大学生と名画その23「グロリア」(1980年)
「グロリア」(1980年)
こんにちは。ゼミの論文がうまく書けず、心が擦り切れそうな俺です。今回の映画は「グロリア」です。そんな鬱屈した心を少しだけ晴らしてくれる映画でした。というかガンガン人を射殺していく映画でした。ではあらすじ
リストによると
ジャンル:意外な快作
監督:ジョン・カサヴェテス
主演:ジーナ・ローランズ
コメント: 少年をかばってギャング組織に立ち向かう中年女。カサベテス監督の手腕と女優ロランズの豪快な演技。(カンカンリストより)
ってな感じ。どうやらあの名作「レオン」の元となった作品のようです。僕レオン見てないのでわかんないんですがね。子供と大人が悪い人から一緒に逃げます。
強大な組織に一人立ち向かうタフでクールな婦人を描いたハードボイルド
夫婦であるジョン・カサヴェテス監督と女優、ジーナ・ローランズのコンビが生み出した傑作。子供を守る使命に燃える婦人の不敵な笑みと果敢なガンファイトにしびれる。
組織に狙われたある一家の息子・フィルを偶然預かることになったグロリア。一家は爆殺され、秘密を握ったグロリアとフィルの逃亡劇が始まる。ニューヨーク中を逃げ回るも、次々と追手が出現。グロリアは意を決して組織のボスに連絡を取る。
1980年、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞
アニメとか漫画でもこういう設定はたくさんありますよね。グロリアに関しては、子連れ狼とかから影響を受けているようです。
子供への教育上、果敢なガンファイトをするよりも、走り込みや素振りをしたほうが良いのですが、命がかかっているためちょっと余裕がない。張さんがみたら喝を入れられてしまいそうです。
どんな映画?
今回からはあらすじ補足みたいなのここで書きます。いつもここ書くことねえなとか思ってたんですが、そりゃそうだなって感じ。
ちょっとガキにイラッとしつつ、ガンアクションでスカッとする映画です。
このフィルくんの一家はギャングの会計士をしているお父さんに養われていて、お父さんがちょっとやらかしちゃうんですね。お金関係でね。それでギャングたちが爆弾持ってくる。家族は大慌てです。子供たちは泣き叫んで、パニックパニック。そこで無慈悲なノックが聞こえるんですね。そしたらお父さんがのぞき窓を覗いて、「グロリアだ」っていうんですね。盛り上がりました。コーヒー飲みに来るんですよ。グロチャン。そこで息子を預けて、まもなく部屋は爆破。そこから二人の逃走劇がスタートするのです。
グロリアも堅気じゃないです。そしてガキンチョが嫌い。でもガキンチョのお母さんと親友なんです。息子はただのガキンチョなんですが、少しづつ自分の置かれた境遇を理解していきます。そして二人の親子とも友達とも恋人とも言えない関係が密になっていく。そこも楽しいところですね。
とにかくグロリアの大胆なアクションが爽快です。言っておきますが、見ているテンションと書いているテンションは全く別物ですので。あしからず。
好きなところ
二人共うまく自分の感情を出す、というかフィルに関しては何も分かってないんですが、そういう素直じゃない二人のシーン。
なんか喧嘩しちゃうんですよ。それでグロリアがバーに行くから寂しくなったら来てもらっても構わんけど?みたいな事を言って、結局フィルはどっか行くんですけど。
それでバーテンに「私はやっちゃいけないから、あんた男の子がいるか確認して!!」っていうんですよ。かわいい。
あとはお墓のシーンが好きです。
まとめ
さすがB級名作でした。最後まで見ごたえのある映画でしたね。なんでそこまでして一緒に逃げるんだろ。とか途中まで思ってましたが、なんだかんだいけました。そういう大人と子供が一緒になって~見たいなのは沢山ですよね。まそれほど見たことはないんですが。明日はハリソン・フォードが見れるらしい。