ヒモ夫の日常

駄文、愚文

大学生と名画その51「ダイ・ハード」(1988年)

ダイ・ハードI」(1988年)

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土曜プレミアムステマ

こんにちは。二度と高いビルには登りたくない俺です。今日の映画は「ダイ・ハード」です。フジテ◯ビからお金をもらっているのかというくらい土曜プレミアムの名選手ばかり観ています。ってかずっと土曜プレミアムはフジテ◯ビだとばかり思っているんですが、あってますか?調べていいですか?

よかったーあってたあってた。これでステルス・マーケティングをしている疑惑は晴れました。よかったです、スッキリしました。

今日はそんな映画のダイ・ハード。わざわざそんな映画ボケをしたいがために、ダイ・ハードを連呼しております。もちろん土曜プレミアムキッズの私なので、ダイ・ハードは観たことがありますが、私が観たのは相棒がいたブルース・ウィリスでした。調べてみるとそれはダイ・ハード3のようですね。マンネリ化を防ぐために、封鎖空間、孤軍奮闘といったダイ・ハードの持ち味を一新したと書いてありました。そして全ナンバリングシリーズのあらすじを観てきたのですが、なんかいつものU-NEXTと全然違いましたけど?あきらかに映画好きなおっさんがちょっとふざけて書いてましたね。あれ。マクレーン節が出てましたけど?

リストによると

ジャンル:意外な快作

監督:ジョン・マクティアナン

主演:ブルース・ウィリス

コメント: 「レオン」と並んでここ10年、僕の物づくりの教科書。ナカトミビルの28階から上の見取り図を書こう。(カンカンリストより)

 だそうです。「レオン」もみたいですが。物づくりの教科書なんですね。この人の。

こういうアクション映画って前置きみたいなのがありますよね。そこがなんかいまいち盛り上がらないというか気分が乗らないんですよね。車でレースしてたりとか。でもそういうシーンって後で効かせるためにあるじゃないですか。主人公とか周りの関係を際立たせたり、伏線を仕込んでいたりとか。そういう目的の前準備シーンなんですよね。そこがなんか形式的というか説明っぽすぎる印象がアクション映画にはあったし、ダイ・ハードも典型的なそういう系なのかなーって思ってたんですよね。全然違いましたね。この微妙な隙間に書くことではないのですが、ものの10分(体感)くらいでソッコーテロリスト来ました。真っ向勝負を仕掛けてきてるわけですよ。そんな前置きしないでねじ伏せれる映画ですよーって。まんまとねじ伏せられました。

見取り図に関しては無理です。屋上しかかけません。

ボヤきながらも必死に戦う新たなヒーロー像を創出した、大ヒット傑作シリーズ第1弾!

裸足&ランニングシャツ姿で体を張る、ブルース・ウィリス演じる刑事の人間臭さが最大の魅力。プロットや演出も実に巧みで、娯楽アクション映画としては殿堂入り的作品!

非番の刑事・マクレーンは妻とクリマスイブの夜を過ごすため、彼女の勤め先である高層ビルを訪れる。ところが謎のテロリスト集団がビルを占拠し、妻を含めた社員を人質に!外部との連絡も遮断されたなか、マクレーンは単身的に挑むほかなくなり・・・。

テロリスト集団のリーダーの、説得力ある造形も成功の一因!ジョン・マクティアナン監督、ヤン・デ・ボン(撮影)は本作以降、アクション映画を先導する存在となった。

(U-NEXTより)

 ボヤきはやっぱり世界で人気なんですね。ノムさんがアメトークで取り上げられることにもうなずけます。ダラダラ文句言いながらもちゃんとやるみたいなのは、このブルース・ウィリスが最初なんだそう。私はオタクなのでライトノベルの主人公とか、銀魂っていう漫画の主人公とかしか思いつきません。かくいう私も、永遠に病気をこじらせた人間なので、ダラダラ文句を言って、最悪な精神状態にしてからじゃないと物事をスタートさせることができないところがあります。ジョン・マクレーンの場合は皮肉を言いながら、敵をぶっ倒していくあのかっこよさがいいんですが、私の場合は普通に現実逃避をしているだけです。

裸足&ランニングシャツなのも浦安鉄筋家族でいっぱい観ましたね。ほんと娯楽アクション映画最高峰ですよ。観終わった後の気持ちよさったらないです。最後黒人の警官のシーンも「こんなことねえだろwwwww」ってなりながら涙ぐんでしまいました。

そして悪者リーダーのキャラ設定もよかったです。超頭良さげな、なんか知能犯的な。なんでしょうかっこいい悪役って感じですね。

どんな映画?

