ヒモ夫の日常

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大学生と名画その44「スリーパーズ」(1996年)

スリーパーズ」(1996年)

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ブラピまともに見たの初めてかもしれない

こんにちは。実家のエアコンの調子が悪いです。明らかに二、三日前から暑い気がしてたんですけど、エアコンの片方から風がまったく出ていない。隻眼です。祖母に聞くと「近所でもヤモリがエアコンに挟まって故障したって言ってた」って言ってました。そんな事あるのかな、と思い調べると(自分の目で観て納得しないと信じない性格)あるあるなんだそうです。今も私の頭上からヤモリちゃんの亡骸をなでた風が出ています。

今日はそんな映画の「スリーパーズ」です。ロバート・デ・ニーロもブラピも出てます。映画好きって言いたい人あるあるなんですが、ロバート・デ・ニーロが出ている=良かったって言いたいですよね。あのホクロがやはりたまらない。ちなみにゴッドファーザーは1の方が好きです。

リストによると

ジャンル:ドキドキ

監督:バリー・レヴィンソン

主演:ブラット・ピット ロバート・デ・ニーロ

コメント:ブラピがいい。デ・ニーロの神父も良い。D・ホフマンのダメ弁護士が絶品。意外な掘り出し物の青春映画。(カンカンリストより)

 だそうです。確かにブラピもデ・ニーロも良かったです。特にロバート・デ・ニーロのバスケが上手なこと。なんか笑ってしまいました。

果たしてこれを青春映画と言っていいでしょうかね。しゃーなし青春映画ですかね。そしてこれが事実っぽいってのがまたおもしろい。原作小説を書いた人は、「場所と名前とかは変えてるけどマジでガチ」って言ってて、アメリカの少年院はそろって「そんな事実はない」としている。でも刑務所とか少年院ってこんなイメージですからね。怖いですよ。何の話をしているかわからないと思うのであらすじを。

復讐・・・それは少年たちをつないだ友情の証し。実話に基づく衝撃のサスペンス

「実話か否か」全米で論争を巻き起こしたノンフィクション小説の映画化。ブラッド・ピットロバート・デ・ニーロら名優が顔を揃え、重厚な人間ドラマに仕上がっている。

ある事件が原因で少年院に送られた、マイケル、シェイクス、ジョン、トミーの4人。彼らを待ち受けていたのは、ノークスら看守たちの理不尽な虐待だった。十数年後、ギャングになったジョンとトミーは、街で偶然見つけたノークスを衝動的に殺してしまう。

ブラッド・ピットの少年時代を演じたのは、25歳で夭折したブラッド・レンフロ (U-NEXTより)

といった映画です。夭折って言葉初めて使いました。若くして死ぬことを意味するみたいですね。

これは結構あらすじやコメントに踊らされたというか、言い過ぎですね。確かに、「スタンド・バイ・ミー」みたいなシーンとかありますが、「友情」って言うくくりでやってないような気がしましました。あくまで一部というか、救いとか希望の部分として、友情っていう要素があって、あの少年院で起きたことはやべーですし、これが事実だとすると(イメージ的そうだと思いますが)・・・。って感じですよね。まあ分かった上での、時間が立った上でのこういう評価だし、最終的には青春映画とも言えますが。

どんな映画?

ドキュメンタリーちっくな映画ですよね。実話だ!と作者は言っているので当たり前なんですけどね。

ヘルズ・キッチンっていう場所が舞台です。知らなかったんですが、いろんな映画やフィクションの舞台にもなっている超絶危険なアメリカの地域です。Wikipediaにたんまりと情報乗ってますよ。

ギャングとかそういう組織が動いている場所のようです。そこで暮らしている4人の少年が主人公です。そんなとこで育つ子供だから、、、って感じなんですが好きなセリフがあって、「腐敗に支配され 無垢を守る街」ってやつです。

家庭内暴力とかもめちゃくちゃあるし、荒んだ環境なんですけど子供は守られているんですよ。なんかギャングが幅を利かせている街な分、住民も共生してるんですよ。ゴッドファーザーみたいな感じ。だから住民とかその子供になにか事件等が起こるとその犯人はいつの間にか事故死とか自殺してるみたいな笑

超絶悪いってわけでもなく、「やんちゃ坊主ども!!」みたいな可愛い感じなんですよね。なんかそういうどうしようもないけど、どうにか成り立ってる街が舞台なんですよね。そこでちょっとした四人のイタズラが大きくなってしまい一年以上の契機で少年院に入ることになるんですよ。

少年院とか刑務所のものって囚人たちからのいじめみたいなのがあるあるですよね。で刑務官たちはメッチャ厳しくて、所長も悪いやつみたいな。でもここでは刑務官達が支配してるんですね。暴力&性暴力まみれです。少年たちみんな美少年なので余計になんか気持ち悪く感じますね。一年間そういうものにさらされて過ごします。

刑期を終え出てきた4人。友情は続いていますが、その過去を忘れ去るためにお互い距離感を保ちながら生活。もちろん誰にも言わない。それで偶然刑務官を見つけて殺してしまい、こっから復讐が始まります。手段はいろいろですね。4人のうち二人はカタギなのでどうにかギャングの二人の殺しの罪を揉み消しつつ、他の刑務官たちにも制裁をしていくって感じです。

好きなところ

主役はこの4人なんですが、彼らの面倒を見る神父がいます。それこそが我らがロバート・デ・ニーロなんですよね。非常に重要な役割をこなしますし、画面に映っているだけでなんか楽しいっていうか、いい映画だなとか思っちゃいます。ホントにスターですね。演技もうまいしかっこいいし、バスケも上手い。

彼の司祭なのに人殺しに「良い人殺しになれる」とか言われたり、スパスパたばこすったりするとことかかっこいいです。

そして最後の局面でもロバート・デ・ニーロがどうするかが大事になったり、いいところはさっとキメる。好きです。

まとめ

観て分かる通りすこし書くことに困っています。シンドラーのリストとか夜と霧とか、ショーシャンク、メタルギア、こういう捕まった人系のもんは好物ですしたくさん見てきていたので、その収容されてるところよりもこの映画の結末に面白さを感じてました。そういう展開の仕方もあるんだなあって、現実だろ!!ってツッコみながらですけどね。

ラストも青春映画らしく良いラストでしたね。ってか造り手側はこれみよがしに「友情」って押し出してる感じではないんですけどね。そしてこういうラストって英語だから通用するみたいなとこありますよね。多分日本人がああいうシーンをやっちゃうと臭うはず。この感覚って私達が英語話者じゃないから何でしょうか。もしかしたらアメリカ人も日本語の映画を字幕で観て「クセえセリフだけど日本語だから聞いてられるわ~ww」ってなってるんですかね???