ヒモ夫の日常

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大学生と名画その49「第三の男」(1949年)

「第三の男」(1949年)

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聞いたことあるテーマソング

こんにちは。ブログを読んでくれる人口がめちゃくちゃに減っています。やはり継続記録が途切れてからですね。やっぱり皆さん腰抜けは嫌いなんですよね。youtuberたちも毎日投稿してなければ死んでいく時代ですし、何かを毎日続けるって本当に厳しいことです。って言いたいところなんですが、全然いけます。行為自体は苦痛じゃないですね。やはり人間は心っていう存在のせいで機械以下になっちゃうことがありますね。その分上振れもありますが。

今日はそんな映画。「第三の男」です。ミステリードラマを一本見た感じです。なんか年末とかまたは微妙な時期にスペシャ科捜研の女とかやるじゃないですか。あれです。超王道サスペンスといった感じ、主人公もただの刑事じゃないところがまたあるあるでいいですね。家政婦だったり、鍵の人だったりいろいろありますよね。

そして鍵を握る男がオーソン・ウェルズなんですよ。どっかで観たことあるなーって思ったら、市民ケーンケーン役かつ監督もしてましたよね??主人公も市民ケーン出てたし。そういう映画でした。

リストによると

ジャンル:ドキドキ

監督:キャロル・リード

主演:オーソン・ウェルズ ジョセフ・コットン

コメント: キネマ旬報が選ぶ、映画100年/100本のベストワン。ウイーンの夜景、風船の影、管弦楽ツィターのテーマ音楽 (カンカンリストより)

 だそうです。いやあ解説がほしい!たしかに面白い映画でしたが、そういう細かいところまで見ることができないのでまだまだ観賞感覚が研ぎ澄まされてない、っていうか環境が劣悪なんで仕方がないです。今回では存在を認知することと内容を把握することが大事です。そう言いきかせないと私の約50日間が全て無駄になりますからねこれ。

確かに風船の影や、テーマ音楽は印象に残っています。

テーマ曲のメロディも印象的な、映画史に燦然と輝くサスペンスミステリーの傑作

オーソン・ウェルズが放つ存在感、スリリングな語り口、陰影を活かした映像には、今でも圧倒される。友人ハリー・ライムに呼ばれて同地に降り立った米国人作家マーチンスだが、彼が前日に自動車事故で死んだのを知る。やがてハリーが闇商人だったと聞かされ、その真偽を確かめようとするが。

脚本を手掛けたのは「情事の終り」「ヒューマン・ファクター」などで知られる作家のグレアム・グリーンで、小説版も書き上げている。(U-NEXTより)

 ってな感じです。お恥ずかしいことにほんと私がミステリーとかサスペンスの知識やらなにやら足りていなくて、こんなにすごいっぽい名作なのにそれようのリアクションが取れていないんですよね。和牛食ってんのに豚トロなリアクションしてんすわきっと。いろんな肉を食べれば、あの時の和牛食いてえ、ってなるはずなのでコツコツ観ていきます。

このあらすじなんですけど、開始10分のことしか書いてないです。今日はなんとなくあらすじを最初に観たんですが、「あ、あらすじのとこ終わった」ってソッコー思いました。まあミステリーなので仕方がない。

そしてグレアム・グリーンも情事の終りもヒューマン・ファクターも、予測変換ですぐに出てきたので超絶有名な作品なんでしょうね^^;

エンタメの世界は果てしなく広いですよね。like a 砂漠ですよ。自分なりのオアシスを求めていきたいです。

和牛といい、砂漠といいこの上手いこと言ってる感じ何なんでしょうね。ミステリモードの文体かも知れないです。

どんな映画?

ほんと、映画史に燦然と輝く王道ミステリーって感じ。非常に優等生な作りです。脚本やセリフもさることながら、コメントでも触れられていた画の使い方や、白黒ならではの表現、そしてコメディっていうかイギリスっぽいお笑いも入っていて面白かったですね。

そして変だなーと思ったのは字幕がないセリフが多いんですね。ロシア系とかいろいろ多言語が飛び交っていてそこに字幕がないんですよ。主人公もアメリカ人なのでなんて言ってるかわからない。なので今回はプロット(画面に映される情報)にあまり語らせない映画なんですね。もちろんミステリなのでそうですが。主人公と我々に同じ程度の情報が与えられる「制限的な語り映画」なわけです。今週の映像論の授業も楽しみです。

補足ストーリーとしては、超いいやつだと思っていた親友が警察や周りの人の反応を見るにけっこー極悪なことをしているやつらしいんですよ。それが信じきれなくて&小説のネタになるかも知れないってことで、探偵まがいのことをし始める。そして親友が残した女性と出会います。二人は亡き彼を思っていろいろ調べていき、だんだん仲が良くなります。様々な証言が出るなか、親友の死と関係しているとされる3人目の男に関してなんか、きな臭くなってきます。彼女も事情があり、警察に拘束されることに。そんななか、親友ハリー・ライムにしか懐かないと言われてた猫ちゃんが、誰かの足にスリスリしてて・・・。

って感じですね。猫ちゃんも結構出てきてネコ好きとしても評価の高い映画です。

好きなところ

主人公がどんどん探偵っぽく見えてくるのがおもしろいです。マジでただの作家さんなんですよ。それが警部っぽい人と過ごす中でガチモンみたいになるんですね。そこがなんかファンタジーでおもしろいです。シルエットとか陰とか、引きのショットを多く使っているところもミステリーって感じで、私にとっては新鮮でした。

好きなキャラクターは、その街の警部っぽい人の部下っぽい人です。警部は主人公が事件に首を突っ込むことがめんどくさそうで、邪険にしますが助手さんは違う。主人公の小説のファンなんですよね。だから事ある毎に小説の話をしたり、勝手に文学の講演会をセッティングしたりとおちゃめです。ちょこちょこ挟まるそういうシーンがやっぱり好きです。

そしてラストシーンも秀逸です。キレてますね。首尾一貫したあの感じ。映像もとってもきれいです。

まとめ

今気づいたんですが、49本目の映画が、49年の映画なんですね。偶然ですがなんだかハッピーです。ちょっと今日は現世のほうが忙しかったので雑な観賞と、雑なブログになってしまっていますが、あんまり感じないですよね。それっぽいことを書くのが得意になってきました。

ここは映画に関するまとめを書く場所だと思うんですが、いかんせんサスペンス・ミステリーのストックが無くて比較することもなんか語ることも難しいんですよね。こういうのは市民ケーンくらいじゃないですか??後で見返してみます。

そして一番盛り上がる下水道のシーンを書き忘れていました。あれ、やりすぎです。

明日は50本目、なんと映画は「タイタニック」です。節目に相応しい映画ですね。毎日が楽しいです。