大学生と名画その36「自転車泥棒」(1948年)
こんにちは。ガチで夏バテ気味です。今日は早く寝れると良いのですが。
今日の映画は「自転車泥棒」です。もうまんま。さんまのまんまでさえ、明石家さんまさんはゲストによって対応を変えますよね。まんまにみせるっていうすごい高等テクニックな番組だと思います。ですがこれはタイトルまんま。
これ問題ですよ。
リストによると
ジャンル:しみじみ
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
主演:ランベルト・マジョラーニ
コメント: 戦後のイタリアンリアリズム映画の傑作。
はい。短いですね。ほんとヨーロッパってすごいですよね。いろんな映画観ても、貧しかったり不清潔だったり、格差がエグかったり。やっぱりどんな華やかなイメージでも光と影がありますよね。しかもこの映画は敗戦後のリアルを描いた映画。日本人は結構映画でもポジティブ気質というかエンタメ気質ですよね。戦後の貧しい映画でも小さな幸せだとか希望とか、そういう質の物語や映画が多い気がしますが、これはド現実的。ドキュメンタリー映画って言えばヨーロッパって感じします。ほんとリアリストなんですねえ。
第二次世界大戦後のイタリアで制作された、ネオレアリズモ映画の代表的傑作
敗戦して貧困にあえぐイタリア社会をリアルに切り取り、当時の日本人にも衝撃を与えた。主演の親子は素人俳優を起用している。第22回アカデミー賞名誉賞を受賞。
長い失業の末、映画のポスター貼りの仕事を得たアントニオ。彼はシーツを質入れして、仕事に必要な自転車を手に入れた。息子を自転車に乗せてポスターを貼って回っていr時、ちょっとした隙に自転車を盗まれてしまう。親子で自転車を探し回るのだが・・・。
っていう映画です。マジでこれです。しかも割と早い段階で盗まれます。なんか息子との思い出が詰まってるとか、代々家族で受け継いできたとかそういう背景は一切ありません。なんかそこで泣かしたいとか揺さぶりたいみたいなのは一切ない。ただただ食うために必要な道具を盗まれて、ガチで生活やばい。死ぬ。みたいな遊びのないシビアな生活をただ流す映画でございます。
どんな映画?
そんな映画ですね。苦しい現実を、同情させようとか何もなしでただリアルに映します。例によって私は苦手なタイプの映画ですね。これをみて「こんなに苦しい思いをしている人がいたんだ。戦後って・・・。」って思いなやめるピュアさみたいのは恥ずかしくてできません。こういう社会情勢的な話が入ってくると、冷静であることがかっこいいっていうかそれが安全って思っちゃってる部分もあり。まあ実際観て無駄なことなどないのですが。
90分ほどの映画で、最初の三十分で自転車が盗まれて、後の一時間は自転車を探します。お父さんと息子で。それでいろんなところを必死に探します。その中でイタリア社会のいろんな局面を見せていくって構成です。
好きなところ
めっちゃここで筆が止まってしまいました。こんなショボブログになってしまってマジで恥ずかしいですね。
なんかこういう映画で難しいと思います。なんか脱獄だとか宇宙だとか戦争だとかすごいじゃないですか。映画なんてどんなもの題材にしてもいいから盛りたいやつはガンガン盛れる。この理論でいうと、ロマンスものとかラブコメディも地味部類に入りますが、アレほど現実離れしたものはないですよね。監督が好きな美女、紳士がいるわけですよ。
それは置いといて、自転車を盗まれて犯人を探すっていう、地球で同時多発的に100件くらい発生してそうな事象で撮ろうっていう考えがすごいです。
まとめ
わたくしド素人ですので、カメラの構図がーとかなんにも言えず、感じたことをメモることしかできません。それを実感させられました。ごめんなさい「自転車泥棒」。お前が悪いんじゃないんだ。いろんなモノが邪魔してそれっぽいことも言えないこんな世の中ですが、まあそれはそれでいいでしょう。体調戻してくだらない文章がかける体に仕上げてまいります。