ヒモ夫の日常

駄文、愚文

【名画感想・解説その1】Red River「赤い河」(1948年)

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カンカン100プロジェクトとは

大学で某テレビ局の元プロデューサー(今は偉い人)が教授としてプロデューサー養成講義をしてくれる授業があった。(内容はほぼ自慢話と好きな映像作品の話。悔しいけどすごく面白かった)その講義の最後に配布してくれた100の見ておくべき映画カタログである。自粛中暇なので一日一本くらいで見て、感想をここに書いていく魂胆。そうでもしないと見ない。これ。

ということで

このリストの中には五十音順でめちゃ古映画から、2000年代くらいまでの映画が乗ってるので、もうリストの頭から見れるやつを片っ端から見て、忘れないように書いていく。もうこれ勉強。だって今日一日賭けて白黒西部劇見たもん。おもろかったけどね。良いものを作る人は沢山見てる人!って言ってたので。

リスト気になる人は連絡ください!!

それでは行きます。

Red River 赤い河 (1948年)

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びっくりした一発目これで

あらすじ

頑固一徹な老牧場主ダンスンは1万頭の牛を運ぶ、キャトル・トレイルを開始する。牛の大群の暴走、インディアンの襲撃、大自然の驚異、養子のマットとの意見の対立。西部劇ならではの要素をふんだんに取り入れて、ハワード・ホークス監督  (アマゾンプライムビデオより

 アマゾンのあらすじでさえ文末に手を抜く白黒西部劇。つづいてカンカンリストの紹介を見てみよう。

ジャンル:西部劇 コメント:1万頭の牛を大移動させる、ジョン・ウェインの壮大な西部劇。道中は、銃撃戦・恋・親子の葛藤...と見どころがたっぷり。 (カンカン100プロジェクトより 

 だそうです。これフォーマット作って手短に済ませたいですね。あらすじ・一言まとめ・好きなとこ・総評って感じでやっていきます。

 

一言でいうと

男のロマン塊映画」です!というか映画の基礎みたいな映画だなと。(そっこーでブレた)ストーリー構成とか、テンポ、キャラ設定も超オーソドックスで分かりやすい。アメリカのジョークもふんだんに入れられてて、アクションもカメラワークも迫力があった。アクション映画の王道な要素が全部入っていて見やすい。というより昔の名画たちがやってきたことが今の俺らが感じる王道になっていったんだなって言う感覚かな!初めて西部劇で、銃撃戦のイメージだったカウボーイが大真面目に牛を追っててなんだか可愛く思えたし、文字通りだなあって恥ずかしながら思いました。

 

好きなところ

主軸の登場人物の設定が良い!かっこよくて強い主人公、それを慕う事実上の息子、一番年寄で陽気なおじちゃん。見やすい。

日常シーンはコメディ要素が強く、特におじいちゃんがポーカーで入れ歯を取られてゴチャゴチャ言うのが古い映画って感じがする。好き。

そしてヒロインのタバコに火をつけるのがかっこよすぎる。俺もマッチでタバコを吸ってみたい。

名台詞は牛を届けた街の偉い人が言う「男は人生で3回月に向かって叫ぶ時がある。結婚した時、子供が生まれた時、そして大事な仕事を成し遂げた時さ」

サラッと言うけどかっこいいセリフでした。一番の見所はその後に来るんだけどね!

あと牛が多すぎる。CGでやれ

 

総評

テンポ速すぎて笑っちゃうとこもあったけど、まさしくカウボーイ達みたいな映画だった!強くて逞しいけど楽しくて優しいみたいな。白黒で西部劇でって敬遠しがちなジャンルだけど最初がこの名作で良かったです!嫌なイメージがつかなかった。

後割と見てて、展開が予想できたり、見たことあるような演出とかあったけど、当時のエキサイティングなものを今こうやって普通に王道だな!とか言って見れるのが人間とエンタメの進化を感じることができた気がします。

 

名作です!俺も明日からカウボーイだ。