ヒモ夫の日常

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大学生と名画その30「シェーン」(1953年)

「シェーン」(1953年)

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またおもしろい西部劇でした。

こんにちは。西部劇リストなんじゃないかと思ってきました。

今回の映画は「シェーン」です。人名です。やっと物語がつかなくなりました。いやでもこの映画53年の映画なので、古めですよね。最初からこれをやってくださいよ。

リストによると

ジャンル:西部劇

監督:ジョージ・スティーヴンス

主演:アラン・ラッド

コメント: 「come back shane!!」少年の声が雪山にこだまする。何度見ただろう。酒じゃなくコーヒーを飲む悪役がいる。

 まあしょうがないことですし、セリフの著作権等もありますからね。正しくは「シェーン!カムバーック!」でした。

このコーヒーを飲む悪役ね面白かったです。すっと出てきました。そしてコーヒーをズズってね。西部劇の特徴ですが、割と淡白なんですよいろいろと。西部劇の軸としてそうなんだと思います。メインはやっぱりカウボーイやガンマンのかっこよさ、自由さと昔のアメリカの雰囲気なんですよね。きっと。だから少年との絡みも、悪役も淡白な感じになっています。今の超中心化したコンテンツを消費している私達にとって、この西部劇特有のさり気なさみたいなのが、物足りなさに直結してしまっているのかも知れません。今回の西部劇はまた違っておもしろかったです。

流れ者・シェーンと開拓者一家のこことの交流と緊迫の早撃ちが繰り広げられる名作西部劇

流れ者が人々を苦しめる悪党を倒し去っていく、豪快な勧善懲悪西部劇としての面白さはもちろん、寡黙なガンマンが少年と心を通わせていく繊細なホームドラマとしても傑作。

開拓移民のスターレット家に身を寄せることになった旅人。シェーン。この地では開拓移民と横暴な牧場主・ライカーの間で土地をめぐる諍いが起こっていた。やがて、彼らにもその騒動が飛び火してきた時、シェーンは単身でライカー一味との対決に向かう 

描かれている勧善懲悪の西部劇は多くの作品に影響を与えており、アメリカンスピリットの原点として、正しい大人のあり方として「LOGAN/ローガン」でも引用されている。(U-NEXTより)

 ほんと教科書のような映画のようですね。勧善懲悪ものだそうです。個人的には悪役の言うことも分かるしリアルなので、感じなかったですが。ひどいことはしてました。さすが悪役。

正しい大人のあり方として、ってなんかそういう教え的なシーンはあったかな?笑多分主人公であるシェーンを雇ったおっちゃんたちの悪に負けない態度というか、土地を愛するみたいなところですかね。土地の話をしたら変な女のことが脳裏に浮かびましたが。

わりとオーソドックスな感じですが、ちょっと違うんですよ笑

どんな映画?

まあ上で書いてあるとおりです。あらすじなんてたった4行で2時間全てを表してます。たまにあらすじを読んでて「いや、どうなの」ってのありますが。これはぴったりです。

ほんと基本って感じ西部劇です。クロマキーの青空とか、うっさい馬とか、戦闘シーンって早撃ちだから割とあっさりなんですよね。そんなとこもそうです。ですがキラリと光る初めての要素があったんです。

好きなところ

ここまで3、4作西部劇見てきてこれまでになかったところがありました。上記の通り西部劇の戦いってガンアクションです。しかも早撃ち。大体の映画で主人公が死ぬことなんて無いじゃないですか。「るろうに剣心」の実写でも佐藤健が死なないって分かってるけど、志々雄真が強すぎてドキドキするしかっこいいってなりますよね。結果はわかっていても過程が濃厚だったり、熱かったりすればまあ良いわけですよ。

西部劇の早撃ちシーンは「戦いで魅せる」事において少し不利だと思うんですよね。だから背負ってる責任とかバックグラウンドで重みを出して、一瞬で片がつく。ていう狙いなんだと思います。

でもですねこの作品の最初戦闘シーンが全く違うんですよ。

酒場で争いは始まります。牧場主たちがシェーンをバカにしてそれでキレてケンカが始まるんですが、敵の一番強いやつとぶん殴り合います。ステゴロです。お前らガンマンだろ!と思いましたがロッキーも真っ青な喧嘩シーンです。多分クローズやワーストなどのヤンキー漫画は確実にこれを参考にしてますね。そしてシェーンがボッコボコにするなら分かるんですけど、割と五分るんですよね。骨太なしばき合いが繰り広げられる。

それでシェーンが手こずりながらもKOすると、その仲間が襲いかかる!!でもヤンキー漫画の主人公なので、8人位と対等以上に殴り合うんですよ(笑)後は開拓移民のリーダー・ジョーが助けに来て二人で敵をボッコボコ。背中合わせでニヤッと笑います。

いやVシネかよ。俳優さんは「戦えるか?ルフィ!」って思ってたでしょうね。

 

もう一つは、やっと銃を使ったシェーンが敵を射殺した後、銃をしまうシーン。あれはやっぱメッチャかっこいいですね。あのマグナムをくるくる手で回して、チャカッて収めるの、あれは良いです。オセロットみたいでした。

まとめ

ストーリーも分かりやすくシンプルで、子供とのふれあいもあり、西部劇特有のあの感じもありって感じです。ケンカシーンも迫力があって面白かったですね。

この手の映画はマジで大きいスクリーンで見たいです。小さいスマホの画面だとどうしても、音や顔が見にくかったり、途中でエロ動画探しちゃったりして話に入っていけません。でもこれは一通り触れるための活動なので良いでしょう!!!質も上げていきたいですね!!!!