ほんとドキドキしてたっぷり楽しめる、娯楽アクション映画でした。そう、なのであまり言うことはありません。あらすじもU-NEXTが書いてくれているのでまあいいんですよね。とりあえず書いてみます。

でっけえ日本人社長のビルでテロがはじまります。仲間数十人を引き連れて明らかなんか事情の有りそうなクールな悪者が入ってきて、あっという間に超手際よくビルを占拠して行く。そこで偶然トイレにいたジョンは銃声とかを聞いて、人質にならないように隠れる。悪役たちの犯行現場を目撃、偵察に来たテロリスト一名と交戦、なんとか勝利する。そこで無線機を手に入れます。その時も映画始まって2,30分くらいじゃないですかね。ですがクライマックスかのような迫力ですよ。その無線を手に入れてからどんどんエンジンが掛かっていく感じ。一応会話は全部敵にも筒抜けなんですが、警察とどうにか連絡を取ったりします。そこから無線を使って外に駆けつけたいいキャラしているアリっていう警察官と、敵のボスであるハンスと会話しながら物語が進んでいきます。テロリスト側が回線を傍受してジョンの動きを制限しに言ったり、機転を効かせて敵の計画を妨害したり一進一退の攻防を繰り広げる。対人戦闘のアクションもかっこいいんですけど、そうじゃないやり取りや戦いもあるんですね。そこにジョンの皮肉なボヤキが入って、警官・アルとの会話で笑いが入ってきたり。良いシステムです。おもしろさが増しています。他にもハリウッドアクションっぽいキャラやセリフ、ド派手爆薬とかもろもろあって刺激的でよかったです。観た後にぐで~ってなりましたね。エロ漫画の最後のコマみたいな感じでした。「恐怖の報酬」でのずっと体に力が入った感じとはまた違うドキドキがありましたね。

好きなところ

ブルース・ウィリスがマジでかっこいいです。こりゃ24も大人気なわけですよ。あんな感じのおじさんキャラってたくさんいますが、彼が源流なのでしょうか。ちょっと上の世代ならコブラとかシティーハンターのりょうちゃんとかもそうっぽいですよね。あれはかっこよすぎるし、変態過ぎますが。

好きなシーンは、あのド派手な爆発シーンですね。ジョンとハンスの交渉がうまく行かなくて、キレてC4爆弾を放り投げて爆発させるとこです。脳汁出ました。業務用のデスクチェア(パソコン教室にあるやつ)にモニターかなんかを爆弾にかぶせてエレベーターの穴にポーイって投げたらすっげえ爆発するんですよね。あれは気持ちい。好きです。

もう一つ。奥さんとは仕事や二人の性格上すれ違ってしまって、別居してます。というかほぼ離婚状態。ジョンの捻くれた性格が障壁になっているようです。若干こじつけ感もありましたが、夫婦仲も事件を通して改善される。そこをコミカルに描いているシーン。悪者たちと決着が付き、妻の方を借りてビルから出てくるジョン。満身創痍、足の裏もガラス片とかでボロボロです。そんな彼にまたいいキャラしたニュースレポーターのおっちゃんがインタビューするんですよ。「ジョンさん、大変そうでしたね!気分どうですか?」みたいな。その時はそいつのピンドアップショットなんですが、ショットが変わり、ニュース画面に(テレビ放映)インタビューの光景が映っているような見せ方になります。そこで上のような空気の読めない質問をおっちゃんがする。そこで奥さんがおっちゃんをぶんなぐるんですよ。あそこ3回くらい巻き戻してみてしまいました。良い間なんですよ。天才的。表情も良い。なんか全部終わってホッとして、面白い映画だったーってとこに渾身の右フックシーン。腹ちぎれるくらい笑いましたね。おもしろい。

まとめ

なんかダイ・ハードかあって軽んじてたのが申し訳ない、ってかラッキーでした。まあいつもの刑務作業ね。って思ってたのが普通に楽しい2時間過ごせて私は満足です。ダイ・ハードは全部で5作品あるみたいなんですけど、1からこんなに面白くて大丈夫なんですか??全シリーズみたいんですけど、それだけが怖いです。私の信頼している筋に1以降の作品の評価をきいたところ当たり障りのないことしか言わなかったので逆に安心でしたね。個人的には超いいけど人に勧めてつまんないって言われたらめんどくせえなあ的なニュアンスだったので。彼がハマれば俺もハマる公式が証明されているので全然問題なさそうです。