ヒモ夫の日常

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大学生と名画その18「恐怖の報酬」(1952年)

「恐怖の報酬」(1952年)

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著作権の授業のせいで怖くてU-NEXTのスクショだけどこれもヤバそう怖い

こんにちは。なんだかFacebookにブログじゃなくて超くだらない感想書いて、映画の画像だけ張ってるやつって思われてないか、心配な俺です。これは今日の投稿の文章にも書きたいと思います。

今日の映画は「恐怖の報酬」です。その名の通りっていう映画。フランス映画らしく、「ポゴッポゴッ」ッテ発音してました。フランス人のラッパーにハマった事があるのでそこらへんの聞き取りは完璧ですよ。ではあらすじ。

リストによると

 ジャンル:アクション

監督:アンリ・ジョルジュ・クルーゾー

主演:イヴ・モンタン シャルル・ヴァネル

コメント:四人の食い詰め者がトラックでニトロを運ぶ。恐怖の連続にクセのある個性が絡む。吉川チョメチョメ少年も痺れた。(カンカンリストより)

 ちょっと個人名があったので怖くてチョメってしまいました。まさに恐怖の報酬。

超簡潔に書かれていますが、この通り。ニトロというのは「ニトログリセリン」です。なんかダイナマイトとかに入ってるあれですね。あれを2000ドルあげるからお前ら運べよってな感じ。詳しくはU-NEXTにお願いしましょう。

少しの振動で爆発するニトロを運ぶ荒くれ者達を、恐るべき難関が待ち受ける 

アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督による傑作サスペンス。前半で登場人物の性格などをじっくり描写し、それが後半のスリルやサスペンスを際立たせていく展開は鳥肌モノ。

中米のベネズエラ。マリオたち四人の荒くれ者は、500km先の油田火災現場に大量のニトログリセリンを運ぶ仕事を請け負った。少しの振動で爆発しかねない危険な仕事だったが、一攫千金のために命をかけて現場へ向かう。だがその道中には様々な困難が...。

今作は1953年に制作されたオリジナル版。1977にはハリウッドで、ウィリアム・フリードキン監督によってリメイクされている。(U-NEXTより)

 という感じ。昔の映画あるあるでやっぱり貧乏なんですよ。町には物乞いたちがいっぱいです。主人公も漏れなくそう。バーでレモネードを複数人で回し飲みとかしてます。

で。なんで火事なのに爆薬を持っていくのかなんですけど。すっごい爆発するんですよまじで。ニトロって。実際まだ扱い方が定まってなかった時代はしょっちゅう爆発事故が起きていたらしいです。映画でも一滴床に垂れただけでドガーン!って鳴るんですよ。飛び跳ねました。見てて。その爆発の爆風で火事を消そうっていう作戦。いや誕生日ケーキじゃねえからな。まあ水もなかったんでしょうね。

それで、時間も金もないから、専用の運送方法では無理なんですよ。で町の荒くれ者達に「いい仕事アリまーす!!!」って選挙カーよろしく宣伝をする。そこで集まった人に、実は超危ない仕事なんよね^^;って伝えオーディションが開始。そこで選ばれた四人がいくって感じ。

どんな映画?

力(りき)んで力(りき)む映画です。お産ぐらい力みます。さすがサスペンス。力が入る。普通に路運転してるだけでドキドキするんですよね。映画だし展開的にここで爆発したら後の90分持て余すやん、とか思っててもドキドキします。とり方が上手い。そして出発前に主要3人のパーソナリティをほとんど紹介するんですね。もうひとりも超魅力なキャラです。

そして道中で本当の腹の中が顕になるんですよ。その豹変振りというか、死ぬ!が直前に現れた時の人間のリアルさがまたドキドキを加速します。にくいですね。

そして様々な困難が襲います。どれも心臓に悪い。ぜひ体感してください。痺れます。

好きなところ

上でも書いた、もうひとり紹介されることのなかった青年がいます。その青年は若いのに冷静です。そして老いてるのに「お金何に使おっかなーん♪女かなあ」ってなってる10万を目の前にした私達のようなおじちゃんと対比されています。

よく聞けばナチスから逃げてきた兵士?かな。どうりで冷静沈着なわけですよね。「何年生きたかじゃなくて、何を見てきたかさ」っていうかっこいいセリフもアリました。

そして好きなシーン。これトラック2台で運ぶんですよ。二人一組でね。そこでペアの一人が逃げ出しちゃうってところがあって。主人公のマリオがちょっとした砂地の斜面に飛び降りるショットがあるんですよ。そこの撮り方がめっちゃかっこよかったです。飛び降りる瞬間までは普通に引きで映し、地面に着地するときには下からのアングルになっていて、砂飛沫が飛ぶっていう感じです。超迫力がありました。こういう同じ動作を複数のカットで取って繋げることを、アクションつなぎっていうらしいです。あれ2回飛んでるんですよねじゃあ。かわいいなマリオ。ニンテンドーじゃん。

まとめ

ほんとドキドキする映画でしたね。これまたCG無しだし、キャラ描写も相まって非常にスリリングでした。

ラストシーンも期待を裏切らずって感じ。僕は絶対に主人公みたいな運転はしません。誓います。

そして明日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見ます!!只今絶賛「か行」を見ていますが諸事情により明日はバック・トゥ・ザ・フューチャーにします。ではお楽しみに。