ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その66「羊たちの沈黙」1991年

羊たちの沈黙」1991年

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超美しいジョディ・フォスター

こんにちは。雨の日って寝やすいですよね。パルプ・フィクションを見た日、興奮しすぎて眠れなかったんですよね。ブログも長文書いちゃったし、そこから寝不足が続いているのですが、今日大雨が降っていたのでお昼すぎまで眠りました。超気持ちいい。

実家ではよくあることなんですけど、結構なでかさの雷の音がしたらコンセント全部抜くんですよ。あれって意味あるんですか?ほんと家中のコンセント抜きます。日曜ビックバラエティ「家のコンセント、全部抜きます」なんですよね。電柱に雷が落ちて電気が伝線して家電がぶっ壊れるんじゃないか?という思い込みから来てると思うんですが、車が自動で走る時代にそれはないんじゃないですか?

調べたんですが、自然の力には何者も勝てないみたいです。

今日はそんな映画の「羊たちの沈黙」です。前に誰かが「一番好きな映画は、羊たちの沈黙です」って言っていた気がします。誰だったかは忘れましたが、私も見たので誰か「私だよ!!」っていうすみこ的な人いたら話したいです。一緒に。

私の苦手ジャンルである、「推理モノ」&「サイコモノ」の組み合わせでした。推理とサスペンスって違うんですよね。なんか推理モノは情報が少ないので、あまりサスペンスは起きないんですが、ハマる人は一瞬で虜になるじゃないですか。私は頭が弱いので、「犯人はやく教えてくれ」って思っちゃうんですけどね。

そして「サイコモノ」。これは誰もが一度ハマるんですよ。小説とかもそうで、私達の世代は乙一とか山田悠介とかがそういうのも多く書いている著者でした。確かにハマるし、いわゆる「グロい」をおもしろいっていうのがかっこいいみたいな時期ってありますよね。もちろんこの2人の小説家は全然超いい話を書いても面白いですよ。ディスってません。

私はそういう過激な描写が苦手なんじゃなくて、そういう過激な描写を得意ということでマウントを取ってくる中学生たちにトラウマがあるだけです。特定の誰かというわけでなく、「昔、こういうグロじゃないとつまんねーみたいな雰囲気出してるヤツいたよなあ」ってなって観るの億劫になるんですよね。デスゲーム系の漫画もそれが理由で好きじゃないんですよ。

なんで1000字に渡って偏屈なことを書いているのかわかりません。もうやめます。この映画は面白かったです。もちろんそういうジャンルなので、私のトラウマが発動しそうになりかけましたが、それを凌駕する技術と構成でした。やっぱり映画はすごいですね。

リストによると

ジャンル:ドキドキ

監督:ジョナサン・デミ

主演:ジョディ・フォスター アンソニー・ホプキンス

コメント: FBI女性捜査官が監禁中の天才犯罪者の助けで、連続殺人事件に挑む。フォスターが可憐、ホプキンスが怖い。

リストより

 だそうです。どうです面白そうでしょう。犯罪者の力を借りて犯罪者を狩るんです。そしてその犯罪者は天才精神科医ときた。こういうのみんな好きでしょう。

まあ変態・福山雅治と、超美人で性格がいい柴咲コウみたいなことですよ。ね。東野圭吾さん。

変態・福山ことホプキンスですが、彼の映画でした。彼がいるから推理嫌いな私でも楽しく観ることが出来ました。しかも彼がスクリーンに写っている時間は数十分なんですって。圧倒的存在感。実に面白い。

アカデミー賞主要5部門を独占。映画史に残るサイコスリラーの金字塔!

アンソニー・ホプキンスが演じたレクター博士は、わずか十数分の登場ながら強烈なインパクト。クローズアップを多用したジョナサン・デミ監督の演出も特筆に値する。

FBIの訓練生・クラリスは、女性を誘拐して皮をはぐ連続殺人鬼の捜査に加わることに。彼女の任務は獄中の天才精神科医レクター博士の協力を得ることだった。クラリスは自分の過去を語ることと引き換えに、レクターから手掛かりを聞き出すが・・・。

レクター博士が初めて登場する作品は、1986年のマイケル・マン監督作「レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙」。

U-NEXTより

 ってな感じのあらすじです。アカデミー賞取るってすごいですよね。ホラーで。なんか唯一みたなことネットに書いてありましたね。初?でしたかね?

