物も非常に多様性に富んでいてかつ、散らかりすぎないし、コンセプトから離れてもいない、そして最後は嫌な気持ちにならずに見れます。おすすめです。

今日もツタヤで5本借りてきました。いつの間にかこの生活も終わりを迎えつつあります。なんか切なくなって来ました。