マジで11分しか出てないらしいけど、嘘ですよあれ。アンソニー・ホプキンスは3時間は出てるね。これガチ。

はいーーーU-NEXTやったーー。俺が書きたかったクローズアップのこと書かれたー。

どうやらシリーズ物のようなんですよね。続編も続々編もあって、しかもドラマシリーズにもなっているらしいです。続編のハンニバルだけは少しみたいですが、派生し過ぎなタイトルは追うのに時間がかかりますよね・・・

どんな映画?

もうこんな映画です。純粋に面白かったです。ドキドキしたし、捜査官クラリスの聡明さと行動力に痺れましたね。かっこいい女性の映画です。というか「女」って言うことを地味にクローズアップした映画でしたね。

クラリス自分の過去と向き合うべく、捜査官を目指しているんです。成績は超優秀です。少し男たちから白い目で見られたりもしますが、そこらへんの態度やクラリス自身の態度に関しては質素な感じでしたね。もちろんメインは謎ですし。

憧れの教授から仕事をもらいます。少しでもヒントを貰ってこい!みたいなってか今思えばですが、あの教授も何かあると思うんですよね。なんだろう。結構、わざと引っかかるような撮り方がいくつもありました。なんか気になってきたぞ。あの最後の握手を得意のクローズアップで撮ったのは何故だろう。

レクター博士のセリフに「教授もお前とセックスしたいだけだ」みたいなセリフがあったんですよね。これ続きみたくなるなー。たぶんこの映画の中で出てきた「男性」にもなにかあると思うんですよね。女性をフォーカスした映画に見えてなにかある気がしてきました。

と思って、「羊たちの沈黙 握手」と検索したところちゃんとしてそうな考察ブログが出てきたので読んできます。羊たちの沈黙に関しては、キャストを見ようと思って検索してもうっすい内容の考察ブログしか出てこなかったので、物足りなさをかんじていたんですが、なんか面白そうなサイトが出てきました。

私はそういう考察をしている気分はサラサラないです。知識もないですし、ただの素人なので。駄文です。そういうのは書ける人が書いたものを読めば良いんです。

読んできました。ジェンダー的な話を、父母の役割とか、父と娘の関係とか深堀りして書いていて興味深かったです。じゃっかん行き過ぎでは?とも思いましたが、語るのは自由です。

好きなところ

クローズアップです。

どういうことかというと、カメラでドン!って顔面いっぱいを映す。たったそれだけのことですが、よく映画のシーンを思い浮かべてみるとそういうシーンって実は少ないし、あんまり印象にも残ってないんじゃないですかね。

それだけに難しい方法だと思うんですが、アンソニー・ホプキンスの顔面を画面いっぱいに映したのは超効果的でアレのせいで3時間映画に出てる印象を抱いたのだと思います。たまらなかった。

そして靴に関してのセリフやカットがかっこよかったです。「安い靴」とレクター博士がずっと言い続けていて、あれは未熟なものを表しているんですよね。いざ犯人と対面する前に、階段を降りるシーンで、靴によるんですよ。そこすげえなあって思いました。ガッツリ靴に関するフリをしておいて、いつ殺されるかわからない瀬戸際のドキドキするところでその”未熟な靴”を使うのがすごいなあと思いました。

 

で犯人とクラリスの対比も面白かったです。犯人の理想像がクラリスで彼女も犯人になにか思うものがあったのかなと思います。

そしてかっこよかったのは博士とクラリスの初面談のくだり。あそこは全部通してかっこよかった。衝撃のクラリス精子をぶっかける隣の囚人もそうだし、それを「言葉」だけで自殺に追い込む博士の卓越した精神コントールっぷりがすごい。2人の知性を感じさせるかっこいいシーンです。

まとめ

楽しめる映画でした(小並)。なんか途中で教授さえ疑った自分が面白いです。彼はただの善良な男性なんだそう。これも1意見でしかないと思うんですけどね。面白かったです。機会があれば続編が見たい。という絶対に見ないセリフで終わろうと思います。明日は邦画の殺人映画です。明後日はフラガールなので早く幸せな世界線に行きたいです。